「今日も嫌がらせ弁当 シングルマザー界のロールモデル?」今日も嫌がらせ弁当 HEALTH AND GRAVITYさんの映画レビュー(感想・評価)
今日も嫌がらせ弁当 シングルマザー界のロールモデル?
序盤からこの映画のテーマである(経済的な)島抜けであることを強調し続ける八丈太鼓がとにかくマッチしている。
ラストに泣ける理由は、脱獄へ向けて掘り続けていたということに誰もが気づくから。
『ショーシャンクの空』のアンディーや『ハリーポッター』のJ・K・ローリングの様に賢くはない、それでもモンテクリスト島から(経済的な)島抜けをする為にはスプーンを使って穴を掘り続けるしかない。
シングルマザーでも今すぐにでもできることは一体なんだろう? ブログ配信である。泥臭い(経済的な)島抜けは、多くのシングルマザーの共感を得られると思う。
仮にこの映画が玄米ヘルシーヴィーガン弁当、流行りの糖質制限ケトン弁当だったとしたら泥臭さがなく誰の胸も打たなかったと思う。
離島や僻地で暮らす旦那を亡くしたシングルマザーのロールモデルになるのか? ならないと思う。島抜けが成功できたのは体を張ったギャグ的な部分への共感からの涙。とりあえず終わりまではやる。ゴールを先に決めておく、という大原則の映画。
とりあえず汗をかきたいという感覚に近い感覚が、映画での泣きたい、になりますが、泣かせるということに的を絞った塚本連平監督の手腕が評価されるべき映画。
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