アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌のレビュー・感想・評価
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母親はどうなった???
バ◯テスト連盟提供ですね。
良いじゃん。
でも、このミュージシャンを知らなかった。
キング牧師を継承する団体だから、白人至上主義者ではないが、分派の南部バプテ◯トは奴隷制を認めていた事もある。勿論、今は全く違う。
でも、白人主体のイングランド国教会をルーツとするプロテスタントであるのは事実。
まぁ、それは兎も角、母親はどこに行ったんだ。
男目線で、下手するとウマシカ親父の弁解映画になってしまっている。これがアメリカの自由と民主主義を掲げる民主党の基盤と考えると、共和党とあまり変わらないと感じる。そうさ!TRUM◯は元々民主党だったのだ。
歌はうまいのかもしれないが、最後の独唱の演出は大失敗。せっかくの歌をエコーさせてしまっている。
Amazing Graceは、やはり、アレサ・フランクリンだよ。
エイミー・グラントも知らなかった。
会場に一人も有色人種がいない。
映画の内容は『真っ黒なワンちゃん』だけれどね。
あんたは偉い!の伝記映画。
【暴力的だった父が、癌を告知された事で初めて神を信じ生まれ変わった姿を見た息子が作り上げた崇高な歌が出来る過程を描いた作品。ラストのバートを演じたJ・マイケル・フィンリーの歌唱シーンは圧倒的である。】
ー 名曲「アイ・キャン・オンリー・イマジン」が誕生した理由を、MercyMeのボーカル、バート・ミラードの半生と共に解き明かす。誰もが心を揺さぶられる実話。ー
■暴力的な父・アーサー(デニス・クエイド)のもとで育ったバート(J・マイケル・フィンリー)は、歌の才能を見いだされ音楽の道へ進む。
順調にキャリアを重ねるも、音楽プロデューサー達に厳しい言葉を告げられ、自信を失ったバートは故郷に戻ってくる。
そこで暮らしていたアーサーは過去の自分を悔い、バートと理解しあおうとするが、バートは父を信じられなかった。
だが、父が末期のすい臓癌である事を知った彼は、メモを見ながら歌を再び作り始めるのである。
◆感想
・今作は、実話ベースであるそうだし、アーサーとシャノンとの幼少期での出会いや、暴力的な父との衝突。母の家出など、アーサーが青年期になるまでが一気に描かれるので、ストーリー展開としては、やや粗い。
・だが、その思いを一掃してくれるのが、過去の自分の行いを悔い、あれ程嫌いだった神を信じる様になった別人の様になった父を演じるデニス・クエイドの姿である。
<勿論、ラストのアーサーの満員の観衆の前で「アイ・キャン・オンリー・イマジン」を歌い上げるシーンは、圧巻である。>
音楽の力か神の力か
親ってやつは厄介だ
クリスチャンソングというジャンルが、アメリカのチャートにあるということを、はじめて知りました。
そのジャンルだけでなく、カントリーソングでも、1位をとった曲の実話なんですね。
とにかく、バートの歌唱力に圧倒。
彼の歌唱力を見抜いた高校の先生が凄いですね。
いろんなことがあって、子どもの頃のやり切れない思いと向き合うのには、時間が必要。
時間をかけても、赦せるのは神の存在があるからなのかな?
その文化の違いには、考えさせられるところがあります。
児童虐待は、日本でもあることだけど、「親を赦す」助けに宗教が関わることは、少ないようにも感じるから。
大人は身勝手だな、親は自分のことしか考えていない。死が近くなったから、思い出を作りたいなんて。
バートは、よくぞ、自分の気持ちをぶちまけたな。これが言えれば、歩み寄りの半分は成功したようなものだ。
身勝手だけれども、大人が変われば子どもは変わりやすくなる。変わろうとした、父も偉いかな。
「せっかく愛せたのに、もうすぐお別れだ」切ないね。
いい映画なのに、★少ないのが残念。
アメリカでは、虐待防止の呼びかけも兼ねた映画になっているみたい。
日本もうまく便乗すればいいのに。
歌の映画ではなく、キリスト教映画
キリスト教映画、宗教映画でした。
タイトルになっている歌のファンには、素晴らしい出来かと。
父と子が長年の確執を乗り越え、相手を赦すことができたときにはじめて書けた歌である、という全体の流れは、いろいろな映画で見聞きした範囲しかキリスト教のことを知らない私でも、心動かされるところはあったくらいですから。
なにより説得力のある、歌そのものが感動を与えてくれました。
(昔の)エイミー・グラントが本物ではなかったけど、雰囲気は似せてきていて、クオリティは高い。
歌のシーンが多いので、スピーカーの設備がいい劇場で観ることをお勧めします。
ただ…
せっかくの余韻が台無しになったのは、エンディングテロップあたりで2017年2月「全米祈祷朝食会」での、バートのスピーチが映ったシーン。
これってトランプが就任後初のタイミングで、「教会を政治から締め出す法律を完全に撤廃する」と発言し、政教分離を真っ先にぶっ壊した時のこと。
分断を煽り、白人至上主義・アメリカ至上主義を訴え、カルトなキリスト教福音派の信者が「何が赦すだよ」と。
「まず福音派以外の人間を赦してから、いろいろ語ってくれ」という気分になったりして。
冒頭、10歳前後の子供だったバートが、教会のキャンプに行ったシーンでどの会派か気づくべきだった。
それから、バンドをやってる時に父が癌で亡くなって曲を書いたように描かれていたが、実際はバンドを始める前、18の高校時代に父親は亡くなっている。
『ボヘミアンラプソディ』はじめ、ミュージシャンの伝記映画は史実通りに描かず神格化(というかキャラ化)し、捻じ曲げてでも盛り上げ重視する傾向があるのは承知しているとはいえ、いろいろ盛りすぎ演出しすぎでげっぷが出ました。
さらにエンディングの日本語カバー曲が上手くていい歌ではあるものの、元歌からテーマがずれすぎて、なんじゃこりゃ?と椅子からずり落ちたりもし。
「I Can Only Imagine」という曲が好きな人にはオススメ
立川シネマシティにて試写会鑑賞。予告で分かる通りクリスチャンムービーだが、特にどこかの宗教を信仰しているわけではない自分でも特別何か違和感を覚える事なく普通の映画作品として鑑賞する事ができた。
というのもシンプルにバード・ミラードの伝記映画といった印象を受けた。
もちろん最後は「I Can Only Imagine」の誕生で作品は終えるのだが、それまでの人生の一部をこの作品では描かれている。
父親の日常的な暴力に怯えて幼少期は過ごし、自立した後はそれが枷となり中々良好な親子関係を築く事ができなかった。
父親が末期の癌を患った事を知り、今までの父との苦い思い出を赦す事を決断し父の命付きるまでの最期の時間を過ごした。
その最期の時間を共に過ごす事でこの「I Can Only Imagine」という曲が生まれたという話だ。
「I Can Only Imagine」という曲を知らない僕からすると、バードの生い立ちは映画作品として見る限りはありきたりでありあまり目新しいものはなくあまり興奮を覚えない。
「I Can Only Imagine」の曲とあまり自分の好みの音楽性とは少し異なる為物凄く心に響く事もなかった。
この作品を楽しむには元々「I Can Only Imagine」を知っていて、この歌に心踊らされた者だとこの作品を更に楽しめるのかなと言った印象は受けた。
「I Can Only Imagine」が好きな者には勧めたい作品ではある。
ただ一点、彼の人生において父から受けた言葉が長年トラウマとなる描写がいくつかある。
最後父を赦す事に繋がるのも、そして「I Can Only Imagine」が生まれたきっかけも幼少期の日記の言葉がキッカケでもある。
一つの言葉が人を傷つける事もあれば、幸せや喜びに繋がる事もある。言葉の重みというのはこの作品においては非常に大切なアイテムとなり、そこらは観ていて心躍らされた。
余談になるがエンドロールは日本語版を流す必要あったのかは疑問に感じた。
親も一人の人間なんだと気づく瞬間
ふと、今まで気づかなかった事に気づく瞬間が、誰しもあると思います。
もしその“ふとした瞬間”が神の与えてくれた奇跡なのだとしたら…
見えない力を感じる瞬間の、感謝と愛と恐れと崇拝。
祈りが詰まったクリスチャンソングですが、クリスチャン以外にも響きます。
ラストの展開までドラマティック!
この歌が世に出る瞬間にも、こんな奇跡があったのか!
もちろん歌のシーンは圧巻です。
デニス・クエイドが素晴らしい。
最近だと『僕のワンダフルライフ』の後悔を抱えた孤独な主人公役が心に残っていますが、本作では更に厄介な人物を演じ切っています。
いわゆる毒親ですが、彼自身の苦しみも伝わります。
子供は親のものではない。
親は自分の人生経験から学んだ事を子供に伝えようとする。“転ばぬ先の杖”のつもりで。
そして時として、自分の叶わなかった夢を託したり、夢を見ることを諦めさせたりもする…。
もちろん、自分の中の憤りを子供にぶつけるのはもってのほかで、自分より弱い者を攻撃するのは卑怯でしかない。
でも…“親子”という関係があるだけで、プロフェッショナルな親なんて何処にもいない。
父親も一人の人間。自分の人生に苦しんで、周りが見えなくなっていたのだ…と思える演技でした。
そして、そんな父親を変えるきっかけは息子の歌にあった。
子供の頃に負った心の傷は、どれほど辛く苦しく人生にのしかかってくることか…。
以前、書くことがセラピーになると聞いた事があります。悩みを抱えた心の中の怒りや悲しみを吐露することでストレスが軽減し、更に書き進めることで心の整理がつくそうです。
(確かに私自身もレビューを書く事で頭の中が整理されるわww)
主人公は教会のキャンプで一冊のノートを渡されます。
更に、転機となる人との出会い。
仲間や先生、マネージャー。どれか一つでも欠けていたら、この歌は生まれなかった。
これらの出会いを奇跡と捉えるなら、そこにも神の御技を見ることになる。
自分の心を書き出すことがセラピーなら、絵を描くことや、踊ること、歌うことも、自分の内側を見つめてパーソナルな問題と向き合うセラピーだと思えます。
それらの表現が、他者に向かってベクトルを変えた時、今度は受け取る側の心のセラピーになる。
音楽の力を見せつけられる映画でした。
宗教色濃すぎな父子の断絶と和解
史上最も売れたコンテンポラリー・クリスチャン・ソング「I can only imagine」の誕生秘話…ということだが、曲はおろか歌っているロックバンドも全く知らずに観た。
率直な感想としては、全然ノレなかった。曲が生まれた大きな理由が、断絶した父との和解とのことだが、それも「神によって父が救われた」、「主のおかげで理解し合えた」と言われても全くピンとこない。いやいや、父子が和解できたのは、神ではなく当事者同士の歩み寄りだろうに。
そもそも、宗教を広める目的のプロバガンダ映画にはどうにもうさん臭さを感じてしまう。宗教が関係しない、純粋な父子の葛藤と和解を描いた作品だったらよかったのに。父役のデニス・クエイドがイイ味出してただけに、実に惜しい。
仏教国である日本で、本作を買い付けて劇場公開する配給会社は大いなるチャレンジャーだ。
驚くべき歌唱力だ
これはマーシーミーのライブ(シカゴ)なのでコピペしてきいてみて。
K-LOVE - MercyMe Live Concert from Chicago
Marcy Meというバンドのボーカルである、バートの小学生時代から、『I can Only Imagine 』がヒットするまでを描いた本当の話だとのこと。DVの父親に育てられ、母親も家族を捨てて逃げてしまうという暗い過去の中でそだったバート。でも彼にとって、ただ一つの希望は
音楽を聞くことだった。特にクリスチャン音楽。高校の時、フットボールで怪我をして、グリークラブに入らざるをえなかった。そこで、音楽の先生がバートの歌手としての才能を発見した。
『許し』がこのテーマであると思う。最後まで父親を許せなかったが、父を受け入れた。あの環境に育って、父を許した。今までのバートにあった父への蟠りだったが許すことにより、バート自信に心の平安が生まれ彼自身が救われた。『許し』は クリスチャンの大きなテーマだ。簡単に人を許せないのが一般的だが、この映画から我々も学べる。
このバート役はマイケル フィンレーというブロードウエイのオペラ歌手で、映画に出たこともなければ、ロックを歌ったこともなかったらしい。しかし、バート、本人に特訓をうけて、ロックの発声ができるようになったらしい。驚くべき歌唱力だ。
蛇足
下記の二つをコピーペしてバートとマイケルの歌を比較してほしい。
MercyMe - I Can Only Imagine (The Movie Session - Official Music Video)
J. Michael Finley - I can only Imagine
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