「全体的に既視感」PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」 にょむさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0全体的に既視感

2019年1月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

初見
シビュラシステムと潜在犯、この二つから世界観の入り口はわかりました
他は映画観る前後にレビューで補完しました

映画の印象は80年代当時に夢想していた近未来SF映画の雰囲気ですね
生活感は感じませんでしたが、丁寧に分かりやすいレイアウトで描かれていてしかも退屈しない画面構成でした

ストーリー展開はやや薄めというか、アクション描写もあまり功を奏していないというか全体的に色々と勿体ない物足りなさはありましたね

シビュラシステムはすごいアイデアだと思いますが、便利な反面、なんか息苦しい社会のような気もしますね
犯罪被害が減るのは 望ましい事ですけど、僕自身もどちらかと言えば潜在犯のような気がします^^;
しかも当然ながら取締るのは地道なマンパワーで人間なわけですよね

シビュラシステムの効果でこの社会が正しく成熟している方向に進んでいるという側面が強く出てれば説得力になるんですが、今回の悪役で銃で撃たれて破裂したおばさんのような人間がいる現実があるようなのでなかなかうまくいかない感じなんですね

初見にサービスする必要はないんですけど、あまり目玉と思えるシーンもなかったし、個人的には感情移入できるキャラもいませんでした
映画としてはそつのない作りですが、3部作である今回の続編を観るかどうかは迷いますねえ
そこら辺は制作側に新規ファンを取り込もうという思惑ないんだなあと思った次第です^^;

にょむ