空母いぶきのレビュー・感想・評価
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原作とは完全な別ストーリー
正直言って原作をすでに読んでいる方は無理して見なくても良いと思います。私も最初は期待して原作をある程度読み設定が全く違うことを考慮して見ましたが、あまり評価出来るものではありません。他の方が書かれてることは省きますが、まず東亜連邦とか言う組織が出てきますが装備がほぼ人民解放海軍なので中国と考えて良いでしょう。一応戦闘の展開はある程度原作をリスペクトしてますが結構変わってます。あとなぜか出番の多い記者の二人は別に物語の展開に関わる訳では無いので気にしなくて良いです(コンビニ店員も同様)CGはアップで映ると荒らさを感じます。そしてストーリー構成に関しては勘の良い人だったら本編中盤で分かっちゃうレベルですし、いらないやり取りが半分以上占めてるので途中で眠くなりますw個人的には国民が9条の在り方について考える良い機会になるかなと思ってましたがそんな自分がアホだなと思いました。それぐらい期待してた映画だったので非常に残念です。一番気になったのは原作では敵国の中国がオチも相まってしれっと良い奴風になっているのがとても気がかりでした。原作をおだてるような書き方になってしまいましたが、結論としてちょっと出来の悪いアクション映画として見切った方が良いです。原作マンガのクオリティも高いので、もし映画を見る方は公開記念で売っている三巻パック(600円)で原作の流れを把握してから見た方が良いです。気に入った方はさらに読んでもらいたいです。完結したら原作設定でのアニメ化が実現してくれたら嬉しいのですが....
思ったよりはかなり良かった。
正直原作が進行中だしどうかな?と思いましたがこれはこれと割り切れば良く出来た映画です。出演俳優のゴタゴタの一件が有りましたが批判してた方々に観てもらいたい。全然そんな事無い。何よりも原作で矛盾してたとこを映画では見事に修正してますしね。原作で「一発でも甲板に食らえば」って「いきなりかーいッ?」って冒頭でツッコミそうになりましたし。かわぐち先生独特の不死身の被弾しない船も存在しませんし。これでもまだ原作との違いを文句言うなら「何時間映画館に座って観るの?」ってなりますよ。 原作まだ終わってないから「今はここまでです。」ってテロップでも出して途中で終わる?ってなりますよ。これはこれで良く出来た映画です。
護衛艦「いそかぜ」がGJ!(笑)
本作。戦争(戦闘)をどの様にクローズさせるのかを期待して観賞。
まさに日本人が作製した映画という終わらせ方(笑)
そのシーンを「うぉーそう来たか!」と感じるか「ん、それで終わり?」と感じるのか二分される所。
自分はどちらかと言うと後者の方でした💦
でも本当にそんな事が出来るなら世界平和も夢ではありません。
護衛艦と潜水艦が空母をどの様に守るのかが見所でした。
高額な自己犠牲精神は日本人だからなのか?
でもなかなか良いチームワークで見応えがあり本作を盛り上げた印象。
予告編から映像には期待していませんでしたがコスト的な問題だろうと割りきっていたので不満はありません。
キャスティングも一部で微妙な感じがしましたが護衛艦「いそかぜ」の艦長はナイスなキャスティング!
敵駆逐艦を無力化させる腕前は流石!
本気モードになった時の指示の仕方がかっこええでぇー( ´∀`)
自分メモ【ネタバレ動画】
https://youtu.be/H-bjoj4TNPM
間違いなくハズレです
この映画は漫画原作を読んだ上で期待して観られる人が多いかと思いますが、あまりにも期待ハズレでした。
いい俳優を集め、それぞれがいい仕事をしていますが、脚本テーマがありきたりの専守防衛、人命尊重のみで、国会を巻き込んで揉めるといういつもの展開。
CGの戦闘シーンだけならそれなりに楽しめるかと思いますが、ラストの戦闘で24機のステルスミグの攻撃から一発の被弾も受けず、多国籍軍潜水艦の謎の自爆魚雷でめでたしめでたし、はあまりにも浅はかな脚本。
国内の平和な暮らしをクリスマスセールのコンビニ風景で対比させるにも無理があった。
あれでは中井貴一が可愛そう。
久しぶりのガッカリ作品。
観終わってから感動シーンが全く無かったことに改めて驚いた。
戦闘シーンが気になる人は観てもよいかもしれませんが、原作のようなマニアックなリアリティさは感じられません。
原作とは別の話としてみても
原作を期待してみると、多くの人は残念な感想になるのではと危惧します
ただ、原作と全く別物と考えても、映画として正直あんまり面白くないのでは…。人間ドラマもアクションもメッセージ性もあるはずなのに、どれも原作にくらべて中途半端で映画の世界に没頭できなかったせいか。原作をみずに鑑賞された方の感想をお聞きしたいです。
個人的には、戦闘の終わり方が予想外できつかったけど、沈黙の艦隊〔silent security service from the sea〕をオマージュしたものとして、無理矢理納得しています
戦闘シーンなどに興味なければ、映画館でなくてもよろしいかと
ストーリーがダメなら兵器の運用くらいは
ストーリーは、まさにファンタジー。
であれば、せめて兵器の運用くらいは真面目に描いて欲しかった。
これでは現職自衛官が可哀想。
海保隊員救出、離島奪回、防衛に向かう空母が、戦闘機を前面に展開させないの?
航空優勢を保つために空自が出てこないわ、対潜水艦戦がいい加減だわ、将来の設定なのに空対空ミサイルは旧式だわ。
何がロックオン、だか…。
英仏がわざわざ原潜を沈めておく地域に、日本がそれをやってないとか。
お笑い運用は果たして何ヵ所あるか…。
まぁ、それを数えに行って笑う目的ならよいが。
観て良かったと思う
この映画、観て良かったと思います。
『シンゴジラ』を観た時、自衛隊の方々の使命感がしっかり描かれていると思ったんです。
国防の為に、場合によっては命を懸ける覚悟の様な。
私がイメージする自衛隊の方々の姿が、そこにありました。
敵が怪獣でも、そういうのは描けるのだと思いました。
いや、むしろ怪獣だからこそなのか。
そして、この映画の場合は架空の国とは言え、敵は人間です。
いろいろと難しいんじゃないかと思い、観るのを迷いました。
でも、キノフィルムズさんの配給なら悪い映画ではないと考えて、鑑賞する事にしました。
結果、私は観て良かったと思います。
結論から言うと、私の自衛隊の方々に対する認識は、甘かったと気付かされました。
自衛の為とは言え戦力を持つと言う事は、状況によっては、人を殺す覚悟が必要になるのだと。
勿論、これは総理大臣を中心とした政治家たちにも、のしかかってくるのだろうけど。
人を殺す覚悟と言うのは、重いです。
考え方によっては、死ぬ覚悟より重いかもしれません。
この映画は、その辺りを上手く描けていたんじゃないかと思うんです。
国防と言う責務を背負う事は、とてもとても重いです。
私には、自衛隊の方々に感謝する事ぐらいしかできません。
佐藤浩市以前の問題
かわぐちかいじは「沈黙」以来のファンです。単なる戦争ものに留まらず、日本の立場を考え抜いたストーリーと登場人物はいつも唸らされます。
そうした原作の深さが、申し訳ないですけど、ほとんど感じられませんでした。佐藤浩市の発言で話題になりましたが、それ以前の問題です。
おそらく映画化にあたって中国をどう扱うかが最大の問題になったと思います。そして、ここを改変したことがすべての問題の元凶だと思われます。
まずタイトル。そもそもの前提を改変するなら、そのまま空母いぶきではまずいでしょう。サブタイトルをつけるなりして、原作から離れた設定であることを言わなきゃ、観客は原作を期待してきます。
前半に音楽をつけなかったことに意味はあるのでしょうか。音楽がないので、場面場面をどう見ていいのか迷いました。現場の緊迫感とコンビニの日常感が混ざり、逆に緊迫しているはずの場面が、間が抜けて見えています。リアリティーを追及という名の失敗した演出だと思います。
それから初島に向かい、拘束された自衛官の救助という当初の目的が途中からほとんど語られません。撃たれても撃ち返すか迷うという判断が最大のテーマですが、そればかりに終始して、例えば初島まで何キロとか、リミットまで何時間とか、見る導線を作って、そもそもの前提である救助に急ぐ中での判断を見せないとストーリーになりません。
それから敵や初島の状況に全く触れないのはなぜでしょうか?
マスコミやコンビニの場面を入れるくらいなら、そうしたかわぐちかいじの真骨頂である、相手との心理戦をきちんと描いてほしかった。
相手も空母いぶきに脅威を感じており、そうした軍拡競争と心理的恐怖が戦闘の原因であるという心理が全く見られません。
記者が垂れ流した動画で世界が動かされたみたいな安易なストーリーははっきり言って辟易としました。ひどいリスク管理だし、そこを狙うのが空母いぶきの艦長の役割でしょうか。
佐藤浩市の下し気味演出も上手くいっていませんね。気弱な首相が成長する演出にしたかったのかもしれませんが、最初は緊張感がなく、彼の背景が分からないだけにただ眠いだけにしか見えません。
そうした提案を役者にさせたのも貧弱なストーリーと演出が危機感を役者に与えたからではないでしょうか。
文句はまだまだあります。
アメリカがアジアにおける軍事プレゼンスを下げようとする一方、中国の驚異が強まっている現在、そうした中で日本にも空母いずもが就航するこのタイミングで、この漫画を映画化する意味合いは極めて大きい。素晴らしい目の付け所だと思います。
だったら、フィクションだとうたって、原作通り作ればよかったんですよ。どうせどこかの誰かが弱腰になって、圧力に屈したんでしょう。そんな作品、面白いわけがない。
自分は原作を改変することに抵抗はありません。ただ結論やメッセージが違うなら、別物として作ればいいと思います。
今のままなら、かわぐちかいじ、空母いぶきをエサにした駄作だとしか言えないでしょう。
消化不良
コミックの内容からどんな映画にするのだろうかと思っていたが敵対する勢力の顔が殆ど出てこない不思議な映画でした。時間の制約が有るのは分かるけど戦争の起こる経緯や感情の描きかたが浅いように思います。人間対人間の闘いが戦争なのだから侵略者の側も少しは描いて欲しかった
また観たい
原作のファンで、心待ちにしてした公開日に観に行きました。
国際的なテーマを扱っている為、映画化するあたり難しい問題が多々あったかと思います。
それでも映画化を実現してくださった製作陣やスポンサーの方々、迫真の演技を見せてくれたキャストの方々に敬意を表します。
映画の感想としては残念ながら、演出の甘さを感じました。冒頭の、日本の領土が不法に占拠されたという事件だけでも、もっとキチッと演出して欲しかった。ここが致命的に甘く、何に対して戦っているのかという部分がボヤけており、物語全体の緊張感が欠けてしまっている気がしました。
ネタバレですが、いぶき甲板上の捕虜とのシーンは、若干無理があった気がします。。捕虜を誰も取り押さえないし、負傷者の救護はきちんと為されていたのか、この隊員の動きの悪さはなんだと、正直苛ついてしまいました。
色々書きましたが、決して面白く無い映画ではありません。役者さんの演技も素晴らしく、戦闘シーンも迫力があり、あっという間の2時間強でした。国防について、平和とは何か、考えるきっかけになります。
映画を通じて伝えたい何かは、色濃く出ていたと思います。原作のファンであるがゆえの、個人的な期待とのギャップはありましたので、原作とは違うストーリーであることを前提に観ると、良かったのかもしれません。また改めて観てみたいです。
原作を読まれていない方が、この映画を観て原作に触れるきっかけになってくれたら嬉しいです。本当に面白い作品なので!!
原作に比べ酷い出来
ひどい内容。終始それに尽きる。
まず海保の船、武装してるよ?馬力もすごいよ?
燃料の積載量も漁船に比べたら桁違い。甲板の高さも違う。簡単に乗り込めないよ?
当然船自体が武装しているだけでなく、乗組員丸腰じゃないよ?
どうやって偽装(武装)してるとはいえ漁船に拿捕できるんだよ?
全力で逃げることもでけるだろうし想像できないよ。
もはやファンタジー
で、盾のシーン、魚雷は水の抵抗受けるしスクリューだから遅い。
魚雷着弾訓練を普段からしている自衛官。
死者2名、重軽傷者15名、軽傷者多数。うん、納得。
さてさて冒頭のいぶきの甲板ど真ん中にミサイル着弾、回避の余裕も何もなく着弾。
死者ゼロ?何それ?どんな奇跡?
この時点で防衛出動だろ?
艦を離れるといった直後に看板に出た記者、戻るわって何もなく?何それ?
100社から2社が選ばれて…他のシーンもひどい有様、おバカ発言連発。
こんなバカな記者行かせないだろ?
政治家相手には政治記者、自衛隊に同行する記者がこんな馬鹿なわけ無いだろ?間違ってる?
芸能人の一日〇〇みたいな客寄せパンダなキャラじゃないよね?
コンビニの平和ボケ演出用の店長。
役者の無駄遣い。違和感しかない。
もっと必要な演出あったろう?
格納庫でF35を二人で眺めながら会話する艦長。
イヤイヤ周りは必死に穴が空いた甲板とエレベーター直してるはずですよ〜?
静かすぎて記者も艦長も観客も「着弾して改修中」なの忘れてません?
記者さん〜貴方が出た看板はてんやわんやの大騒ぎのはずですよ〜?
ほらほらトップニュース撮れますよ〜
着弾した被害はその程度かよ。どんな甲板だよ。
大和じゃないよ?
撃たれた自衛官、イヤイヤイヤイヤ…周りの自衛官含め諦めんなよ。
延命措置しろよ。死んでてもその対応はないだろ?
覚えてないか?秋〇原の事件、必死に延命措置してたろ?
ニュース映像にも心打たれたよ…
血まみれになってそれでも助けれませんでした!って演出なら解るよ?
キレイな制服で言われてもねぇ…
何それ。
原作のオマージュを注ぎ込みたいのもわかるけど。
もう少し練り込もうよ。
後、終始淡々と盛り上がりもなくただただ淡々と。
盛り上げようよ。感情移入できないよ。
起承転結って知ってる?
音楽もさ…何なんだろうね。
最後国連?何それ結局平和ボケで他国任せの日本で終わった。
ジパングのアニメみたいに完結できなくて、むず痒くても嫌だけど、こんな終わり方はないわ。
ジパングはアニメがきっかけで全巻読んだわ。
結果的に良かった。
今作は「映画のみ」ツッコミどころが多すぎて多すぎて…
お金返して。レンタルで良かったよ
ジパングのアニメ監督に撮影依頼したほうが良かったんじゃないの?
ネタバレ
おい百田、あれで腹壊して安倍書き下ろしてるのか?馬鹿じゃね?盗作作家はすっこんでろよ。
佐藤浩市普通に良かった。
ただトイレから出ただけじゃん(褒め言葉)。
それとレベルの低いCG以外は予想より良かった。
突っ込みどころ満載だが映画として言いたい事は伝わった。
中井貴一の使い方
かわぐちかいじ原作の映画として、
とても良く作られてと思いました。
ただ、途中何度も出てくるコンビニ
のシーンは作品クオリティを下げている
感じを受けました。
特に大好きな俳優、中井貴一のコンビニ
店長役はキャラクター設定も話的にも
良くなかったと感じました。
自衛隊と政治家、官僚という設定は
シンゴジラのような緊張感のある
内容の方が良かったですね。
見て良かった
公開前に騒動があったり、原作との乖離が激しいという批判が多くあった中で、視聴を迷ったが、個人的には、国防のための軍隊は必要だと思うし、憲法の改正も必要だと日頃から思っているので、視聴してみた。
原作は、呼んでいなかったので、当初は、先制攻撃された自衛隊が反撃して完勝するって、オチなのかなぁと想像していたが違った。
映像や戦闘の描写にあまりリアリティーは感じなかったし、突っ込みたくなるところも多々あったが、日本が望まなくても、戦争に巻き込まれてしまう可能性と恐怖は感じた。
日頃、自分自身が、他人からの喧嘩を買いやすく、勢いで徹底的に物事を片付けてしまおうとするタイプなので、劇中の指揮官達が、味方に多大な被害がおよびながらも、戦闘から戦争への拡大を阻止すべく、過剰な反撃を避けつつ、闘っていく姿に新鮮さを感じ、心を動かされた。
また、劇中で、大国が小国を必要以上に、追い詰めたからこそ、現在の世界情勢があるんだ的な台詞も印象深かった。
今回、この映画を視聴して良かったと思います。日本人だけではなく、いろんな国の人に見てもらいたいです。
原作者のかわぐちさんが、敵国を敢えて原作と違えて、仮想国家にしたのは、日本が憲法を改正し、自衛隊の存在意義を憲法で明確化することは、決して、日本人が民族主義に傾いているからではないということ…
原作で伝えきれなかったからこそ、この映画で世界に伝えたかったのではないでしょうか。
まさかの劇場版「〇〇の〇〇」!?
やりたかったことは、わかります。
日本が空母を持ったら…という、リアルなテーマを描いた話題作です。
原作の漫画は尖閣を舞台にした対中戦というよりリアルな設定ですが、映画ではそのあたりはオリジナルストーリーに差し替えています。
センシティブなテーマですからオリジナルストーリーにするのはまあ理解はできます。
原作が全てとは思いませんし、時間軸を大幅に変更するのも映画としてはわからなくはありません。
ただそのストーリーが…あまりに残念でした。
まず余計な要素が多すぎます。
原作では数コマしか出てこないコンビニのシーンを中井貴一を立ててしっかりと見せていますが、結局最後までストーリーの中の位置づけが不明なままでした。
守るべき暮らし、の一端を描いたのだと思いますがそれにしてはキャラが立ちすぎていてどう感情移入したらいいか結局最後までわかりませんでした。
また記者がたまたま同乗するというのはアリだとしても、あまりに記者に信念がなさすぎだと感じました。
少なくとも原作では「官製ではない、自らの報道を通し戦争を防ぎたい」という強い信念を持った記者がいたわけですが、今回同乗した2人の記者は言われたまま何となく撮ってヤバそうだからとりあえず流して…
もしかすると現実の記者もその程度かもしれませんが、本作においてはきっかけ以外にそこにいる意味、深みがまるでありませんでした。
衛星携帯の使い方もめちゃくちゃですし(あんな高速で通信ができ、かつアンテナを衛星に向けないばかりか閉鎖環境でも完璧に電波を拾う衛星携帯なんてまるで夢のようです)、情報の受け手である本社側もネットニュースと言う割にやっている事はユーチューバーの延長みたいな人たちで辟易しました。
さらに、役者の人たちの演技もバラバラ。
公開前に話題になってしまった佐藤浩市の垂水総理役を含め、個々で見れば決して悪くありません。
ですが、ストーリーにまとまりがないため悪い意味で演技がぶつかってしまい、結局誰も存在感がなかった印象です。
艦長役の西島秀俊もキャラクターを意識しているのはわかりましたが、終始口角を上げた謎の表情に違和感を覚えました。
極めつけは戦闘の結末。
基本的な展開や艦隊としての戦術は原作がベースとなっていますが、肝心の決着が異なります。
なんと、各国の原潜が合同で魚雷を使い警告し、浮上したのち国連の旗を立て戦闘の終結を促すというまるで「沈黙の艦隊」さながらの超展開。
同じかわぐちかいじ氏の作品ですから自然と言えば自然ですが「空母いぶき」と銘打っておいてこれはナシでしょう。
別に100対0で完勝する必要は全くありませんが、ここまで戦っておいて最終的に一番効果があったのは「サイレントセキュリティーサービス フロム ザ シー」だったのかと思うと、これを映画化する意味がどこまであったのか考えさせられます。
原作へのリスペクト皆無、その金で原作を買って布教した方がマシ
原作からの乖離・改悪がひどいです。深い怒りに震える手でこの文を打っています。
是非とも今からでも「空母いぶけない」とでも名称変更願いたい。「いぶき」の名が泣いている。
原作をリスペクトしている者からすれば、観るためのお金をドブに捨てるか、原作を買って布教するのに使うほうが遥かに良いでしょう。
この劇場版を見ていて気になった不快な問題点は、大きく分けて3点です。
◆問題点
1.中国への忖度で敵味方の入れ替えを行い、作品と空母の存在理由の根底を覆した。
2.役者のオナ○ー動画配信に使われ、現首相を小馬鹿にするために首相の動向に意図的な改変を行った。その行程で難病を揶揄したとしかとれない描写があり、批判が巻き起こっている。
3.その他リアリティが無い。
◆詳細
1.中国への忖度
原作は中国が尖閣諸島の不法占拠をエスカレートさせて物語が始まりますが、本作ではそれは中国ではない謎の国家に置き換わってます。のみならず、最後には中国を含む国連軍が助けにやってきて物語が終結に向かいます。
つまり中国の立ち位置が原作では敵、本作では味方なのです。
もうお分かりですよね?全くの別作品です。よくもまぁこんな改変を出来たものです。
現実に、現在我が国はヘリ搭載型護衛艦を空母化する流れにありますが、それは中国の覇権国家的蛮行に対応するための措置です。その根底にある空母の必要理由そのものを覆い隠して中国に忖度したことになります。よりによって助けにくる側に中国がいるとは。呆れて物も言えません。
これを「空母いぶき」と呼んでいいのかすら疑問です。いぶきという名に失礼だ。
作者であるかわぐちかいじ氏は、漫画作品の根幹を中国系思想家に売り渡したととっても良いでしょう。そこに我々の知る「空母いぶき」は居ません。
2.役者のオナ○ー動画
ある作家に三流と呼ばれた役者がおります。かの役者は、この原作を反権力への風刺に使っていい作品かどうかを見極める力がなかったんでしょうね、また、そのために「左派がアベ批判のために常用していた表現」で難病を揶揄しました。このあたりに左派同様、人間性の欠如を痛切に感じます。
問題となった彼のインタビュー記事は、当該書籍を購入して読者が読める分には全て読みましたが、全文を読んで尚、「水筒持参」「お腹弱い」の2つから「左派からみたアベ」を連想するなという方が無茶やろ・・・としか思えませんでした。
現首相の難病は、左派・反権力の人間が心なく見た時には「ただの腹痛」程度にしか映っていなかった事は、記憶に新しいですからね。
三流と呼ばれた男は「左派からみたアベ」を恥ずかしく情けなく面白おかしく演じたかったんだと、堂々とそう言うべきでした。また、そのために難病を心なく揶揄していた過去の表現まで引っ張り出している点は、醜く見苦しく小汚く小賢しい事この上ない。彼の役者人生がこの映画をきっかけに決定的に落ちぶれることを心の底から祈るばかりです。
3.リアリティが無い
全体に緊張感なくふぬけてて、ごちゃついてて、整理ができない。名言だけはカバーしようとしてる感が否めず、無理矢理感がハンパ無い。捕虜は国内の一般見学者みたいな扱いで甘々な対応。戦闘シーンでは艦長だけ不気味に笑ってる。役者のテンションもまちまちで、ある俳優は敵役を変更して尚、「映画を通して愛国心がはぐくまれた!」と右派みたいなこと言ってるし、別の俳優は「体制側を演じるのは嫌だったけど現首相の難病を揶揄する方針に改変して良いなら演じてやっても良いよ!」とトチ狂った左派の立場でシコシコ演じてます。要は統率が取れてないんです。全体主義とは違う意味で、みんなが同じベクトルに向けていない。ひとつのゴールを示せていない。
監督はお片付け苦手なタイプなんじゃないですかね。
ハッキリ言って見づらいしリアリティが感じられません。
◆結論
原作を愛している皆様は、見に行かないほうが善いです。その金があれば、原作を買って大切なご友人などに布教したほうが良いです。
自らの原作作品を中国に売り渡した原作者に愛想を尽かした皆様は、布教が面倒くさければ、その金はドブに棄ててさっぱり諦めましょう。そのくらいこの劇場版にはお金を出して観る価値を見いだせません。
◆心配事項
そのうち三流役者と呼ばれた男が「空母いぶきを沈めた男」とか銘打って自叙伝を書き始めないか心配でなりません。
ほら、あのテの人たちって、なんか主張後に左派のホルホル講演会に引っ張りだこにされたり、その件について手記を出版したりする傾向があるので。。。
空母いぶき
「空母いぶき」見てきました。登場人物や状況設定が「空母いぶき」であること以外、原作とは全くの別物で戦闘(艦隊戦、航空戦)シーンの設定も描写も日本映画の域を脱しておらず甘々で、原作ファンとしては物足りない内容でした。中国の尖閣侵攻という原作のリアルな設定が曖昧にされ、また、国民を巻き込む地上戦が全く描かれず、最後は国連頼みになるなど、これじゃ平和ボケ日本のただのエンタメ映画。怪獣や宇宙人が相手でなく、自衛隊の戦闘を主軸にした意気込みは認めますが、原作をもっとリアルに描いて欲しかった。「やはり日本に空母はいらないよね」「空母があるからあんなことになる」「武力行使は他国に任せて平和憲法を維持しよう」などというアホな考えを助長しないか心配です。
試写会で見ましたが期待外れでした
印象は「残念」「稚拙」です。
みなさんの評価が高くてびっくりしました。
唯一音楽が良かったです。岩代太郎さんでした。
やりたいことを盛り込みすぎて、1つ1つが浅く、リアリティに欠けました。
登場人物が多すぎるのに出てくるシーンがわずかで、誰が誰だか覚えられずに終わってしまいました…。
とりあえず新波二佐と外務大臣はもう少し抑えめに演技して欲しかった。
外務大臣って、総理大臣にあんなに偉そうな口利くんですか?
海自(というか日本)のスタンスとして、「戦争」ではないのでしょうけど、
だとしても「戦闘」ではあるのに、ずいぶんノンキな描写が多く、
リアリティに欠けました。
具体的には、
・乗艦している記者(民間人)に何の説明もしない
・民間人を自由に動ける状況に置いたままにする
・衛星通信の使用を咎めない(むしろ促す)
・映像が東京に伝わり、一部のコンビニ店で買占めが発生するが、店員が店長にその旨伝えない
・捕虜を捕まえた際、拘束せずに運んだ
・捕虜に武器を奪われるような形で携帯していた
原作ではクリスマスじゃないんですね。
クリスマスの描写は一切いらなかったと思います。
音、映像ともに迫力があり目が離せずのめり込んで観た。自衛のための戦...
音、映像ともに迫力があり目が離せずのめり込んで観た。自衛のための戦闘、戦争。それぞれの人が自分は戦争をおこせる立場にあり仲間を殺された憎しみや死の恐怖と葛藤しながら判断を下していく姿に考えさせられた。いまある平和を未来にも繋げていきたいと思った。
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