今日も嫌がらせ弁当のレビュー・感想・評価
全28件中、1~20件目を表示
涙腺決壊
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反抗的で口もきかない高校生の娘に対し、娘の嫌うキャラ弁を毎日作る母。
態度を改めるまでは毎日それにすると宣言した。
そのキャラ弁は、出来が素晴らしいため毎日クラスメイトの注目の的になる。
卒業が近づいた頃、娘は好きな幼馴染にキャラ弁を作りたくて母に教えを乞う。
母子久々に心が通じたが、実は男には彼女がいて失恋。さらに就職にも失敗。
母は励ますために「意味のない努力などない」的キャラ弁を作る。
それを見て娘がヒステリーを起こしてぶちまけ、また元の木阿弥状態に。
やがて母は脳梗塞で倒れて入院、娘は何とか就職が決まる。
卒業式の日に母は病院を抜け出して最後のキャラ弁を作る。娘は感動した。
そして島を旅立つ日、キャラ弁を人づてに母に贈る。感謝の手紙を添えて。
いてもたってもいられなくなった母は娘を見送りに行く。
港には間に合わないので船の通り道へ。遠く離れての見送りになった。
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いやー、泣いたわ。篠原涼子はハマり役やったと思う。
お茶目な感じだが一途で母性にあふれ、一生懸命に手の込んだ弁当を作る母。
親の心子知らずで、それをただただうっとうしがる娘。
こんなええ母おらんと思うで。しかも子供の教育費のために仕事を掛け持ってるし。
「最高に怖い母」の設定だったが、篠原だけに愛情や優しさの方が強く感じられた。
なのに娘は何がそんなに不満だったんだろう?そこだけは最後まで分からんかったわ。
でも芳根ちゃんもその不器用な役がハマってたわ。
てかもうとっくに20歳過ぎてるのに、高校生だけでなく中学時代の役も違和感なし。
舞台は八丈島。最後に芳根が島を出る時、今生の別れみたいな雰囲気やった。
何で?飛行機で1時間みたいやで?年1回くらいは帰省せんのか?(場)
そのへんがツッコみたくなった部分やな、まあ細かい点ではあるが。
八丈島人としてのアイデンティティは?
旧国営放送の朝のドラマ見たいな散文的な、テーマのはっきりしないお話。なんでも良いが、食は味と安全に在り。勿論、見た目じゃない。
しかし、Facebookが『友達?』とか勝手に配信してくるが、どうやって止めたら良いのだろう?こう言ったSNSに自分の顔を平気で載せられる人が羨ましい。僕は恥ずかしくてそんな事は出来ない。
まぁ、俳優なんてそのくらいの自己表現出来ないとなれないんだろうね。
配偶者が亡くなるケースで、シングルになることは非常に少ないはずだ。八丈島って信号無視する程、信号あるのか?設定が甘い。
地産地消と言われるんだから、結論は最初から分かっているし、高校卒業して『企業の為に働く』って考えは非常に危険。この母親の健康とかどうでも良いが『八丈島に残る術を考える』最低でも、そんな映画にしてもらいたいものだ。この映画じゃ、八丈島は東京でも田舎だ。若者は本当の東京へ出て行って戻って来ない。そして、
この後、成長した少年少女は島を離れて、代々木の廃ビルで『天気●子』に出会うのだ。安易な『家族の木綱』は続く。『家族って遠くにいて思うもの』まぁ、どうせみんな死んでしまうんだがら、それも間違いじゃ無い。家族と言えど、一期一会だと知る亊になるのが、早いか遅いかの違い。
結論 母親もお姉さんも八丈島を出て働くのが最良の解決方法じゃないかなぁ。
ストーリーはありがちだが見せ方が下手くそな映画
今更見ましたが面白くなかったです。
ストーリは日本の映画ってこんな感じって思えるような先が読める展開でしたが、見せ方や台詞が酷すぎて見ていてイライラするシーンもたくさんありました。
キャスティングは悪くないと思いますが、娘の姉妹が似てなさすぎて親子って言われると違和感があります。
読者の男の人の子供がお弁当をずいぶん前から食べていないシーンは本当にいらないと思います。
解決が早すぎて置いてけぼりでした。小さい子供はこんなもんだと言われれば確かにと思いますが、映画なんだからもう少しいいシーンにしてほし買ったと思います。
最後の高校卒業からの上京までのスピード感が速すぎてなんで親が入院してるのに子供は先に行ってしまうのか、なんだかんだお見送りはちゃんと行くものだと思っていたのに行かないのか?、と思ったら行くのか、
で最後の日本映画あるあるシーン
何でもかんでも映画あるあるを入れればいいってもんじゃないし、あれじゃ感動できない
寝る間を惜しんでのキャラ弁
働きづめの上に、寝る間を惜しんでキャラ弁作り。自分の健康より娘とのコミュニケーションを取る。親の愛は凄いですね。んー、だけど、無理しちゃダメだよなーと思ったりも。複雑。親子愛は泣けますね。
愛情メッセージ
おふざけコメディかと思っていたら八丈島在住のkaoriさんの実話と知って驚きました。
いつ寝ているのだろうと心配になるほどの頑張り母さん、そりゃー倒れもするでしょう。
愛情表現って単純なようで難しかったのですね、子供にしてみればお節介に思えるのかもしれません。素晴らしいのは子供と同じ目線、土俵で意地の張り合いという所でしょうか、恩着せがましい言葉がひとつも聴かれないのも親の矜持として見上げたものです。
世の中の頑張っている親御さんたちの励みになるような元気をもらえるお話でした。
家内との初デートでお弁当を持ってきたのには感動しましたが後で聞いたら実はお母さんが作ってくれたらしい、そういう奥さんも今では大ベテラン、すっかり胃袋を掴まれております。
母ちゃんですごいよな
普通娘の反抗期に対して嫌がらせで返すっていうのがなかなかないんじゃないのかと思う。それもキャラ弁ていう形で。
キャラ弁のネタには心底驚かされそしてお母さんの毎日5時に起きてでもやってやるという覚悟と執念は娘を愛してないとできない芸当である。
ラストの弁当はありゃ誰でも感動する。今まで反抗期続けた甲斐があったもんだ。
本土の東京に住む人間のためふと作中思ったが、八丈島の人からしたら東京に住んでるっていう意識あんのかな?
より美談にしようとするのはやめよう
う〜ん!ネタバレは嫌なのだけど、最後の病院を抜け出して…っていう展開が大嫌い!ああいうのを美談に仕立て上げるのは果たしてどうなんだろう?病院を抜け出さないとだめなの?感動出来ないの??
ラストの弁当はすごかったし、三年間作り続ける事には本当に尊敬する。でも、シングルで自分が死んだら子供は親がいなくなってしまう事をもっと考えて欲しかった。
口を聞いてくれない娘と取るコミュニケーションの手段として弁当を使うというのはおもしろかったです。
それが子供に伝わるまでに三年ほどかかってしまったけれど、子育てって時間がかかるものなのかなと思いました。同じ反抗期の子供を育てている人には、ここまで親近感を感じる映画はないと思います。
母親はブログをやっていて、双葉のクラスメイトも周知のようでしたが、それはどうなんだろう。ブログに載せたい母親の気持ちはよく分かりますが、よけい娘が離れていきそう。失恋した翌日に「無駄なことはない」なんて嫌でたまんないなぁと。友達にも「何かあったの?」と聞かれるだろうし、この弁当もブログに載せるんでしょ?と思いました。
ラストのシーンは、船に乗った双葉と母の別れは…「あれ、見える設定なの無理じゃない?」と思いました。
だって、篠原涼子のすぐ後ろからの船を写した映像ありましたが、すっごい距離で全く持って見えない…。
あとは、ブログ読者のシングルファザーがリアリティなかったのが残念。
最初に作ったキャラ弁がよれておばけみたいになったのを見てお友達の大半が泣いてましたが、普通泣かない。泣くとしたら本人、お友達は「おばけ、汚い」などの非難を言うのが正当な反応だと思いました。
子供がこっそり弁当を捨ててたのを親も先生も気づかなかったのにも引っかかりました。お弁当食べなかったら、不機嫌になったり何かしら出てくるんじゃないかな…。
大筋はいいと思います。篠原涼子きれい過ぎますが、芳根京子と共に親子バトル繰り広げて好演していました。
双葉の特に何もトラブルないけど、もやもやする〜というのもすごく伝わって来てよかったです。
素敵な映画です、すごく
篠原涼子さんの演技が個人的に
すきなのですが、良い母ですね。
さいこうです。愛情溢れてます。
娘の反抗期をキッカケに
キャラものは卒業と友達に言っていたのを聞き
高校生活のお弁当を毎日キャラ弁にして
母親の愛のこもった嫌がらせがはじまります。
3年間続ける母、3年間嫌がりながらも
しっかり食べる娘。
後半では娘が謝り仲直りしたけど
お弁当は続きます。
本当に愛がこもった作品だなぁって思いました。
娘さんにちゃんと伝わってましたね。
お弁当のクオリティや、ごはんがおいしいとか
なんだかキャラ弁を作りたくなる映画ですが
シングルマザーや、シングルファザーも題材になっており
家族愛、親子愛、家庭のこともたくさん
つまってあた映画でした。
ラストスパートの方で篠原涼子さんが
軽度の心筋梗塞に見舞われたところとか
胸が痛くて、自分の母親に重ねてみてしまいました。
いつ何が起こるかわからない世の中ですし
大事な人を大事にしないとなって
改めて考えさせられました。
無駄なことはないとわたしも思います。
見てよかったです。
みなさん、演技が自然でとても
見やすいのもあり、素敵でした。
下の子って自由。
お母さんに身体を壊すくらい手をかけて貰っているのに、家計のことも考えればわかる年齢のはずだし、幼少期からお姉ちゃんも自分の気持ちはそっちのけでお世話してくれているのに、なんだあの態度は。
甘えたい幼少期に母親に甘えられなかった代償に反抗期が激しかったのは理解できるけど、目の前のお姉ちゃんの気持ちになったことあるのかな?あったら思春期でもそんな態度取れないんじゃないかな?と見てしまった。
キャラ弁そのものを、非効率かつ衛生面も気になるなと見てしまうタイプなので尚更、お母さん、そこに手間を割くなら、身体を休めたり、娘がイライラしないカルシウムやナッツなど、栄養価を重視してお弁当作ったらどうだろう?と思ってしまった。
篠原涼子が生活感のあるおばちゃん役が似合いすぎていて、個人的にはデキる女イメージよりずっとこっちタイプと見ていたから、そうそうこれこれ!という感じ。
いつ見てもきっちりこなす芳根京子ちゃん、すごいなぁ。
アイデア凝らし、ウザさ嫌がらせ飾り付け、感動と愛情特盛りの一品!
お母さんの事、だぁ~い好きっ!
…なんて言ってたのも、昔。
夫が事故死してから、働きながら、女手一つで二人の娘を育てるかおり。
長女・若葉は家を出、今は次女・双葉と二人暮らし。
高校生になったその次女が…、只今反抗期真っ只中。
話はしない、話もしない、無視してばかり。何か用がある時はスマホで。
そんな態度を取り続ける娘へ、母親もやられたらやり返す!
その方法は…
娘が嫌がるようなキャラ弁を毎日作り続ける!
ブログから書籍化もされたエッセイを基に映画化。
キャラ弁を通じて描かれる、風変わりで温かい感動の母と娘の物語。
ユニークで趣向を凝らしたキャラ弁の数々!
最初は可愛らしいデザインだったのが、貞子デザインや永谷園のお茶漬けデザインや一発屋芸人デザイン。
果ては、「お皿片付けろ!」のメッセージキャラ弁。
アイデアやバリエーション豊か。
時々ネタに困ったりもするが、これを毎日毎日。
頭下がるが、同時にウザさも飾り付け!
快活な母かおりは、篠原涼子のイメージにぴったり。シリアスな役もいいが、やはりこういう役こそハマる。
これに対し、娘役も巧くてはならない。芳根京子が年頃の娘のイライラや複雑な心情を、ナチュラルにキュートに好演。ますますファンになっちゃう!
母親似の快活な性格で、松井玲奈も長女を好助演。
序盤は母親の頭に鬼角が生えたり、漫画チックな笑い。
笑わせる所はベタに笑わせ、泣かせる所はベタに笑わせ、所々演技も演出も描写も大袈裟。
監督はTVドラマで『特命係長・只野仁』や『時効警察』を手掛けた人。ああ、何となく…。
この手の作品定番の、終盤母親が…という展開。
佐藤隆太演じるシングルファーザーとの関係を賑わせるエピソードは少々蛇足。
おそらく、大胆脚色もされている。
でもコミカルに、温かい感動とハートフルに、例えベタであってもこういう作品は心地よくて好き。
舞台の八丈島の雰囲気も温かい。
よく母と娘は姉妹や親友のように仲がいいと言うが、無論全ての母娘がそうとは限らない。
男には分からぬ母と娘の複雑な関係。
母と娘だから、同じ女同士だから、言いたくても言えない事、伝えたくとも伝えられない事…。
そんな歯痒さの解消が、キャラ弁となる。
ウザくて、「何これ!?」と思っていたキャラ弁に対し、「何なの、これ!?」と詰め寄りながらも、久々の会話。
双葉はとある人へメッセージキャラ弁を作る為、母に教えて貰う。このシーン、ジ~ンと来たなぁ…。
そして、母親が込めたメッセージ…。
後悔なんてない。
これは、母かおり自身にも言える。
後悔なんてない…と言っておきながら、かおりは後悔の連続。
まだ娘たちが幼い頃、養う為とは言え、働き詰めでいつも一緒に居てあげらる時間が無かった。
母親としての自分は正しかったのか…?
それでも、娘たちの枕元に置いた手紙、そしてオムライス…。
正しかったかどうかは分からないが、常に真っ正面から全力で向かい合ってきた事に間違いはない。後悔はない。
高校生になってからクールにキャラ変したつもりの双葉だが、払拭し切れぬ幼さや未熟さ。
迷走中(?)のような心情のポエムを書いたり、淡い片想いが儚く…。
自分に自信無く、将来の夢も漠然と。一応就活するが、結果は…。
でも、やがて見付けた自分のやりたい事。
食べ物も、食べる事も大好きなので、食品関係の仕事に就きたい。
そのきっかけは、言うまでもない。
毎日毎日母親が作ってくれた、ウザさと嫌がらせたっぷりの手作り弁当。
嫌なら食べなきゃいいのに、いつも必ず完食。
食べなきゃ鬼(=母)に負けた気がするとは言っているものの、本作は母親が作ってくれた嫌がらせ弁当が大好きで食べたいんだよね。
意地張ったり、素直になれなかったり、思い返せば後悔ばかり。
でも、本当は…。
それを繋げてくれた嫌がらせ弁当。
嫌がらせ弁当が本当に美味しそう!
食べるのが勿体無いくらい。
私も高校の時、今は亡き母親が弁当作ってくれたが、それをぼんやり思い出した。
例え質素であっても、有り難みと勝るものナシ!
ウザさ飾り付け、アイデア凝らし、メッセージと感動と愛情特盛り。
お弁当も、作品も!
あ、ここも東京か!
泣けます!笑えます!最高です!
ラスト20分、泣きました。
涙が止まったと思ったら、また溢れて、その繰り返しです。
もう止まってくれないんです。
表彰
娘殿
あなたは嫌がらせ弁当を残さず3年間食べ続けました。
その忍耐を称えここに表彰します。
母
これをみて、みんなの動きが止まって、
芳根京子ちゃんが泣いて。
涙腺崩壊です。
みてない方、絶対みたほうがいいです!
あえてネタバレで伝えたい!
ネタバレをチェックすると一覧で内容が見れないのでなるべくネタバレなしでレビューを書いていますが、この作品に関してはあえてネタバレにして魅力を存分に伝えたい!
まず、主人公・双葉の思春期を怖いと思ったり嫌悪感を感じたりした人もいたようでしたが、こんなの養育現場で働いている私から見たら本当にかわいらしいもの!とつぜんのキャラ弁攻撃に「うざい!本当にうざい!」と言いながら毎日完食(笑)かわいいとしか言いようがない!卒業式の弁当なんて、縦50センチ、横1m、推定重量5㎏(もっとかな?)という不条理な弁当を渡されても「重い!」と悲鳴を上げながら持って行ったわけですよね。内心、最後のお弁当に期待しているのです。そんな姿がほんとうにかわいいですし、コミカル(この映画のおもしろさはわかっているのにやらかしてしまうところ)なわけで、そんな中、あの“卒業証書型弁当”にやられるわけです。何の前触れもなく見たら「はぁ!?」と思うしあるいは爆笑場面かとも思うのですが、今までのキャラ総出演か?とか予想していた双葉も観ていた私たちも虚を突かれ、なおかつ今まで完食していた娘をきちんと評価していた母の気持ちを知って私も双葉も号泣してしまうわけです。(映画で涙がにじむことは多々あれど、ぶわっと溢れたのは久しぶりのことでした)
この映画は八丈島という環境や母子を囲むまわりのキャラたちも感動へと導くすばらしいものになっています。長女・若葉は、自身も家庭を任されたりしてひょっとしたら反抗期を経たのかもしれず、それをくぐって母の思い、妹の思いを理解して、その間でお互いの気持ちを受け止めてひょうひょうと言葉を交わす、とても重要な役割をこなせているのでしょう。キャラ弁を見て盛り上がるクラスメイトや思わせぶりな幼馴染も、八丈島という限られた空間でずっとともに育ってきて、家庭環境とかも知っている間柄だからこそ、茶化したり、変に「親マジうざいよね」などと肩入れしたり、(妬みから)ディスったりされずに、一緒になって今日はどんなキャラ弁か期待して写メ撮って、書かれているメッセージに対して考えたり「食べた食器を片付けないのは良くないと思うぞ」と意見したり等、“こんなの楽しんじゃえよ”という雰囲気を出してくれているのでしょう。双葉の完食も、彼らの雰囲気作りがあってこそだと思います。なので彼らの勘違いからの告白失敗も、彼らのせいにはできず、自分の中で消化するしかなくてそこは苦しんでしまうのですが…。
そんなこともあって、双葉の最後の手紙は、ずっとそう思っていたことを知ってましたよ、という気持ちになっていて、ここは泣けるというより、ほっこりしていました。
子育てに人それぞれ悩むと思うし、やり方もわからず途方に暮れるかもしれませんが、大事なのは思い続けること、もっと距離を取って見守っていたとしても、全力でそれをすれば不正解ではないし、今回のようなウザい方法も、思いを切らさなかったことが良かったと思います。というか、そもそもこの子は母への感謝を切らせたことがなかったんじゃないでしょうか?
養育にかかわる仕事をするものとして、たくさんの思いを受け取ったので長文になりました。いい映画をありがとう!
若すぎるねんなぁ…
ストーリー良し、出演者良し、キャストのキャラクターも良し。
ただ、篠原涼子が若過ぎて芳根京子の母親に見えへんねんなぁ…
芳根京子は殻を破ったやさぐれ感が良かった!
ラストの出逢いで、これから家族経営のレストランストーリーが始まる!いや、始まらない!(笑)
反抗期娘に対抗してのお弁当サイコー👍
反抗期のわりには直ぐに起きないとか口も聞かずにLINEで雨が降るから車で送れとか今どきな子供だなと😅✋
お弁当で対抗するお母さん役の篠原涼子の面白かったし、よく3年間も嫌がらせお弁当作り続けたと関心🙋
森三中のせいで篠原涼子が友近に見える
ような気がする…(続きは後述)
ネット発のコンテンツの映画化。最近多いケースと見受けられる。
キャラ弁という少し変わった題材にスポットを当てた作品。
本来子供に人気のキャラ弁を反抗期の娘に作ってあげて嫌がらせしつつ娘とのコミュニケーションをとろうというドラマである。
お話しはストレートで、捻りがなく予告編でおおまかなストーリーが予想できる。順風満帆ではないが高校3年間で娘の成長を描かれている。何といっても娘との距離感が子育ての難しさを物語っており、同じような経験をした子育て世代、とりわけ主婦層には多くの共感を得たであろう。
彩鮮やかなオムライス。しかしそれには家計の事情もあったというくだり。主婦なら誰しも頷くシーンであろう。父親を失い母の手一つで二人も育てるのは容易ではない。
そして一番の魅せ場はやはり娘と激しい喧嘩のシーン。お互い感情が爆発し、怒鳴り合い挙句に襖を破壊するほどの大喧嘩。あの長回しはよくできていたと思う。
また、対になるようにシングルファザーの親子も登場し、父親目線でのフォローもある。子育てに苦心するも子供からは理解されないという切実な父親の描写は胸に迫るものがある。子供に言い訳はできないという台詞の重みにしばし息が詰まる。
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エグゼクティブプロデューサー
吉なんとかさん
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まだ終わりじゃないです。
以下雑記。
全体的には2時間ドラマと言った感じでお金に余裕がある人が映画館、それ以外はテレビまたはレンタルという日本映画である。決して悪い作品ではないが昼の3時にテレビで流れていたら十分と言える。
とても良い話だっただけに個人的にはもう一押しと言った感想だった。
所々脚色というかテロップやギャグが多めで感動話なのに茶化された感じが残念。
バラエティー番組のノリというかシリアスな部分にコメディで水を差されたようで微妙である。
冒頭の娘を起こすシーンの変なダンス、ちょっと弱い。目覚まし時計を何度も見せるのは少しクドい。そんなに笑いが取れるようなシーンでもないのにここに時間を割く理由は無いと思う。
ギョサンと言ったご当地ネタも情報番組のようで映画には不要だと思う。視聴者に語り掛けるメタ演出は本編ではなくDVDのオマケコンテンツのようで少し違和感を覚える。
あと日本映画でありがちなのが芸人の出演。もちろん芸人そのものは嫌いではないのだが、芸人にはその人個人のキャラクター性が強く、作品の中で浮いてしまうのが難点。
確かに少しでも話題性を高め数字を取りたいのは分かるのだが、、、
居酒屋で森三中が飲んでいるシーンは明らかに誰よりも強烈なインパクトを与えている。今作で一番心に残ったシーンは、と聞かれたらキャラ弁よりも森三中が居酒屋で美味そうに鍋をつついているシーンなのである。そのせいで篠原涼子なのか友近なのか分からなくなってしまう。後ろにゆりあんが紛れていてもおかしくないだろう。まるでグルメ番組のロケの雰囲気である。
また肝心のキャラ弁も芸能人ばかり。スギちゃんダンディー小島よしお…このメンツだと、ああ予算の関係なんだなと分かってしまう。
お茶漬けやボンドもキャラというには少しパンチが弱い気がする。どうせ映画なのだから任天堂や小学館、ディズニーと言った大手のキャラクターも使わせてもらえるよう打診できなかったものだろうか。
どうもぱっと見すごいと感動するようなキャラ弁ではなかった。
そもそも映画のポスターも篠原涼子がフライパンを持って腰に手を当てているというキービジュアルである。これではフライパンで格闘でもするのかな、旦那が外食ばかりしてメタボって来たから健康のために弁当でも持たせるのかなと思ってしまう。何の映画なのか全く視聴者に伝わって来ない。実際、知人に勧めてみたもののタイトルだけで変な映画だと笑われてしまった。やはり第一印象が重要ではないだろうか。
せめてポスターにだけでもキャラ弁を全面的に押し出していれば映画館でポケモンやディズニーの映画を見に来た家族連れにも興味を持たれたのではないだろうか。まず子供が見たいというような映画ではないのだ。しかし子供が見てもすごく感動できる話ではないだろうか。ぜひ思春期の青少年に観てもらいたい作品だと思う。
この辺り広告代理店なのかテレビ局なのか分からないが、芸人ありきでまったく視聴者の期待とは逆効果の広告展開の古い体質からそろそろ脱却すべきではないだろうか。
仮に芸人を起用するなら芸人の普段のキャラとは違うキャラにするなど、個性に引っ張られないような配慮が必要だと思う。
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エグゼクティブプロデューサー
吉なんとかさん
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二回目はさすがにしつこいと思う。
今作で残念だったのがキャラ弁というテーマがボケてしまっているように感じる。
その原因は映像にするには食べ物というのはすごく扱いづらいものなのだろうなと感じる。主婦がお弁当を作るならいいのだがそれを仕事とするとコストの合わないものになってしまう。
撮影中ずっとテーブルの上に置いてあれば乾燥してしまうし見栄えも悪くなる。1枚の写真では鮮やかではあるがカメラの前では1秒を争う戦場となる。NGが出れば同じものを作り直さないといけない。
そう考えるとどうしても芸人のシーンで尺を稼ぎたい思惑が見えてしまう。
重要なのは弁当そのものではなく、弁当を美味しそうに食べる人間のシーンである。グルメ番組も食べているレポーターのリアクションが肝心なのである。
普段ムッとした表情なのに口に運んだ瞬間表情がほころぶようなシーンがあればもっと印象に残っただろう。最後の卒業式のお弁当でようやく涙するのだが、それまでの過程がもう少し丁寧に描かれていればよかったと思う。
完成した弁当の絵面は最初だけでいいので箸で口元に運ぶシーンだけなら弁当を映す必要は無いのでそこまで難しくないのではないか。
森三中の方がずっと美味しそうに食べていたのは残念。
ただ今回この映画を観て損だったとは思わない。むしろ大きな感動を得られてとても満足である。
娘も自分なりに努力したが報われず、さらに自暴自棄になってしまう展開は思わず胸を締め付けられる。父の死に失恋に就活失敗、これだけのことが10代という多感な時期に一気に押し寄せてきたら自分なら立ち直れないかもしれない。
ただほのぼのとした日常ではなく、人生の厳しさを残酷なくらい有りのままに。
「無駄は何もない」とても心に残る台詞だった。
偽エンドロールは無駄なシーンだった。
篠原涼子の愛らしさと、芳根京子の意外な可愛らしさ
篠原涼子(45歳)。アイドル出身で、この歳まで主役を張れる稀有な女優のひとりである(多くは20代で使い捨て)。実年齢より若く見える美貌と、愛される親しみやすい空気感が魅力である。
日本レコード大賞(ミリオンセラー歌手)だけでなく、昨年の作品「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(2018)、「人魚の眠る家」(2018)などで、日本アカデミー賞(優秀主演女優賞/優秀助演女優)の栄誉も加えた。
シングルマザーの母親と、まともに口もきかない反抗期の娘。同級生の前でクールに振る舞う娘に、子供っぽいキャラクター弁当を持たせるという、"嫌がらせ"で始まった。
食べ残したら負けを認めることになると考える娘の意地との張り合いは、高校3年間を通して繰り広げられる。やがてキャラ弁そのものが、母娘の会話の代わりとして、コミュニケーションツールになっていく。
キャラ弁をめぐるブログ・エッセイからよくぞここまで話をドラマティックに膨らませた。脚本を原作者に持ち込んで映画化交渉をしたというエピソードも納得である。
娘の卒業式と、八丈島から本土就職への旅立ちの2段階泣かせという、圧巻のクライマックス。
篠原涼子の主演で良かったという印象と同時に、長女役を松井玲奈、そして反抗する次女・双葉を芳根京子が演じ、しっかりと支えている。
芳根京子は「累」(2018)のオトナっぽいイメージがあったが、まだ22歳。高校生役は結果オーライどころか、むしろ可愛い。ちなみに篠原涼子のドラマ代表作「ラスト♡シンデレラ」(2013)に、実は芳根京子は出演している(親友の娘役)。
監督の塚本連平は、知英(ジヨン=元KARA)主演のコメディ「レオン」で軽快な笑いを演出している。今回もキャラ弁のCGアニメーションや、弁当キャラクターとなる少し懐かしいお笑い芸人のギャグを絡めて、コミカルなノリを持ち込みながら、ドラマティックなエンディングでメリハリをつけている。
映像は、八丈島の大自然をとらえているものの、アスペクトはビスタ、音声がフロント3chのみ(またはサラウンド感がまったくない)。製作費の関係かもしれないが、ロケーションをもう少し活かしてほしい気もする。
(2019/7/5/TOHOシネマズ日比谷/ビスタ)
キャラ弁を通じての意地の張り合いが愛おしい♪
美味しそうなお弁当に自然豊かな風景。面白そうな設定で気になってた作品を期待して鑑賞しました。
で、感想はと言うと…すっごく面白い♪
面白くて、心がなんか洗われる感じと暖かくなって、涙が溢れて、感動してととても良い作品。
娘の双葉は母親のかおりについ素っ気ない態度を取りがちになる思春期で反抗期の高校1年生。シングルマザーのかおりはコミュニケーションを取りたがらない双葉にワザとウザがられる様なキャラ弁を毎日作る様になる。
手の込んだキャラ弁にウザいと思いながらも、クラスメイトには大人気。
キャラ弁を通じての嫌がらせなコミュニケーションが幕が上がる…
10代の反抗期って、なかなか素直になれない気持ち、すっごく分かります。
それを母親が手の込んだキャラ弁で対抗すると言うのがナイス♪
実話を元にしているとしても、これだけでぐわっと魅了されました。
この作品、会話のテンポが凄く良いんですよね♪
また、小ネタも効いてて、キャラ弁のお笑い芸人さんのアフレコも楽しい。
八丈島の風景も良くて、なんか心が豊かになる感じ。
また八丈島の風景も相まって、登場人物が皆良い人なんですよね。
特に双葉のクラスメイトが皆良い奴ばっかり。こんな高校時代なら良い青春を送れますよ♪
東京都内であっても、就職をする時には23区に上京するかは大きな選択を迫られる。それが物語のアクセントになって、青春映画としても成立させてます。
篠原涼子さんの母親役がとてもしみじみ良い。
初期と言えど、脳梗塞で母親が倒れたら、誰だって上京を諦めるのに、娘の門出に敢えて厳しい態度に出る。ファンキーで可愛らしい良い母親を演じられてます。
ただ、退院直前とは言え、最後のお弁当作りは止めて! もうハラハラドキドキしましたw
次女の双葉役の芳根京子さんも凄く良い。篠原涼子さんに少し似てるかな。多感な年頃と良き娘を上手く演じてます。
松井玲奈さん演じるお姉ちゃんの若葉が良いバランスで二人をサポートしてます。
佐藤隆太さんと篠原涼子さんのブログを通じての関係はラスト近くまで観たら、なんか消化不良な感じでしたが、エンドロールの最後で納得♪
この形なら文句無しです。
佐藤隆太さん演じるシングルファーザーの岡野信介の息子の健太郎役の鳥越壮真くん。良い子です。こんな息子なら“お父さん、頑張るよ!”となりますわな♪
お弁当って普通に作るだけでもかなりの手間で、それに色彩豊かになんて、更に作るのに手間が掛かるだけでなく、材料費もかなりの出費。
その上キャラ弁なんて、大変この上ない。
タコさんウインナーの目玉1つ作るだけでもスライスチーズが必要って普通なら無駄も出るし、面倒くさい。
キャラ弁を作るのが楽しいのも分かるけど、この行程をこなすには愛情が原動力としか言い様がない。この歳になって分かりますが、ホント頭が下がります。
母親が作ってくれたお弁当にこんなに手の込んだ物の記憶は無いんですがw、それでも今に思うと毎回お弁当を作ってくれた事って凄く有り難かったかなぁとしみじみ思います。
また、せっかくお弁当を作ってくれたのにキツい事を言ってしまったりと、この作品を観て思い出して、なんて自分は親不孝なんだろうとつくづく思いました。
今ならお弁当を作ってくれた事だけでも十分感謝なのに、若さゆえの過ちなんて言葉だけで片付けられない、自分の馬鹿野郎加減にホント後悔します。
そんな観てて自責の念に苛まれても、ラストになっての感動に大号泣。
双葉が卒業式の時に開けた特大のお弁当には涙が溢れました。
また、信介の息子の健太郎がパパに“また平仮名のお弁当作って。僕頑張るよ”にも泣き。
双葉がかおりにキャラ弁を作って、お弁当に添えた手紙にも泣き。
ラストの双葉が旅立つシーンにも泣き。
そして、エンドロールの最後にかおりと信介の待望の出会いで大団円。
ラストは泣きの連続です。
あと、八丈島の車のナンバーは品川ナンバーと言うのも勉強になりましたw
笑って、泣けて、ドキドキして、心が暖かくなって、大感動!
これ、物凄い良い作品で完成度高いですよ!
今年の邦画の中では屈指の作品ではないでしょうか。
絶対お薦めの作品です!
篠原母さん、とっても良いですね!
予告編を観てストーリーはある程度予測できましたが、安心して観られる良品ですね。子供を持つ親にはあるある満載でついついうなづいてしまいました。(隣のおばさま二人連れはうなづくにとどまらず『そうよね~』『うん、わかるわかる』などと口に出して言っていたので双葉じゃないけどちょっと「ウザッ」って感じでした。)実話ベースということでこれだけのキャラ弁を作り続けた作者に脱帽です。
篠原涼子さん、最近の色々なタイプのお母さん役、見事に演じ分けられ素敵な女優さんですね。『人魚の眠る家』での鬼気迫る母親の執念とは全く違いますが、ある意味強い執念というか信念を感じました。いずれにしても母は強しですね。(我が家もですが…)
最後の卒業式用 特大弁当は予想していたにも関わらず目頭が熱くなりました。
芳根京子さんもドラマ『海月姫』、WOWOW『イノセントデイズ』、映画『居眠り磐音』等々観るたびに演技力を上げられとってもこれからが楽しみな方だと思います。
どなたかも書かれていましたが是非中高生の若干反抗期っぽい皆さんたちに観てほしいですね。(本格的反抗期真っ只中の方々はおそらく観ないと思うので)
キャラ弁のキャラ役で出てくる一発屋さんたちも、いっそのこともっと色々と出してもらえたらよかったかも?!(ヒロシです、ルネッサーンスなどなど)また途中のエンドロールが流れ始めるギャグはいいのですが、それならいっそ篠原涼子さんの一人ボケ突っ込み時に「バカヤロッ」って言ってほしかったな~。
わかってたとはいえ号泣
嫌がらせキャラ弁の話はたまたまTVの特集を観ていたので知っていました。なのでストーリー展開は読めていましたがそれでもやはり涙が止まらない…!篠原涼子演じるお母さん、とても良かった!反抗期の微妙な表情をうまく演じてた芳根京子、ホントの親子に見えるほど引き込まれました。
ただ、コメディパートが多過ぎた印象。エンディングのフェイントとか、時系説明をキャラ弁のキャラクターがやってしまったりとか、物語の軸はとても良いものなのにちゃらけさせてしまった感じがしました。せっかく映画なんだから、もっとじっくり時間の経過を感じさせる演出が良かったかなー。
あと、シングルファーザーの絡みも、要らなかったかも。
卒業式の特大弁当をみて、思わず涙が溢れ出す娘のシーンは、もう一度観たい最高の演技でした。
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