「純粋に面白い」PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」 Geso_de_Nyoroさんの映画レビュー(感想・評価)
純粋に面白い
1話に続き2話がこんな早いタイミングで公開されるのは、これまでの連続物にはなかった早さ。ヤマトやガンダムは4ヶ月〜半年以上、ガルパンに至っては‥‥ と言うのも料理は熱いうちに食べないと冷めると不味くなり(例外もありますが)、鉄も熱いうちに打たねばなりません。アニメファンも一度冷めるとナカナカ温度が回復しにくい性質があるように思っています。
そんな気まぐれな二次元ファンを、シッカリリードする意図・マーケがあったかは解りませんが、この早期タイミングでの公開は個人的には有り難い事です。
そして今作は須郷の過去編でこれまでの話の続編ではない分、一つの物語として組み立てやすかったかも知れません。キャラも脚本も良い纏まりでシッカリと仕上がっていました。
前作もそうですが音響の岩浪監督は実に良い仕事をしてくれています。この御方はガルパンでその存在を知りまして、登壇されるイベントも何回か参加しました。つまりこの作品は視覚でも聴覚でも比較的高いレベルで完成しています。
正直文句なしの出来ですが、一つ気になったのは『ロボットによる人物のコピー技術が高度過ぎ』感でしょうか。あんな見分けが付かない程のハイレベルなんでしょうか。今回のストーリーはソレが『仕掛けの核』となって成立してるためソコを小突くと崩れてしまいますが、ある意味チートの域にも見えるため、何か他のアイデアがあればなぁと思いました。或いは攻殻機動隊の義体みたいな何か???
とは言え気になったのはそんな程度で、全体に見入ってしまいあっと言う間の60分でした。とても満足できた作品で良作、二次元にあまり興味ない方にもオススメしたい一作です。
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