「難しい!でも引き込まれる!」パラレルワールド・ラブストーリー Dさんの映画レビュー(感想・評価)
難しい!でも引き込まれる!
感想を書くのが難しい!ここまで
感じたことを書くのが難しい作品は
初めて。
東野圭吾さんの原作はだいぶ昔(6年くらい前)に読んでました。
内容はほぼ覚えてなかったしとにかくの2つの世界が混じって書かれてるから理解できなかった。
そんな「文字」だけではできなかった作品を「映像」なら
理解できるかも!と思っていた。
キャストも玉森裕太・吉岡里帆・染谷将太 と豪華。主題歌は宇多田ヒカル。
期待度は上がる一方。
感想を簡潔に言うと「難しい!」。
映画館でこんなに頭に「?」が次々と浮かぶとは思わなかった。
2つの世界が交わるから混乱するのはわかっていた。
1つは玉森裕太さん演じる敦賀崇史と
吉岡里帆さん演じる津田麻由子が恋人。
もう一つは染谷将太さん演じる三輪智彦と津田麻由子が恋人。
玉森裕太さん演じる敦賀崇史は自分が麻由子の恋人だと思っているが、
実は親友・三輪智彦の恋人だった…
。果たしてどっちが本当の世界なのか。なぜ二つの世界が存在するのか。
予告で「目を覚ますたびに世界が変わる」と言っていたから
二つの世界の「区切り」がわかりやすいのかなと思っていたら
崇史が家の中で麻由子と恋人として
一緒にいたのにその流れが会社に行ったら麻由子は親友の恋人になっていたり…とにかく「な、なんで????」と頭大パニック…。
ストーリーが進むたびに「?」が増えていく。
頭の中が「?渋滞」です。
ストーリーが進むにつれて
どちらが現実の世界か。
なぜ2つの世界が存在するのか。
「答え」のようなものは出るが、
とにかく「?」が消化されずモヤモヤ。
頭が良くないからかとにかくとにかく難しい…。「?」が「!」に変わって欲しかった…。
108分という限られた時間にしては
うまくまとまっていたけど…不完全燃焼。
ただ難しいだけで映画の世界に
引き込まれてあっという間でした。
玉森裕太さんの2つの世界に迷う姿、
染谷将太さんの不気味な存在感、
吉岡里帆さんの可憐だが何を企んでるかわからない表情。
3人ともなにかありそう!と思えて目が離せない。
主題歌 宇多田ヒカル「嫉妬されるべき人生」がぐっときた!