劇場公開日 2019年11月15日

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「悪くなかった」影踏み yuriさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5悪くなかった

2019年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

またまた殺人事件(笑)
予告を観て、幽霊?と思い、確かめるのが楽しみだったのですが、チケットを取ったイオンシネマのHPのあらすじでネタバレになってました。こういうのはもっとボカした表現にして欲しい・・・

山﨑まさよしさんは、ヘタウマな感じで味があります。ずいぶん前のドラマで、記憶喪失のピュアな青年が実は・・・という役をやられてましたが、上手くはなかったけど、豹変した時は、おおっ!と思いました。
尾野真千子さんの高校時代は藤野涼子さんでしたが、「ソロモンの偽証」で主役の藤野さんの成長した姿を尾野さんがやられていた縁なのでしょうか?その時も、別に尾野さんでなくてもいいと思いましたが、あまり似てないですね。
北村匠海さんは、うまい!器用な役者さんです。

内容は悪く無かったです。ノビ師なんて初めて聞いたし。
ちょっと描写が足りないと思ったのは、まず事件の経緯を説明する時に映像でやってほしかったですね。相関図を書いたのを見せられても、まだ名前を憶えてないのにーと思いました。
あと、高校時代の回想シーン。すべてにおいて兄にかなわなくて、辛い思いをしたのだろうと想像は出来ました。でも映像で見せたのが恋愛の部分だけだったので、何だか久子が兄弟を手玉に取っていたみたいに見えてしまったし、失恋だけで荒れてしまった風な見せ方になっていました。これだと母親が思いつめる理由として弱いですね。そうでないことは解りますけども。
でも最後には感動しました。

ちなみに、「ソロモンの偽証」はお勧めしません。
クラスメイトの転落死事件のミステリーに、中学校を取り巻く様々な問題を絡めていて、特徴は、その解決方法がとても変わっている、という映画です。でも盛り沢山で前・後篇に分けたほどには面白くなく、何より、俳優の顔のアップが多いのに、あえて美しくなく撮ったのか、暴力シーンその他が気持ち悪く、大画面で観るのがキツかったです。

ゆり。