パラレルワールド・ラブストーリーのレビュー・感想・評価
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東野圭吾作品、映像化の限界か
原作既読。東野圭吾ファンです。
最近の彼の作品は、ラプラスの魔女や人魚の眠る家、本作など、科学の持つ力と人間の欲のバランスが崩れたときに起きる怖さなどを描くものが増えており、小説で読むと、それらはとても面白い。
だが、映像化すると、どうしても非現実感や邦画界のオトナの事情などで部分的に陳腐になったり、大事なシーンが原作とは違う印象を抱かれやすい演出になったりしてしまっている気がしてならない。
映像化するなら、もっと脚本を練りこんでから大切にして欲しい気がする。
本作も、面白くなかったとまでは言わないが、原作にはない陳腐なセリフをラストに放り込んでくるとか、10年以上の友情にヒビが入るほどの魅力を持ったはずの女性にどうしても見えない吉岡里帆の小粒感が、堪らなく残念だった。ファンの方には申し訳ないが。
玉森くんは案外頑張っていたし、染谷くんは安定の良さだったので、尚更だ。
それにしても、美村演じる先輩や、筒井演じる先輩が呑気すぎやしないか?
相当な知能がないとあのバイテック社で勤務はしていないはずだがみな一様に鈍すぎる。
入り込めないのに、ばれるの早い
原作未読です。
冒頭、意図的に引っ掻き回しに来ます。こりゃイカンと思い自己防衛。
世界1の現在。世界1の回想。世界2の現在。世界2の回想。4通りに仕分けし整理しながら眺める事にしたら、混乱せずに済みました。
東野圭吾原作映画に飽きて来たと言うのも有りますが、製作者側の安易な姿勢がハナにつくのがイヤだった。東野で人気役者並べてりゃいいでしょ、みたいな。脳科学と言うテーマのまんまなオチのつけ方も物足りないし、ラブストーリーとしても…
此の期に及んで愛もクソも無いだろう、ってのもあるが、まずは、彼に、友情とはなんぞやを説教したくなる。オジサンとしては!
結構エグい話
まず想像していた内容と大きく異なりました
ジャンル的に恋愛ものよりはSFサスペンスでしょうか
人物の関係、環境がコロコロかわる難解そうな話だけど話の筋は面白かったしなんとなく理解したつもりになれました。うまい設定だなぁと感心しました。
設定はうまいのですが主人公があまり好きになれなかった。自分勝手で打たれ弱い、自分を利口と思い込んでる愚か者にしか見えませんでした。
危険とわかっている行為を何度も繰り返す様子にマジビックリ!!君ら本当に優秀なの?と思いました
印象に残ったのは吉岡里帆さん。
美人で素敵だけど感情がみえない女優さんな印象だったのですが今回は演技できない女感がばっちりハマっていた。
恋愛ものとしては結構激しい恋愛表現で驚きましたが心の繋がりが見えにくくそこが残念でした
丁寧に分かりにくく作られた映画
予告が謎解きと言うワードでしたので、時系列や映像の撮られ方、演じ手の表情や台詞の言い回しなど注意しながらの映画観賞。
脳のメカニズム 記憶の曖昧さを自然な形でレクチャーしつつ、崇史 智彦 真由子 それぞれが短い台詞の中で精一杯の心の表現されてて惹きつけられる映画でした。
丁寧にそれらの事を追っていけば真実を見極められる。目は口ほどに物を言う!それを映画で体感しました。主題歌の宇多田ヒカルさんの嫉妬すべき人生が映画のラストにストンと嵌り混乱こそ愛おしいと思わせて頂けました。
人生の深さ 人の弱さと強さ
受け取り方はそれぞれだと思いますが、難しいと言われた映画化、よくやった!と言うのが私の感想です。
東野圭吾作品が見事に
映像化されるのが難しいと言われていたこちらの作品が、見事に再現されていてとても作品の中に引き込まれる映画でした。
一緒にパラレルワールドの中に迷い込んで見入ることが出来ました。
主演をはじめ脇を固める俳優さん達も素晴らしかった。
2度観る事をオススメします
原作未読で鑑賞しましたが、丁寧に見ていくと場面の入れ替わりに混乱する事はありませんでした。
ミステリー要素はそれ程強くなく、人間の弱い部分やほんの少しのすれ違いで起こる運命のもどかしさを描いた作品なのかなと感じました。
人間らしさを描くためか、役者を綺麗に撮ろうとしてはおらず、玉森さんはアイドルっぽさが消えていました。
演技は皆自然ですんなりと物語に入っていけたので良かったと思います。
2度見たのですが、2度目は登場人物の気持ちに寄り添って見ると冒頭から切ないラブストーリーに観えました。
ネタバレされた後も物語を楽しめるのは東野圭吾作品だからでしょう。
私は2度目の方が映画として楽しめました。
ストーリーは楽しめました
原作を読まずに観たのでストーリー展開を推察して楽しむことは出来ました。抑えた演技で感情の起伏も愛情表現も少なく台詞だけで淡々と時間が過ぎていくので思っていたほどの驚きはありませんでした。原作を読んでストーリーを知っていたら退屈だったのかも。パラレルワールドの中であってもラブストーリーと言うからにはもっと幸せな時間の表現も欲しかったなぁ。そんな中でも染谷君は仕草も表情も表現力豊かで人間味があって作品に奥行きを加えていたと思いました。
良いところが見つからない
つまらない。
テーマは興味をそそるし個人的にも好みなのに、退屈で面白みのない作品になってしまっていた。ドアップをずーっと映したり、台詞が物凄く少なかったり、あえてやっているのであろう手法がことごとくハマれなくて、全く楽しめなかった。ドアップで表情を長尺で撮るわりに、出演者もれなく不細工に映っているのはどうしてなのだろう・・・。演技もひどいし良いところが見つからない・・・。
ラブストーリー
原作未読です。
推理系が好きで観に来ましたが…
見逃さないように、しっかり観て
推理をするぞ!っと意気込まなくても
推理をしなくても、きっとこうなのだろうなと
想像ができる範囲の流れでした。
ラブストーリー…
しかしながら、羨ましい!と思えるような
恋愛劇ではなく、歪んだ気持ちと欲望のままに
突き進んでいく登場人物に共感を持てる事は出来ませんでした。
ラプラスの魔女を鑑賞した時にも思いましたが
東野圭吾さんの作品は面白いけれど…
映画に向き不向きがあるなぁっと思いました。
ゆっくりと静かで尚且つ薄暗い雰囲気の映画のせいか
途中、イビキがあちこちで聞こえてきて
仕方ないよなぁっとココでは納得してしまいました。
時間があったら原作を読んでみたいと思います。
友達と3人で見に行きました。映画を見終わり、そのあと2時間近く映画...
友達と3人で見に行きました。映画を見終わり、そのあと2時間近く映画について話していました。要所要所で伏線が散りばめられており、その伏線を友達と語りながら回収し、さらにパンフレットで答え合わせをする。そこで見えてくる真実に鳥肌が立ちました。その真実を知った時必ずもう一度見たくなる。予告通り頭フル回転ミステリー。また、主演である玉森くんの嫉妬に狂っていく演技がより一層この映画に深みを与えているように感じた。
ジャニーズファンでなくても楽しめる映画
玉森裕太は演技が上手い印象はなかったが、演技派の染谷将太に負けず劣らず主演を最後まで演じきった。吉岡里帆はそんな中、凛として美しく花を添えた。
話は2つの世界を行き来していると思ってる内は混乱したが、主旨を理解してからはスムーズに映画に入り込めた。最後は納得が行くような行かないような内容であり、篠崎はどうなったのか?真由子の記憶は消えたのか?気になりました。
さて、あなたは真実を見抜けるか?
公開初日、たまたま仕事が休みだったため、東野圭吾作品という点に惹かれ観てきました。場面の切り替わりが多く、最初は混乱するのですがそれもきっと作り手の意図なのでしょう。演者である染谷将太さん、吉岡里帆さんの安定感はもちろん、玉森裕太さんの演技には驚かされました。ジャニーズとは思えぬ表情で訴えかける演技。いつのまにか玉森裕太さんの演じる敦賀崇史にどっぷり引き込まれました。また私が理系出身だということもあり、記憶の改編に関してもしっかり根拠に基づいており、とてもよかったです。観終わったあとも考えれば考えるほどに深い、面白みの増す映画だと思います。シークレットサイトやパンフレットでヒントを得た上で、違った視点でぜひ二度観ることをオススメします。一度観ただけでは、勿体ない。ふらっと観に行った私ですが、二度目を観に行く予定です。
ハッピーエンドかバッドエンドか?決めるのはこの映画を観ようか迷っている、そこのあなただ。
後半の失速感はあるものの面白い!
原作未読。
量子、パラレルワールド、等が大好物なので、少々点数が辛口かもしれません(生意気すみません)。
パラレルワールド、というやり尽くされた題材をどう料理するのか!?
とドキドキしながらスタート。
電車のすれ違う様子になぜかシン・ゴジラを思い出してしまうも(笑)、全編通してどこか薄暗くさみしい風景がとても好きでした。
あるシーンから、挑戦状か!?
といわんばかりの謎が始まり、CM通り頭をフル回転させながら観ました。
謎解きも好きなので、ここはすごく興奮しました!
惜しむらくは、美しいながらも後半にかけての失速感。
ただ、これは自分が「ハラハラドキドキのサスペンス」を期待したからであって、タイトルにもある通り本作品は「ラブストーリー」。
心の機微をじっくり表現するカットなど良かったです(なので単に好みの問題かと思います)。
宇多田ヒカルさんの既存曲も、まるでこの作品のためにあるかのような美しさでよかったです。
何度も観るべき。パラレルではない。
パラレルワールドでは無い。人間の嫉妬、優越感、同情。醜いところを考えさせられる映画。のめり込む内容ではないが、視点を変えて何度も見たくなる。
最初に記憶の切り替えについていけない人はつまらないかも。
そして、私は3度見た。
1回目は気分の良い内容では無かった。ストーカー?犯罪者?ヤバい人の話。
ストーリーの主軸がかなりズレた感じ。
東野圭吾好きなのにスッキリしないので再度鑑賞。
2回目で、麻由子目線で見てみた。
麻由子は崇史が最初から好きだった。喫茶店で再会した時から崇史の恋心復活したと思ってる。そうなると、犯罪者ストーリーではなくなる。偽の記憶の世界で好きな人と秘密を抱えて同棲しているのはツライかも。もっと麻由子の気持ちを分かりやすくして欲しい。そりゃ被害者だと誤解されるよ。麻由子の気持ちがわかった上での崇史の行動。色々と省きすぎてる。
3度目智彦目線。
ただ悲しい。
彼女より人生のヒーロー。憧れの親友が一番大事。
彼女を取られたんじゃなくて、彼女に親友を取られたと感じた。
私としては智彦(染谷)と崇史(玉森)の親友の間に割って入ってきたのは麻由子(吉岡)の方だ。
そして、原作を読んだ。
大事な肝心なシーンをカットしすぎてる。もったいない。分かりにくくさせるつもりが、ホントに分からなくなってる。
でも、癖になる映画だと感じたので評価は高め。
吉岡里帆はミスキャスト。存在感が薄い。染谷将太はさすが。玉森裕太は見直した。
怪演役者たちの連続
ソフトな印象を持っていた玉森裕太が、『怪演』と表したい。その事実対象は『ヒト』であったとしても、そこに持つのは『人間』のみの。目を背けたくなる感情の連続。目まぐるしく回転して行くスクリーンに、頭丸ごと吸い込まれ、東野圭吾ワールド!! めちゃくちゃ面白かった!!
とても狭い世界で、、、
とても狭い人間関係での世界でのみ成立する話だと思いました。
主人公の玉森さんには染谷さんしか友達がいないし、その逆も。一人の人間の記憶をいじるためには、その周辺の環境も入念に操作しなければ成立し得ないのだと思います。原作は読んでいませんが、本の方ではどうだったのでしょうか。
セリフもなんだか俳優にマッチしていませんでした。後半の吉岡さんの「私は怖くないよ」とか、こういうセリフ使い古されすぎて昔のトレンディドラマ見ているようで瞬間で冷めてしまうのは私だけでしょうか。
というか、怖い怖くないって、あなた達の都合の良いストーカー的妄想の恋愛を見せられて、染谷さんの役もいい迷惑だと。これなにか解決してるのかな。最終的に誰か幸せになれたのでしょうか?ご覧になった方、教えてください。
個人的には吉岡さんがとても好きなので(顔が)、気になっていたのですが、役の作りもう少し頑張ってほしかったな。なんだか一辺倒で、変にミステリアスで、よくわからなかった。今後を楽しみにしています。
冒頭の電車の俯瞰で、電車が二股に分かれるところのカット、好きです。
以上、独り言の感想でした。
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