「☆☆☆★ 《土屋太鳳は未来永劫土屋太鳳であり続ける》 原作コミック...」春待つ僕ら 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★ 《土屋太鳳は未来永劫土屋太鳳であり続ける》 原作コミック...
☆☆☆★
《土屋太鳳は未来永劫土屋太鳳であり続ける》
原作コミック及びノベライズ版未読。
恋に奥手な2人がいる。
その2人は常にお互いを想い合っていながら、いつもすれ違ってしまう。
2人には共通の友人が居て、2人を何とかしようとする。だがどうしてもボタンの掛け違えからギクシャクしてしまい、そこへ強力なライバルが登場する。
恋の山は険しい。1つ…2つ…3つ…って、番町皿屋敷じゃないが、それ位に険しい山を乗り越えて、最後に大団円を迎える。
2人を祝福するかの様に、◯火が打ち上がる!
…と。昨今の青春恋愛映画に必ず入っている要素を網羅しました…と言った内容になっていました。
でも!
この作品の主演が土屋太鳳とゆう、稀代の優等生女優さんだという事。
最近こそ、『累』の様な悪女的な役をこなす様にはなったものの。どうしても、その優等生キャラが抜けきらず。「あゝいつものやつね!」…と、拒否反応を起こす人も居ると聞く。
おじさん、彼女の事は大好きなんですが。そんな気持ちを持つ人が居るのも、分からなくは無い…と言ったところでしょうか。
彼女は少女時代にトラウマを抱え。尚且つ、大人しい性格が災いして友達が出来ない役所。
トラウマは別としても、多くの女性にとっては共感する部分が多いかも知れないキャラクターでしようか。
クライマックスに於けるベタなストーリー展開等は。まさに《土屋太鳳の真骨頂此処に有り》と知らしめる。
どうしても、既視感バリバリな内容は否めず。更に演出が凡庸だけに、なかなか面白さを見出すのが難しい作品…と言った印象は強いのですが。どんなに辛い事が有ったとしても、一歩前に踏み込み乗り越えよう…とゆうメッセージが内包されているので。自分を変えたいとゆう気持ちを持ち、映画の内容に共感した人ならば。人生に於いて、大切な1本になる可能性も有るのかなあ〜とは思える作品でした。
2018年12月14日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン4