ザ・プレイス 運命の交差点のレビュー・感想・評価
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誰がための運命…。
またまた、訳わかんない映画に出会ってしまった…。
解釈はその人に委ねられている系。
監督の意図することを、ああだこうだと考えながら鑑賞する映画。
結局答えの出ない終わり方をするので、もどかしい気持ちでいっぱいになるけれど…。
これはテーマが『欲望』と、ちゃんとあったから、比較的分かりやすかったかも…。
9人も男女が、自分の欲望を叶えるために、1人の男に助けを求める話。
もっとミステリアスで、ファンタジックなのかと思ったら、意外と心理的要素の強いスピリチュアル系の映画。
途中キリスト教も入ってくるから、そういうのに詳しい人はハマるかもしれない。
ただ、私はあまりハマらなかったかな?
この手の映画は、最後に伏線が繋がってハッとさせられる展開が多いから、そういうのを期待していたのだけど…。
欲望を満たす人もいれば、そのまま自然消滅する人もいるという、何ともモアモアしたものが残る映画でした。
私の個人的な意見としては、欲望を満たせられるかどうかは、個人の考え方や解釈、行動によるものだと思うので、あまり運命とか信じられなかった…。
謎の男に自分の願いを叶えて欲しいという、気持ちも分からなくはないけど。
願いを叶えるためなら、その代償はやっぱり大きいわけで…。
謎の男に色々意見するけども、結果的に自分で自分の運命を決めているようにしか思えなかった…。
私って夢のない人なのかしら?
トークイベントで解説していただいた、お二人の解釈がとても分かりやすくて面白かったのが救い。
そうか、あの謎の男の存在は、そんな意味が隠されていたのか。
そんな気持ちが胸を満たしてくれました。
なかなかマニアックな映画鑑賞。
こういう、不親切な映画があると、映画通は喜びそう。
大衆映画も、B級映画もどっちも良さがあるから、面白いよね。
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