空母いぶきのレビュー・感想・評価
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海賊と呼ばれた空母
ちょっと酷評レビューが多すぎるので、褒めてみようと思う。
日本とアメリカが外交努力で「かが」と「ワスプ」の連携を示してる真っ最中に、この映画ってば米軍に一切媚びないところが一本スジが通っていてすごい!かっこいい!原作通り!
日本のピンチに原作通り、全く助けにこない米軍の再現度はすばらしく高かった!えらい!
原作とは異なり、何故か日本の局地紛争ごときに国連軍を寄越す決定をする共産圏!かっこいい!
変にいじったせいで、各国の「テンション」の差がえらいことになったケド、そのへんの細かいコトを気にしないで上映できちゃう大らかさは大陸級だね!すごい!
原作をねじ曲げてまで、中露に媚びる姿勢がすごい!なんならこのまま尖閣もささげちゃえばいいんじゃないかな?
また、イマドキは豪州の海賊ですら旗を掲げるのに、この映画の艦隊ときたら、自衛隊旗を掲げてるかどうかすら見えないのはすごい!
おかげさまで、国籍不明の武装海賊船団が海上自衛隊の艦隊を自称してるだけの映画になりさがってしまった!へへへやったぜ!ざまぁみろ海上自衛隊!
これも、原作を改変したおかげだね!素晴らしい出来事だよ。おめでとう。
主人公のいぶきも、甲板が頻繁に破損しとるし、なんでコイツがタイトルやっとるのかよくわからなかくしてやってすごい!この作品の威厳とか深いメッセージをことごとく破壊できててすごい!
原作ファン抜きにしても
佐藤浩市の一連の言動抜きにし、原作ファンの一人として映画館に行ったものの、これは酷い。酷すぎる。先迫った脅威として、中国による軍拡や、韓国の竹島上陸などが挙げられるが、これらを完全無視した、原作破壊の作品。「東亜連邦」が何を目的としているのか?どんな集団なのか?が描かれていないし、何しろ東亜連邦の工作員らしきものが、一人しか登場しない点に疑問。垂水首相らの会議のシーンは「シン・ゴジラ」を意識しているのだろうが、「シン・ゴジラ」のほうが緊迫感伝わり、臨場感強し。それに、中井貴一のコンビニ店員のシーンは不必要。いぶきに乗り合わせた記者たちによる情報漏洩は間違いなく厳罰ものであるが、衛星電話の没収のみ(しかも、返却されるオチ)。差し迫った脅威という点は理解してもいいが、この作品から得られるものは皆無。原作を未読の方でも違和感が起こるはずだろう。
お花畑
原作は知らないが、憲法9条と中国の脅威がテーマじゃないの。映画も近隣諸国条項か?改悪が酷すぎる。最後は愛で平和、お花畑か!世の中そんな甘いもんじゃありませんで!映画見て吐きそうになったん初めてや!一人で観てたら途中で帰っていたかも。作者、映画化これでよかったん?
主権のバーゲンセール
日本の主権が各国に侵されてる様子をよく表した映画でした。
たかだか邦画ごときが、近隣諸国にあーだこーだ内政干渉されるのが怖いのでしょう。ホンット気持ち悪いのでレビューにて共有します。
下記がそれぞれに対応してます。
■現実の日本
1)中国:
尖閣を狙われ、海保がその都度対応を迫られている
2)ロシア:
北方領土を不正に占拠されている
3)韓国:
島根県竹島を不正に占拠されている他、旭日旗問題など、先の大戦に関するあらゆるイチャモンをつけられている
■映画「空母いぶき」の中の日本
1)中国:
中国様が尖閣を狙う訳ないじゃないですか!そんな原作の表現は取り下げますぅ!
敵は別に用意しました!僕たちはコイツと戦うことにします!
日本の海保ぉ?あんな奴ら、武装漁船にやられることにしますよ!ペッ!!
中国様は、むしろ国連常任理事国の一国として正義の心を発揮なさいます!
日本を侵す勢力に対して、国連軍として自らも日本を助けに来てくれることにします!あぁー、頼もしいですねぇ!
2)ロシア:
ロシア様も、常任理事国の一国として正義の心を発揮なさいます!
日本を侵す勢力に対して、国連軍の派遣を許可します!
3)韓国:
おい海上自衛隊ぃ!ふざけんな旭日旗隠せコルァ!
すべての船と制服から旭日旗を隠せコルァ!!
この映画は、こういう映画です。(ちなみに「あたりまえ」ですが原作には、いっさい存在しない配慮です。)
こんなもの観たいですか?
二度とゴメンだわ。
どこの国の邦画だよ、ホント気持ち悪い。
ザ・コーヴ級の史上最低の国辱映画
・私の知る限り最低の国辱映画
どのくらい最低かって?シーシェパード監修の盗撮ドキュメンタリー映画にお金を支払う方がマシなくらい、最低だ。
まだ見てない人は、見に行かない方がいい。シーシェパード以下の、悪辣な連中の儲けに貢献してしまうことになる。
・難病の揶揄、コソッとしてるやん
佐藤浩市さんの演技は好きだったんだが、今回ばかりは前情報のせいで不愉快だった。
たったあれだけの変更であったのなら、インタビューで口をつぐんでいればよかったんだ。そうすれば『難病の揶揄じゃないのか?』という意見にも『そう見えた?ならばお前等こそ差別的なんだよ!』と反論できただろうに。自ら告白してしまっては、もうどうしようもなかった。
・そんなに旭日旗が嫌いか
他の方のレビューを事前に見てたんで注視できたが、旭日旗は船のメインマストにも、海上自衛隊員の肩のワッペンにもなかった。
とくに隊員さんの肩のワッペンだ。本来は旭日旗をつけているべき肩ワッペンをわざわざ日本国旗に置き換えていた。これは全国の図書館で『日本海』を東海に書き換えるのと同じな行為だ。わざと間違えに向かって、侮辱している。
そんなに旭日旗が嫌いなら、何故空母いぶきを映画化したんだ?理由は簡単だ。海自に対して醜い工作をして貶めて満足し、ついでに金が欲しかったからだろう?
あれを海自と言い張るのは、もはや特殊詐欺の領域だ。冒頭でシーシェパードのような犯罪集団と比較した理由はこの点にある。
映画を良いモノにしようとする各員のあらゆる努力や奮闘は、この反国家的工作を前に無に還った。
どんなに素晴らしい演技や音響、迫力ある戦闘CGすらも、霞ませるほどの蛮行と言えよう。
・旗を掲げるのは中国海軍
もしかして、援軍として駆けつけた国連の潜水艦が中国国旗を掲げるあのシーンは、感激するべきシーンとして撮られたのか?
なにをどうすればそれで感激できるんだ?現実を見ろよ、あいつのせいで日本は空母なんてものを再度持たなきゃいけなくなったんだぞ?
映画を見た後の帰り通路で、ここまでボロカス言われてる映画を観たのは本作が初めてだ。
少なくとも、私の観に行った映画観では、感動の声よりも落胆・怒りの声がやたら耳に入ってきた。
・追伸
不正と思しき高評価レビューの削除お問い合わせについて、ご協力ありがとうございました。
無事に2件とも削除されたことを受け、安心しました。
今後も健全なレビューサイトとしての運営を祈るばかりです。
今まで観た戦争(あくまで戦闘)モノの邦画で一番面白かった
賛否が分かれているがどちらかといえば面白かった
1800円なら微妙だが1100円や1000円で観るなら悪くない
貧乏で1つしか観れないなら絶対にコンティデンスマンを観たほうがいい
佐藤浩市の発言で話題になったがこの程度のことでいい年した社会的地位もある中高年の右や左の論客がイデオロギーを爆発させていたかと思うと阿呆らしい
本田翼らマスコミに関してはいろいろとクレームがあるがキン肉マンでいえば中野さんやアナウンサーみたいなもので必要
だがコンビニシーンは個人的にはいらないと感じた
キン肉マンでいえばキン骨マンや五分刈り刑事のコントみたいなもので好みが分かれる
時間が限られる地上波放送ならカットされてもおかしくない
佐藤浩市は総理大臣役は絶対にやりたくなかったらしいから中井貴一にあんな役をやらせるなら彼が代役を務めるべきだった
日本の立場を痛感させる戦闘シーンは興奮した
なにかといえばハリウッドと比べCGやVFXがしょぼいと酷評する人はいるがあの程度で充分
役者の芝居を台無しにするようなものでなけらばいい
役者を観たくて映画を観るのであってCGを観たくて映画を観ているわけじゃない
だいたいにしてトランスフォーマーやマーベルヒーローなんかより低予算でショボくても昔のロボコップやターミネーターの方がよっぽど面白い
オタクの人は毎度のことながらムカつくだろうけど原作改変に関してはそれほど酷いものではなかった
中国ではなくて東亜連邦になったのもこれはこれで良かった
どうせ中国が支援してるんでしょ
だいたいにして実写にしてもアニメにしても原作を全く改変していない作品なんて皆無だよ
原作者も映画作りに参加して改変を受け入れているんだからなんの権利もない読者が激怒しても意味ないし馬鹿馬鹿しい
最後は国連と常任理事国が助けてくれて幕引きとなるが実際にそうならアフリカや中東の戦争や紛争はないでしょと突っ込みたくなるがファンタジー映画として受け入れた
低クオリティの艦内描写にがっかりです
バトルシップ映画として期待をしていましたが、試写会の時点で「防衛省の協力がない」と聞いてあれ?とは思いました。実際に映画を見て、かなりがっかり、良くこんな低レベルなクオリティでオッケーを出したなあと感心しました。
直近に別の潜水艦の映画を観たこともあり、艦内の描写の誤魔化しようにそちらが気になってしまって内容が入ってこないほど。計器類は全てピントをぼかしていますし、戦闘機に関しては搭乗中は目の周辺と機体のみ。
メインのいぶきの艦内ですら、俳優さんの顔に焦点を当てて背景はぼかして誤魔化しています。本当に、がっかり。船に興味がある映画ファンはもうこの時点で低評価なのでは、
わたしは原作を知らないので何とも言えませんが、内容があまりにもお粗末では…と。
コンビニのくだりは本当に必要でしたか?
衛星電話は使えないように予め取り上げる、もしくは通常持ち込み制限がかかるのでは?
記者の搭乗を許可するシーンがありましたが、普通は降ろしますよね、映画の都合だと思えばまあ…
海自は艦長が絶対と聞いているので、周りに人がいる状況で艦長に対して強く意見具申することは無いのでは…
潜水艦の中では状況中にあんな大声で喋らないというか、あれほどの近距離で普通に喋るのはあまりにも敵を舐めているというか、なんであれで敵に察知されないのか…
柿沼1尉は死ぬ必要があったのか、捕虜を移動させるのにあんなに無警戒なのは何故なのか…
本田翼さんの演技の粗はもちろん、それ以外の端役の俳優さんの喋り慣れ無さも気になります。ベテラン俳優さんの演技の素晴らしさの反面、端々の演技の粗さが酷い。
などなど、ツッコミが多すぎてツッコミきれないです。
映画館ではもう観ないです。
中盤はまあまあ楽しめた
前評も原作も未読でした。
前半艦内で空自パイロット出身の艦長と海自一筋の副艦長の論戦でそれぞれの立場を語り、官邸のシーンで政府の見解立場が語られる長いセリフの応酬。
小説や漫画でいうところの「説明台詞」が多くちょっと集中しきれなくなるくらい退屈。。。
舞台が狭い船のCICと官邸なので、変化もなく顔のよりが多いので、朗読劇かっていう位で、それでも持っているのは、西島さんの不思議な感情のない感じの顔と、佐々木さん、佐藤さんの演技かなぁ。
中盤戦闘シーンはそれなりの緊迫感を持って楽しめた。
色んな艦の艦長たちの濃い演技を楽しんだり。(いそかぜの艦長よかったわw)徐々に戦力が削られたりする緊迫の展開が面白かったけど、戦闘機が市川隼人しかおらんのかい!って突っ込むくらいのほぼほぼ一人芝居w視点寄るならもう一人の若手パイロットの方だろ。。。あと戦闘機の中とか写せなかったのかアップすぎて目しか映ってないから、劇場の大スクリーンだと圧がすごいw
あとでエンドロール見ると自衛隊のフルサポートではないんだね。
まあ題材が題材だし、架空敵国と改めてはいるけど、明らかに中国を仮想敵国にしているので、かなりグレーだから完全協力とはいかなかったんだろうな。
本来であれば、いい宣伝だから絶対こうゆうのはこれでももって艦船とか艦載機なんかを出してくると思うんだけど・・・
で、それなりに盛り上がって終わるわけなんですが、最後謎の同船していた若手記者のリポートで幕を閉じる。あれ余計だったな。。。ものっすごい安っぽいレポートで、またそれを見て世界中で動画でバズるっていうのがまたこれまたものすごい嘘っぽいというか絶対ないだろうっていうリアリティのなさ。
アメリカ人なんてこんな戦闘シーンしょっちゅう見てるし、なんで子供がこんなの見るんだよっていう笑えるくらい酷い。
天下の自衛隊が厳戒の空母に厳選したメディア載せてるのに情報漏洩につながる通信機器使わせてるとかありえないでしょ(苦笑)
なんであんなシーンいれたんだよ!っていう。蛇足だったわ・・・。
あと中井貴一の無駄遣いがひどい。。。街中の平和を象徴したかったんだろうけど、やり過ぎ。普通のおじさん俳優でのんびりしているところでよかったんちゃう?コンビニ店内のみぱにくってて町はなんかそうでもないし。。。耳栓するってのも無理があるし、とにかくおかしすぎる。
キリスト教が世界を救う?
原作は読んでいないが、中国から敵国が変わっている時点でまったく別の作品であることは容易に予想される内容。あまつさえ、その中国は国連の常任理事国として、他の国とともに軍事衝突を止めてくれる。度を過ぎた平和主義者の発想だろう、そんなもの。仮想の世界では、どれだけ紛争が起きてるのはしらんが、記者が拡散させた映像ぐらいでは、ふーんで終わりだろ。しかも、クリスマスイブというキリスト教が大きく影響してるし、サイレントナイト(きよしこの夜)の曲も。イスラム教徒が見たら、なんと思うのかね。原作をそのまま映画にするのは難しいのはわかるけど、であるのならば、わざわざこんな作品をつくる意味も理解不能。久々に見て損したと思った作品。
5大国が力を合わすことが出来たら、との願望
安保理常任理事国の5国が拒否権を発動せずに力を合わせたら紛争の多くが抑止できるのでは、という理想的な国連像を描くことが大きなテーマの一つと思った。
映画の中では、日本の自制した武力行使と積極的な外交努力、自衛官を殺した捕虜に対しても人道的な取り扱いをしたことがSNSで拡散され、世界の共感を得、常任理事国5国が力を合わせて紛争を停止させる事に成功した。(故に、作中の敵は仮想国でないとストーリーが成り立たない。)
逆に考えると、拒否権を持つ中国やロシアと紛争になった場合、国連は絶対に一つになる事が出来ないという事になるので、自らの弛まぬ防衛努力と米国を始めとする自由主義国との良好な関係構築が国を守る上で重要という事ではないか?と感じた。
我が国の在り方を考える上で良い映画であったと思う。
(ただし、他の方の指摘にあるとおり、戦闘中の各艦のメインマストに戦闘旗たる自衛艦旗が翻っていないこと及び海自隊員の腕のワッペンが旭日旗でないことはいかなる理由か、残念。)
原作の完全再現は無理とは思っていたが
レビューはあまり参考にしないで自分は自分の感性で観に行くのですが(結果それで良かったということも多々あり)、こんなにもレビューを信じておけば良かったという映画も無かったです。悪い意味で。なお発言が問題になった役者ですが、それについてはどうでといいやと思ってましたし、実際には何のメッセージも読み取れませんでした。まぁ決断力がない使えない首相だなとは思いましたが。そう思わせる魂胆だったのか?だからといって映画は映画なので現実の首相に対して評価を変えるような影響力は微塵もありませんでしたけど。軍事的なことやCGのことはあまり分かりませんが、衝突シーンや炎上シーンで、その現場を描写せず、役者の顔に炎(の照明)を当てる演出は覚めましたね。護衛艦が炎上するシーンは唯一頑張ったんでしょうね。どや!ってくらいに長尺でしたw護衛艦からのミサイル(軍事的知識が無いのでそう表現します)発射シーンについては、最初は「おぉ!」と思うリアルさを感じましたが、そう何度も同じシーンが繰り返されると「しつこい!」と思いました。最後にコンビニのシーン。品物が全て売り切れになったため臨時閉店させたとして、休憩室やレジ周辺ではなく、商品売場で倒れ込む店員。それを店長が発見した後の第一声が「メリークリスマス」。あの子、頭が足りない人の設定なのか?と思ってしまった。
摩訶不思議な映画で破綻だらけ
平日で安かったので鑑賞しました。違う意味で期待していたのですが、そういう意味では期待以上でした。戦争映画?として見てはだめで、ツッコミ入れながら見る、ネタ映画です。
話題になっていた首相の演技は全く問題なく、許容範囲内でした。
他の設定、某国の軍の行動、自衛隊の振る舞い、日本の様子、海外の様子、全てが破綻しています。全く感情移入できず、結論としてはキツイ映画でした。
某国の軍の行動は、結局何がしたいの?ということだらけ。
単にミサイルをいっぱい打ちたいだけか?という感じです。
空母持ってるし、潜水艦もあるし、戦闘機も20数機と、軍事拠点でもない単なる島を侵略するために大規模展開するわけです。で、何をするかと言えば、何のひねりもなく、順番にミサイル打つだけです。その後、軍事的なかけひきもなく、外交的なかけひきもなく、国連軍が来たから下がりますという、結局何がしたかった?
次に自衛隊。冒頭の潜水艦が艦隊と一緒に海面で進んでいるのも驚きで、その後艦隊と一緒の速度でガンガンに音出しながら行くのか?隠密行動しないと潜水艦の意味ないですよ。あと戦闘で相手の潜水艦にぶつけますが、その後の対潜戦闘を考えないところが大馬鹿です。潜水艦いなくなってどうする。相手も魚雷一発も打たずに素直にぶつけられるという大まぬけ。
墜落した敵のパイロットを助けて、ハンドガン奪われてって、艦で銃を持つってことは警備要員じゃないのか? 担架で運ばれている負傷した味方パイロットが気づくような、敵パイロットの仕草に気づかないという大まぬけ。あと海上で助けたんだがら、極めて寒いはずで、普通ブラケットでくるむとかしないか? そうしておけば拘束もできて行動も制限できたのに。
自衛隊の振る舞いではないですが、攻撃を受けた被害の描写もおかしい。敵潜水艦に乗り上げた潜水艦の内部は、天井から水が結構な量で落ちてくる。ぶつけたのは下ですが。何で上から? 全体ゆがむくらいにぶつけた? おいおい。
魚雷一発で大炎上する護衛艦。艦首付近に当たったのに何が燃え
て大炎上? 普通ダメージコントロールするでしょ。大炎上はないですよ。
一佐、二佐クラスなのに作戦行動中に感情的になったり、自衛隊と言えども、数えきれない訓練とシミュレーションをしているプロ中のプロですよ。ありえない。塹壕こもって、突撃~じゃないんですから。
日本の様子。動画がネットにアップされ、戦争か?となって、コンビニに人が押し寄せて食料買い込むシーン。コンビニ店員は、夜通し接客で疲労困ぱい。いやいや、当方阪神大震災経験者ですが、コンビニなんて30分もたたずに品物なくなります。作中では物流も止まっていたし、摩訶不思議。
クライマックスの国連軍の各国の潜水艦。音もたてずに海上艦より速く現地に出現。お~い。最初から予見してそこにいたのか? 浮上すると潜水艦は無防備だが、よいのか? 相手はならず者国家だぞ。なんで潜水艦? 普通艦隊でしょ。せめて戦闘機多数とか。
最後にいぶきの艦長の行動の動画がネットにアップされ、世界中が感銘を受けたシーン。世界中で戦争や戦闘は数えきれないくらいあって、もっと悲惨なことも、もっと立派な行動をしてるひともいっぱいいるんだが。そもそもあれで報復したら、犯罪になるはず。あんなんで感銘を受けるか?
以上のようなツッコミを心の中でしながら見る映画です。
(この映画を見て感動したとかいうひとは、まったく信じられないです。)
自衛隊に対して、戦争反対と言うひとがいますが、自衛隊は文字通り自衛のみで侵略戦争は不可能です。そういうことをするための兵站がないので。米国がいろんなところに出張っていますが、兵站がちゃんとしてるから行けるんです。今や戦国時代みたいに現地調達なんかできませんから、人道的に。侵略した先で空腹で動けなくなって終わりです。ましてや経済がグローバル化して、侵略戦争なんぞしたら経済大混乱になるんで、各国から袋叩きで終わりです。侵略を戦争でする時代は終わって、人、モノ、金で浸食されて経済を握られて・・・という時代です。
現実に近い24時間
50年以上も戦闘状態だったフィリピンで人口400万人のイスラム自治州が誕生。
ISILとの連携もあり、大国の中古兵器の供与もあり、イスラム隣国はMigにSu戦闘機を保有し、資金源と言われるイランは革命防衛軍が潜水艦隊を布陣。マジ、現実に近く。
いらないと思ったコンビニ店員さんは、暴動放火略奪無くイブに在庫無くなるまで営業。
戦争を防止するため命をかける自衛隊員と通じるものを。
捕虜は今にもアラーアクバルと。
ここまで壊しにきたか
楽しみにしてたんですが、評価は「ひどい」の一言ですね・・・
原作貶しが、本当に酷いです。原作者は劇場版をキチンと監修したのでしょうか。よく上映できましたね、これ。
ひとまず観てきてウンザリしたことを10点ほど以下に羅列します。
1.中国に野心はないという特殊設定
この空母いぶきの世界は現実とは異なるパラレルワールドです。中国が存在しますが、中国は尖閣諸島に野心を燃やしていないことになってます。中国の脅威には一切触れないのです。現実の脅威である中国に配慮し、ここに目を瞑らないと映画化はできなかったのでしょう。とても悔しいです。
2.配慮の末にねつ造した「謎の国」の設定が雑すぎる
中国は脅威ではないとなると、日本はなぜ空母が必要なの?となります。その答えとして、この映画では尖閣を狙う別の勢力が南に沸いたことにしています。現実には存在しない、戦わせても誰にも文句を言われない好都合な敵を、ねつ造したのです。急ごしらえで設定されたため、現実味がなく、設定には粗が目立ちます。
謎の国のリアリティについては、多くは語りませんが、「ありえない」のオンパレードです。
3.旭日旗隠し
空母いぶきを含むすべての艦艇は、旭日旗を見せません。海軍の習慣法を殺したと言えましょう。
4.垂水首相≒安倍首相?
垂水首相は原作とは違い、トイレから登場します。別のシーンでは水筒を持っています。「腹痛を理由に雲隠れ!」となじられてた時期の安倍首相の特徴と被せてあるのが伺えますが、このあたりが政権風刺のために難病を揶揄したと問題にされ、この映画を矮小化させています。
原作の空母いぶきにはない問題を、佐藤浩市氏は自らの信念によって持ち込んでしまったと言えましょう。
5.守るべき日常の描写がわざとらしい
コンビニのシーンがちょいちょい戦闘シーンの合間にはさまります。自衛隊が守っている日常を描写したかったのは理解できますが、ものすごく冗長かつ、わざとらしい。作品のテンポを大きく削ぎ落としています。
6.ところで君は誰?
壮々たるメンツである名俳優たちを、惜しげ無く無駄遣いしています。登場人物が何故か原作よりも多くなっており、艦内のシーンは安いセットを誤魔化すために、原作よりも暗く見せているので「えっと、この人は誰だっけ」となってしまいました。
7.捕虜を暴れさせる自由を認める特殊設定
日本人は自衛隊員まで平和ボケしてるという特殊設定があります。捕虜の扱いが優しすぎたことで捕虜が暴れ周り、味方が亡くなるシーンがあります。最後にはそれすら、友愛の心で許してしまいます。
8.艦内自由行動を許可する特殊設定
民間人の記者が艦内で動き回って活躍します。自由に取材して、好きに動きます。機密の固まりであるはずの艦内で、です。
9.空母いぶき艦隊は課題解決においてチョイ役
最後には空母いぶきから発せられたSNSが感動を全世界に伝え、国連軍が重い腰を上げて助け舟を出してくれるという特殊設定を採用しています。あれ、いつから亡国のイージスに切り替わったんだ?
自衛隊員の努力や、たぐいまれな戦闘技術、戦争を回避するための苦労により、大事にならないうちに国連軍が動いてくれました。ハッピーエンド!
空母いぶきは、戦争に発展させない状態のまま耐えて、国連軍が動いてくれるまで戦闘してりゃあ、それで良かったのです。ぶっちゃけチョイ役扱いです。
例えるなら、「あ、兄貴ぃ!助けに来てくれたんッスね!頼もしいや!オイラ、なんとか持ちこたえやしたぜ・・・」的な役割の子が、この映画のタイトルやってる感じですね。
10.中国は助けに来てくれるという特殊設定
中国の描写は、尖閣諸島に野心を持ってないクリーンな中国という特殊設定だけに飽きたらず、日本を助けてくれる国連軍の一国として描かれています。二重の配慮ととれましょう。そこまでしないと映画化出来なかったのでしょう。とても悔しいです。
これらのことを全てひっくるめ、「ひどい」と評価します。
なかなか面白かったです
「空母いぶき」を見に行ったはずなのに、最後は「沈黙の艦隊」が登場するとは思わなんだwww
両方とも「かわぐちかいじ」繋がりということで、ま、いっか(*^ω^*)
演出が…
スケールが大きく、それなりに楽しめました。
原作では相手は中国ですが、映画化すると問題になるので、架空の国にしたのは致し方ないです。
ただ、細かい演出、例えば…
①戦闘中の緊迫した中で、操縦室を艦長と副長のトップ2が離れて、廊下で語り合ってる時間が長い とか
②仲間を殺した捕虜に、メリークリスマス 的なキザなセリフを言ったりとか、
③艦長と副長が操縦室で語り合ってる時に、バックに他の自衛隊員が誰もいない とか
④トップシークレットなのに、記者に情報ダダ漏れ とか
⑤総理大臣が思慮深く考えてる と言うより、優柔不断なアホヅラに見える とか
などが気になり、演出が下手だな〜と思いました。スケールが大きい作品なだけに残念。。
村を焼かれた。出て行くときだ。
自称海自艦は旗を一切見せず、中国は援軍となる。空母艦隊だけでは離島も防衛できない。
原作ファンそっちのけで、自衛隊の防衛力をちっぽけなものにして、中韓にすごく気の利いたことをする映画でしたね。それだけで☆1だって付けたくないね。マイナス☆5評価とかできればいいのに。
ところで空母いぶきはどこに出てたんですか?あれはほんとに海自艦ですか?あんな旗も確認できないような国籍不明艦隊、ぼくしりません。
レビューサイトでは、しばしば煙たがられてますが、いわゆる原作厨です。
空母いぶきは最新刊までそろえております。
ネット上で使われる表現ですが、原作をむちゃくちゃにされることを端的に表現した言葉に、「村を焼かれた」ってのがあります。ぼくたちの村は、焼かれました。
原作未読のみなさん、「えー?劇場版、とっても面白かったよー?」って感想は、ぼくたちの心に刺さります。もうほっといてください。よかったですね。きれいでした?あの焼け落ちた村。
劇場版が面白かったというのなら、ぼくはあなたたちとは分かり合いたくありません・・・!
今後こんな心無い感想に対応するのは嫌です。もう原作への愛も捨てて、離れなきゃいけない時なのかもしれませんね。原作TSUTAYAに持って行く決心がつきました。
うん、ダメだこれ
他国任せで解決してしまいます。いぶきそのものはあまり活躍しません。
空母いぶきの公式HPの兵器診断にあった「SNS発信力」って、映画では超重要な役割があったのか・・・ってなりました(笑)
敵国をテキトーにこしらえたりするから、訳が分からなくなる。敵国にキチンとした歴史設定がないから「どんな国なんだろう?」、「どんな人たちなんだろう」が見えなかった。ホントに最後まで謎の敵のままだった。
空母機動部隊よりも市民のSNS発信による援軍動員で解決するという強引な幕引きには悪い意味で驚かされた。漫画では、絶対やめてほしい。
映画はもう、、、仕方ない。原作者がそれでいいとしたんだろ。知らんけど。
「みんなでおててをつないで、かいけつだ!」って流れに変更するのなら、もういっそ謎の国とも分かり合えるようして、最後には国賓として招いて垂水首相と仲良く握手して、「尖閣も半分こ」で幕引きしても良かったのではないかな。
別にファンへの裏切りは、ここまでしてたら大して変わるまいて。そのくらい、ファンは裏切られた思いでいるとおもいますよ。
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