劇場公開日 2018年9月21日

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「朝ドラ『ひよっこ』の拡大版スペシャル⁉️(反省文追記)」コーヒーが冷めないうちに 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0朝ドラ『ひよっこ』の拡大版スペシャル⁉️(反省文追記)

2018年9月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

残念ながらそれ以上の感想を持ちようがありませんでした。
ひよっこの最終週の方がユーモアと感動の余韻が強かったと思います。

(以下、追記)
理由を述べずに批判だけするのはフェアではないと反省し、何が良くなかったか、大きく2つにまとめてみました。
①各エピソードに模範解答を用意し過ぎており、観る者から自分のパートナーや大切な人だったらどう向かうべきか、どうしたら良かったのか?という問いかけや想像力を奪ってしまっている。
②現実の世界では、今そこに存在しない人との再会は不可能であり、その後の人生でクロスする〝そこにいる〟他人から色々なことを学んだり、ヒントを得たりして乗り越えていく。ところがこの映画の世界では、この喫茶店で今は存在しない人と出会うことしか示さないので、現実世界での処方箋にはなり得ない。取り返しのつかないことに取り返しがついてしまうのではなく、取り返しがつかないままでも何かに気付いてやり直すという展開が欲しかった。各エピソードの登場人物がクロスすることから立ち直りのキッカケを得る、という場面があっても良かった。例えば、若くて未来ならいくらでもある波瑠さんが薬師丸ひろ子夫妻が積み重ねてきた過去から何かを学ぶとか。

映画館で映画を観るということは、およそ2時間冷めない特別なコーヒーを飲んでいる間だけ許された、時間も空間も自由で無限な旅のようなものなわけで、想像力を減じさせて、答えまで用意してしまうのは、筋が違うような気がします。
まるで本屋さんの自己啓発や人生のハウツー本のコーナーに置いてある4章立てのDVDのようだ、といったら言い過ぎでしょうか?

グレシャムの法則
bionさんのコメント
2020年4月5日

琥珀さんのレビューを読んで、僕の気持ちが冷めてしまった理由がよくわかりました。確かに「模範解答」どおりじゃも面白くないですもんね。
「ひよっこ」は、何度も泣いちゃいましたよ。木村佳乃が「イバラギじゃねぇ、イバラキ」のシーンは、朝から大号泣しました。

bion
グレシャムの法則さんのコメント
2018年9月27日

あー‼️ 電車でよく見かけるあの広告の出版社ですか‼️なるほど。今年一番腑に落ちました。コメントありがとうございます。

グレシャムの法則
ゴトーさんのコメント
2018年9月27日

「まるで本屋さんの自己啓発や~」って、原作本はサンマーク出版ですからねえ。そのご指摘は概ね正しいと思います(笑)。

ゴトー