春待つ僕らのレビュー・感想・評価
全3件を表示
普通でした
なんだか全部土屋太鳳さんだらけですね。
人気少女漫画の実写化は。ってなります。
内容としては、漫画に近いですが北村匠海さんが
とにかくずっとかっこいいですね。
原作の漫画が好きなので見ましたが、やはり漫画の方が好きでした。
弱さと成長
桜の花、光に包まれた明るい映像、青春映画の王道の様な始まり方に、このジャンルが好きな私の期待は高まりました。
そして、期待以上に楽しめた作品でした。
まず、ド直球な三角関係。
思い出の人と今見守ってくれる人。どちらも土屋さん演じる美月には大切な人。
そして、この二人が嫌みな所が無くて良い奴なんですよ。
だから、どちらも応援したくなる。
なので、この三人の恋の行方に、おじさんハラハラドキドキ。
・・・とは、あんまりならないんですよ。
何故か?
それは、多分この映画のメインが、美月の成長物語だからなんだと思います。
終盤の作文コンクールの美月、とても輝いている。
あの凛々しい表情は、キャリアを重ねた今の土屋さんだからこそ出せるのではないでしょうか。
そんな美月、以前と何が変わったのでしょうか?
作文にもあった通り、強く見える人にも弱い部分がある事に気付けたんだと思います。
その結果、変えたかった自分の弱点も受け入れる事が出来たんじゃないかなと。
そうなると、弱味も長所になったりする。
今まで悩んできた過去の経験も貴重な財産になる。
もともと周りを気にし過ぎる性格。でも、もう一歩その人に踏み込めれば、相手の気持ちに寄り添える長所になるのかも。
これからも、時には失敗するでしょう。しかし、それさえも貴重な経験になる。
それに彼女、正義感の勇気は最初から持っていたみたいだし。
変わった様に見える美月、確かに変わったと言えるのだろうけど、彼女の本質が変わったのではなく、余計なものが取れて、より彼女らしくなれたのだと思います。
人は成長する過程で、弱点を変えたいと思うものだけど、受け入れる事も一つの成長の形なのかなと思います。
全3件を表示