「母強し」今日も嫌がらせ弁当 bassyさんの映画レビュー(感想・評価)
母強し
コメディ的な映画かな。
と思って気軽に観てみたら母と子の大事な関係性がたくさん詰まった作品でした!
身近な人には普段、ありがとう。とか感謝を伝えることって照れもあって難しいけど、それがないといくら家族でもすれ違いが生じて関係がギクシャク。
篠原涼子さん演じる母と娘役を演じる双葉(芳根京子さん)もそんなギクシャク感のある関係性。
思春期で言うことも聞かないし、そもそも会話すらしない双葉に痺れを切らした母が、娘の高校入学から卒業まで嫌がらせで取り組んだキャラ弁。
最初は嫌がらせからスタートしたキャラ弁だけど、物語が進むにつれて大事なコミュニケーションツールになっていきます。
毎朝早くからお弁当を作り、夜遅くまで仕事をする、そんな姿を見て双葉も感謝の気持ちを持つも、それをうまく伝えることができない。
卒業後の進路や母の弱さを感じる場面など、いろいろなことが重なり少しずつ大人になる、なろうとする双葉の成長も見どころの一つです。
今後この親子が昔に約束した夢が叶う日が来るといいなと思います。
親子の関係で悩まれている方は特に共感できる部分が多いと思います。
そうでない方も家族の大切さや暖かさに触れることができるので、優しい気持ちになると思います。
※本作は八丈島であった実話なようです
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