「ゴルゴタの丘」教誨師 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴルゴタの丘
経験半年の教誨師が拘置所で6人の死刑囚と対話する話。
拘置所外のシーンも若干はあるが、概ね拘置所内での死刑囚との対話を代わる代わるみせていく。
教誨師というタイトル・題材だが、キリスト教に傾倒する感じはない。
又、死刑囚達は様々な性格と思想と背景がみえるが、死刑判決に至る事件の詳細な説明はなく、事件そのものに対する振り返りではなく、人としての対話で進行する。
オカルトっぽい描写はちょっと余計に感じたし、物足りない部分もあったけど、なかなか重くそれでいて笑いも交えていて、堅苦しく、難しくなりすぎない理屈っぽさが自分の好みにハマって非常に面白かった。
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