劇場公開日 2018年8月3日

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「ブラックコメディと呼ぶしかないのだろう。この映画は・・・・」スターリンの葬送狂騒曲 はるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ブラックコメディと呼ぶしかないのだろう。この映画は・・・・

2020年5月24日
PCから投稿

現実と妄想と幻想が変わりばんこに目に飛び込んできた。
独裁者とは滑稽で間抜け者なのだが、体制がシステム化されてしまえば事の良し悪しなど問題ではないのだ。問題なのは行為が美しいか美しくないかなのだ。
しかもその判断が独裁者の被害者意識の高低差で決まってしまう。国民の幸せに繋がるかどうかなど論外で、国家の存在なくして国民などあり得ないのだという妄想に支配された為政者の愚かな考えなのだろう。
チャップリンの描いたヒトラーではないもう一つの喜劇なのだ。
しかし、後味は悪くやるべきことは何か・・・・そんな事すら観たあと、想像するのにはくたびれすぎる映画だった。

はる