劇場公開日 2019年1月18日

「刀剣乱舞よく知らないんですけど面白かったです」映画刀剣乱舞 Grass Riverさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0刀剣乱舞よく知らないんですけど面白かったです

2019年1月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

特撮オタク(小林靖子ファン)向けの感想です。
ゲームやったことないし、舞台とかも分かんないし、刀も興味ないし、とうらぶに関してはツイッターで流れてくる知識しかない、100%脚本家目当てで見に行った人間が書いてます。なんか違うことあったらこっそり教えてください。事前情報も見てないんでよく分からないままネタばらしするかもしれません。できるだけ気をつけます。

小林靖子さんなら少なくとも駄作ではないだろう、くらいの軽い気持ちで見に行きました。
世界観や各刀の説明も丁寧で分かりやすかったです。まとめ方も綺麗で腑に落ちました。
ただまぁありきたりな感じは否めなかったです。織田信長関連は日本人なら万人に伝わりますが、逆に考えると考察されまくっているので、新鮮さはあまりないんですよね。刀目線でそれを語る、っていうのは面白かったかな、と思います。あまり歴史に詳しくない方なら話の展開に衝撃を受けるかもしれません。
あと、大河ドラマをよく見ている人間からすると典型的な秀吉と信長だったのですが、「受け入れられない」という意見を散見して驚きました。秀吉はだいたいあんな感じですよ。役者の問題ではないです。

伏線の回収の仕方は特撮と酷似してました。回収したい伏線の場面は長めに映し出したり、印象的に描写して、あとから全く同じ映像を流す手法。分かりやすくて好きです。
個人的には長谷部と日本号のやり取りがとっても好きでした。靖子さん脚本の作品によくあるやつです。

続編がありそう、っていう意見を見たのですが、なんで続くと思うのかがよく分からないです。「普通にこれで終わったじゃん」という印象を私は受けました。
最後の方、私は微笑ましく見ていたのですがみなさん笑われていらしたので、多分舞台のネタですかね…?まぁ最後の方はよく分からなくても支障はなさそう。

めちゃめちゃオススメするわけではないですが、悪くはないです。ただ脚本家だけにつられて見に行くとチープな感じを受けるので、迷ってらっしゃる方は予算と相談なさってください。

Grass River