劇場公開日 2018年7月6日

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セラヴィ!のレビュー・感想・評価

全60件中、1~20件目を表示

3.5お国柄が見られる結婚式という舞台

2018年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

「最強のふたり」の監督コンビによる、結婚式を舞台にしたシニカルなコメディ。結婚式はわりとお国柄が見える舞台なので、それが舞台なだけで結構面白い。

この映画ではフランスの、いわゆるブルジョワ階級の結婚式を描いている。主役はベテランウェディングプランナー、どこかのお城を借り切って夜通し式を行うという豪華なもの。その結婚式のために集められた連中がどいつこいつもクセのある奴ばかりで、式がむちゃくちゃになっていくというお話。

いかにも鼻持ちならない金持ち風情な新郎、働いているのは多種多様な人種で移民も混じっている。テーマとして前面に押し出してはいないが、今のフランス社会がそこには垣間見える。

監督は結婚式を題材にした理由を、金持ちも貧乏人も一堂に会する社会の縮図だからと語っている。映画が描く抱腹絶倒の笑いには社会に対する皮肉もたっぷり込められている。

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杉本穂高

4.0微妙な笑い、たまに爆笑。ウッドベースが目立つBGMが粋。

2018年7月15日
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鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

「最強のふたり」「サンバ」のエリック・トレダノ+オリビエ・ナカシュ監督(兼脚本)による3作目。移民問題や所得格差などさまざまな社会問題や差別を題材に風刺コメディを組み立てる手腕は健在。

ただ前2作は主演オマール・シーの明るいキャラが魅力の一部になっていたが、本作でジャン=ピエール・バクリ演じるマックスは公私でストレスを抱え苦虫を噛み潰したような表情が長い。スタッフの勝手な振る舞いや雑な仕事でてんてこ舞いするのには同情するが、部下の女性と不倫している点が今一つ共感できないのは日本人的な倫理観のせいか…。

シニカルなジョーク、おバカな笑いが散発的に続くが、気球を使った新郎のパフォーマンスの顛末には爆笑。また、イスラエル出身のジャズベーシスト、アビシャイ・コーエンによるBGMが効果的に響き、終盤のセッション場面での劇中曲も絶品。映画音楽担当は初めてだそうで、今後引っ張りだこになりそう。

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高森郁哉

3.0ドタバタの顛末

2025年10月4日
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本番迫る式場
勝手なスタッフ
自己中の集まり

次から次へと起こる問題
全てが人災、全てが喜劇、
本番になっても続発
さあどうする、どうなる

勘違いと芽生えと恋
カオス状態の結婚式
コメディと思えば解決

最後に持ってきた新婦の気持ち
感動はとらえ方の問題とわかる

フランス式で締めた。

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星組

3.0良かったけど

2025年4月5日
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随分遅くに始まって、随分遅くに終わるんだな。

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ボケ山田ひろし

3.5終わり良ければ総て良し

2025年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

お城での結婚式・披露宴を請け負ったものの、ドタバタでハプニングだらけ、そして寄せ集めのスタッフは揉め事を起こしたり仕事に集中しなかったりグダグダだったりで不安要素しかない中、披露宴が始まってしまう。

後半のディスコサウンドは好きなジャンルだけに楽しく見れた。

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キッスィ

3.5目立たなかった花嫁が最後に全部持っていく

2025年3月4日
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鑑賞方法:DVD/BD
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つとみ

4.0良く練り込まれたフレンチコメディ

2025年2月6日
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鑑賞方法:VOD

「最強のふたり」つながりで鑑賞。
「最強のふたり」とくらべると、本作は一日の出来事が舞台のためどうしても規模感は弱く感じてしまうのだが、面白さとしては負けずとも劣らないデキだと思う。
一見ハチャメチャに感じるが良く練り込まれた群像劇的なストーリーは絶妙だし、登場人物のクセの強さに笑いが絶えない。特に嫌味な新郎のやりたい放題加減には何度も爆笑してしまった。とにかく怒涛のフランス語の嵐は独特な笑いを運んでくる。
そして、やっぱり明るい人々に明るい音楽は本当に映える。お決まりの「君の瞳に恋してる」が流れれば、これでもかというほどに気持ちが上がり一気に感極まる。
フレンチコメディはやっぱり面白い。日本人にもじゅうぶん馴染めてクセになる。

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いけい

4.0お祭り騒ぎで包んだような作品

2024年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

採点3.8
エリック・トレダノ&オリビエ・ナカシュ監督による、結婚式を取り巻く偶像劇。
古城で行われる式を成功させるため、奔走する様をとても軽妙に描いています。
また音楽がとんでもなく素晴らしいんですよ。これはサントラが欲しくなりました。
それは最初から最後までトラブルの連続で、軽めながらテンポも良いです。
エスプリの効いた会話を、ウッドベースの効いた音楽で楽しむ。
皆の色とりどりの人生を、お祭り騒ぎで包んだような作品でした。

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白波

0.5「我が人生!」つまり「他人の結婚式ビデオ」を見せられる事と同じな訳だ

2024年1月21日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5優雅な雰囲気と美しい音色

2024年1月15日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

知的

序盤は登場人物の関係性が上手く把握出来ず、なんだか入りきれない印象だったが…、中盤以降把握して行くと共に本番への焦燥と緊張を感じながらも一員加わった様に楽しめた。
ラストの21分くらいで、“あ、ここで終わっても良かったな…”とも感じた。
しっかりラストまで観るとちゃんとゆったりした満足感得られる。
振り返って考えると、あれ?じゃあ序盤からの準備はなに?……こっちでよかったの?……、と余計な詮索も出てきたりしたけど……。
いろんな感情詰め合わせられた、悲喜こもごもな作品。

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奇妙鳥

3.0「これが『フランス流』!」と思わされる独特なコメディ

2024年1月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

フランス映画、たくさん観たわけではないけど、詳しい説明がされないまま進んでいくものが多い気がする。
人によっては『ヘン』って言葉で表現されるなーんかモヤッとしたまま終わるのも…。
これは日本の映画も近いものがあるような。

お話としては結婚式を舞台にしたシニカルなコメディです。ウェディングプランナーの初老(というには老けすぎか?)の男を中心に繰り広げられるミニ群像劇。
タイトルの「セラヴィ!」は「これが人生さ!」という意味だそうですけど、
まさしくタイトルまんまの映画でした。
三谷幸喜っぽい。そこにちょっと苦味を足したテイスト。

結婚式で次々と起こるトラブル、
頭を抱えたくなるようなリアルでしんどいトラブルと、どうしてそうなった!?と爆笑してしまうような突飛なトラブルがウェディングプランナーのマックスが予想だにしないとこから交互に起こるんですよね。

カメラマンと新郎の母親が結婚式の途中にアプリでマッチングしてヤるって、一から十までいったい何がどういうことなのか
新郎が気球で飛んでいくシーンからの花火乱射そして停電は絶望度高すぎます。マックスの呆然とした表情……死ぬほど笑いました。
私がマックスだったら序盤の方ですべて放り出して逃げてる。マックスはすごい。

こうして文字で書くと派手でふざけた内容に思えますが、映像でみると「これがフランス流か…」と思わされる、現実を見せてくるタイプのコメディでしんどいシーンもあるしわりと単調なので、抑揚のある王道コメディを求めて観たら退屈に感じるかも。

自分はフランスのコメディ映画はプチニコラくらいしか観たことがなかったので、新鮮な気持ちで結構面白く観れました。

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軟水

2.0コメディなのか?

2023年6月24日
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大ヒットコメディ、ということで見始めたのだが、20分くらい?見て全く笑えないのでやめた。
どうやら笑いのツボが人とは違うらしい。。。(笑)

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サニーインティライミ

3.0フランスらしく、愛で大団円♪

2023年5月6日
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鑑賞方法:VOD

フランスらしく、愛で大団円♪

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J417

1.0破茶滅茶

2022年11月18日
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カメレオン

3.5フランス人は独創的…

2021年1月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

5.0まるで自分をみているみたいな最高な作品。

2020年8月9日
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歯がゆいだけの従業員に目を光らせながら、気を使いながら、一人であたふたしている社長。
この社長、すごく理解できる、自分が重なるから笑、ある意味、涙(笑)。
神経使いすぎて倒れるよ、そりゃ..。

でもね、従業員を信じて、任せることも大切なんだよね、ほら、成功したじゃない!

この作品は、どこかの零細企業でも起こりうる、いや、起こっている日常的な風景を、ユーモラスで、優しく、暖かく、描き出している。
笑いながら、ホっとした。

ほんと、社長って大変だもん! 笑。

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miharyi

2.5記憶に残る結婚式?!

2020年7月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

あるイベント会社が引き受けた結婚式の流れを描いたお話。

色々なハプニングがあるのだが、
新郎が風船に飛ばされてどこかに飛ばされた時は、笑った。
でも、日本人では考えられない程フランス人で不真面目な人がいて、
海外で仕事をするってこういう文化の違いもあって大変だろうなと思う。
でも、式場が昔のお城というのは憧れる。

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April

4.0フランス語だらけ

2020年7月14日
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鑑賞方法:DVD/BD
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maru

1.0洪水のようなセリフ劇

2020年7月9日
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鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

4.0ドタバタの果ての大惨事を救った者は

2020年7月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

結婚式を舞台にした群像喜劇だ。ベテランのウェディングプランナー、マックスは、17世紀の古城を借り切っての豪華な結婚式を依頼される。招待客の規模も大きいが、一般的に使われるホテルと異なり、古城には、エレベータが1台しかない、電源容量が小さいなど、さまざまな懸念材料がある。ここぞとばかり、プロ意識の高いマックスは完璧な結婚式にしようと張り切るが、不安なのはスタッフだ。案の定、チーフのアデルはバンドのリーダーと喧嘩しているし、バンドのリーダーは結婚式を自分たちのライブの機会としか考えていないし、臨時スタッフのサミーはシャンパン用のフルートグラスと言われて楽器のフルートを探しに行くし、義理の弟という縁故で雇ってやっているスタッフのジュリアンは新婦となにやら訳ありだし、カメラマンのギイは仕事よりつまみ食いに忙しい。果たして、スタッフのへまが原因で次から次へとトラブルが起こる。マックスの機転と采配でなんとかそれらを乗り越えたかに見えたが、結婚式のクライマックスで、ついに致命的なトラブルが起り、客は大混乱となる。スタッフに対するマックスの怒りが爆発する。しゅんとなるスタッフたち。このまま損害賠償沙汰の大失敗として語り継がれることになるのか。
 マックスの有能さ、プロ意識の高さに比べ、スタッフたちのボンクラぶり、甘さ、真剣さの欠如は目に余る。他人事だから笑っていられるが、自分がマックスの立場だったらたまったものではない。だから、マックスが怒りを爆発させるシーンでは、マックスに同情したくなる。しかし、その後、誰が役に立つかということは環境次第だということをこの映画は教える。結婚式をぶち壊したのはマックスではないが、救ったのもまたマックスではないのだ。そう言えば、教員をしていて、そういう経験を何度もしたことを思い出す。たとえば、東日本大震災のとき。春休み中とは言え、課題活動などでけっこうな数の学生が学内にいた。公共交通がストップし、学生はおろか、多くの教職員も帰宅できなくなった。すると、学校から家の近い学生が、自宅に電話し、帰れなくなった学生を自宅に泊められるように相談し始めた。普段は手取り足取り指示しなければ動けない子どもだと思っていた学生が、誰からも指示されないのに、そんな算段に動いてくれたことが頼もしかった。
 仕事をしていて、「この役立たず」と周囲をつい罵りたくなることが少なくない私のような人間は、この映画を見ると謙虚になり、優しくなれる。マックスがそうなったように。
 なお、邦題の「セラヴィ」はフランス語の「C'est la vie.」、「これが人生さ」だが、不思議なことに、原題は異なる。原題は「Le sens de la fete」(ルスァーンスドゥラフェテ)という。訳すと「祝祭の行方」とでもなろうか。

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モーパッサン