危険な関係(1988)のレビュー・感想・評価
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18世紀貴族もの、ミシェル・ファイファー美しい
18世紀フランス貴族たちの策略・性・破滅などを描いたスティーヴン・フリアーズ監督作🎥
衣装とセットが良く出来ていて、物語もまぁまぁ面白かった🙂
策略をめぐらす女を演じたグレン・クローズ、子爵のジョン・マルコヴィッチは適任。
貞淑な妻を演じたミシェル・ファイファーの美しさに、ついつい目が行く…😍笑
ユマ・サーマンもキアヌ・リーヴスも若い!
「それで、どうなるの?」が気になってイッキ見だったが、観終わると「ラストを描きたかった映画」に思える。
本作の原作からの映画化は何度もされているが、覚えているのは一番新しいチャン・ツィイー版ぐらいなので、他のも時間がある時に観てみようかと思う。
(※)来月(10月)、DVDレンタル終了となる渋谷TSUTAYAでレンタル😭
プレイボーイというよりスケベなおっさん
音楽教師のキアヌ・リーヴス。純潔セシルはユマ・サーマン(ヌード有り)。マルコヴィッチのプレイボーイってピンとこない。単なるスケベなおっさんだ・・・
マルコヴィッチの棒読み台詞が常に気になる展開。キアヌ・リーヴスも下手だし、女優陣に支えられっぱなしのこの映画。ストーリーなんてわかりきっているのだし、腐敗した貴族社会を描いていると言われても、何も感動なんてできない。しかし、美術関係だけはすごい。見るだけでもうっとりするのかもしれない。闘ってる最中に吸出し治療をやってたのも気になる・・・
舞台設定がフランス革命前夜なのに、それっぽいストーリーがさっぱり出てこないのでがっかりした。
屈折した貴族の退廃の極地
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 60
フェデリコ・フェリーニ監督も驚くような不道徳と退廃と堕落の映画。
恋愛はゲーム。人の心を弄ぶことが何よりの生きがい。そうやって勝利を積み重ねていくことが人生唯一の喜び。自分の頭脳と体はそれだけのために存在する。目的ための罪悪感などあるはずもなく、そのために休むことなく次から次に湧いて出てくる嘘って何か問題でもあるのですかと言わんばかり。
あまり現代の一般人には理解しがたい部分もあるのだが、贅沢を極めて退屈して快楽を求めるのが全てとなっている一部の貴族たちとはこんなものなのかもと思ってしまう。上流の社交界にはこんな狂気じみた生活がお似合いなのかもしれない。こんなことしてて幸せな人生の終わり方を当然するわけないだろうという臭いが最初から強烈にする。
このような不道徳の極みを濃縮した映画なので、人によっては嫌悪感もあるかもしれない。正直最初は私はあまり気に入りませんでした。でもだんだんとそのどろどろした薄汚い世界を覗いてみたくなる。どうせろくな終わり方しないだろうが、その滅びの美学も見てみたい。フェリーニの映画が好きな人にはいいかもしれません。
豪華な俳優たちも見所。ミシェル・ファイファーと若きユマ・サーマンが濡れ場を見せる。だがキアヌ・リーブスはちょっとまだ幼くなよなよして魅力に欠ける。
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