「ELLE」告白小説、その結末 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ELLE
母親との生活を切り売りしてヒットした小説のサイン会に現れた聞き上手の謎の女と親交を深めて行く女性作家の話。
脅迫めいた手紙やネットの中傷に辟易し自作はフィクションを書こうと考える主人公に対し、私小説を書くよう説き促し徐々に親交を深めつつも圧を強めて行く謎の女。
ヒステリックさが増していくと共にどんどん支配下に置いていく様子は何処かで見たことのある作品の寄せ集め感は否めないけれど、なかなかスリリング。
結末はある程度読めるし、唐突さや不明瞭さもあって拍子抜け感や物足りなさも感じたけれど、少し意外なリアクションとモヤモヤ感は好み。
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