「全体的に光がなかった印象。でも、未来へ進み始めている。」影踏み miyabiさんの映画レビュー(感想・評価)
全体的に光がなかった印象。でも、未来へ進み始めている。
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群馬県先行で上映していたので観てみた。
吉川の独白から始まるのだが、吉川の棒読み感がより現実味があるというか、ドキュメンタリー感を醸し出していた気がした。
修一と啓二のコンビが良かった。啓二がずっと「修兄」と呼んでいて、子弟関係?どんな関係?と思ったけど、急に正体がわかって、ハッとした。わかった上で、もう一度最初から観たい。
吉川達を襲った犯人は割とはじめのうちにわかっていたので、それについてはハラハラしなかったけど、他にも問題がいくつも重なっていたので、飽きる事はなかった。
久能については、裏読みしすぎて逆に怖かった。二重人格?久子が騙されてる?修一と同じパターン?と。
葉子がきれいだった。葉子は自分に近づくとみんな不幸になると思っているけど、1番不幸なのは葉子本人だと思った。久子と知り合いになったことで、何かが変わるといいな。
全体的に、予告を見て想像していた内容とは全く違ったけど、面白かった。
啓二の最期、母親役の大竹しのぶさんの気迫の演技がすごかった。啓二が、修一に殺したのは修兄じゃなくて自分自身だって告白したとき、観ていて泣きそうになった。
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