空母いぶきのレビュー・感想・評価
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言葉の重み。考えたこと2つ
言葉の重みについて2つ感じたことがあった。
一つは、戦争と戦闘について。
僕たちは、PKOへの自衛隊の派遣で、概念的なレベルで考えることはあっても、自分の国が戦う主体になった場合の、この2つの差を熟考したことがあっただろうか。
戦う相手の犠牲者の規模や、どの時点で反撃するのか、どの程度の反撃規模か、いぶきの飛行甲板での救助した相手国のパイロットとのやり取りもそうだし、相手が大規模な、或いは、捨て身の反撃に出ざるを得ない状況を作ってもダメなのだ。
おそらく、自衛隊は有事に備えて数限りないシミュレーションを常に繰り返しているに違いない。
軍事技術もテクノロジーもつねに進化しているからだ。
さらに、現行憲法に交戦についての制限があるから、こうした戦争と戦闘の違いを考慮しなくてはならないというより、現在の国際社会の中で、日本がリーダーシップを発揮できるとしたら、このポイントは最重要であるに違いないことも、防衛省は考えているのだろう。
自衛隊員も、相手国の戦闘員も犠牲者は最小限でなくてはならないのだ。
そして、2つ目。
劇場公開前から、明らかに未鑑賞の人のレビュー、それも鑑賞を止めるように促すものや、汚い、時には卑猥な言葉も使って誹謗中傷するもの、作品のレーティングを低くつけるように促すものもあった。
総理のお腹の弱いように見える場面は、トイレから出てくる場面だけだ。それも、潰瘍性大腸炎という言葉などどこにも見当たらない。
総理役の役者の名前を挙げて、許さないといった、勇ましいものもあったが、こうしたレビューが一度、サイトから削除にあうと、名前の文字の間に、ピリオドを入れて、まるで、最近、タイで逮捕された詐欺メールを送っていた輩と同じタイプの表記を使うものもいた。
また、高ポイントに、さくらだと断言するレビューもあった。
レビューとは、鑑賞した後の感想など思ったこと述べることだ。
少し、言葉の意味を考えた方が良い。
しかし、こうした行為を、言論の自由だから許されるだろうと主張する輩もいる。
だが、法律は、乱用を防ぐための手当てもしている。名誉毀損罪や、信用毀損罪、そして、業務妨害罪といったものだ。
世の中はバランスで成り立っていることは多いのだ。
鑑賞した後の批判は構わない。具体的な感想は許されるはずだ。
しかし、未鑑賞で批判をし、齟齬を指摘されても回答もしない行為はどうだろうか。
また、盲目的に共感したり、そうした人達の間で高揚感を分かち合ったりするのは、どういうことだろうか。
そういう人達に、戦争と戦闘の違い熟考できるのだろうか。
もう、100人もレビューを記載してて、遅きに失した感は否めないが、ちょっと憤りも付け加えてレビューを入れてみた。
戦闘シーンに興奮するような映画
専守防衛、戦争放棄、集団的自衛権といった問題を題材にした、エンターテイメントです。護衛艦とか戦闘機とかミサイルなどの描写に力が入っていて、実際かなり興奮させられるけれども、日本特有の問題を扱っていながら、人物描写や社会的な描写にまったくリアリティを感じないので、メッセージ性を持った映画には思えなかった。
物語の締め方こそがこの映画の全てを物語っていて、いいようのない徒労感におそわれてしまった。
これは戦闘シーンを楽しむエンターテイメントだと思って観賞すれば、自分みたいに負の感情を抱くことはないかもしれない。
てめぇの頭はハッピーセットかよ(引用)
よそ様の名言だけどタイトルに引用させてもらう。
制作陣は脳ミソお花畑かよ。
日本に空母艦隊まで運用させといて、「国連軍が助けに来てくれるからなんとかなる」なんて思わせるようなもの作ってんじゃねーよ。
どれだけ平和ボケしたらこうなるんだ。
憲法9条という縛りの中で「自分たちで何とかするため」に空母を使わなきゃいけないんだろ?もうちょっとこう・・・あるだろう!
なに助けてもらって大団円に向かおうしてんの?自分たちだけでなんとかしろよ。
空母を保有してなお、イスラム国みたいな新興国相手に主権も独力で守れない架空戦記の日本なんて誰が望むんだよ。
あと潜水艦にいたっては、大昔のアニメ「紺碧の艦隊」のCGでも観てるのかと思ったぞ。
すげー安っぽいな。学生をやとって描かせた方が良かったんじゃないか?
あれで金取るとか、詐欺も良いとこだ。
ツメが甘いよ、キノフィルムズさん
"専守防衛"の言葉すら知らない。そんな国民にこの映画はどう伝わるのだろう。
いま現実に起きている中国や韓国による東アジアの不安定要素を、本作は伝えようと必死だ。そのために本田 翼演じるニュース記者を取材乗船させている。そもそも、そういう人種は本作を見ることすらしないのに(もうちょっと若手イケメンのキャスティングしなきゃ!)。
原作は軍事題材を得意とする、かわぐちかいじの漫画で、かわぐち作品の中でもっともリアルでいまどきの描写がされている。本作品はさらに、"武力攻撃予測事態における先制的自衛権"という問題まで踏み込んでいる。
原作では、まず中国が尖閣諸島を占拠する。そして日本と中国が衝突するというヤバいストーリーである。
空母いぶきが戦うのは、ほんとうは中国である。ところが映画では"国籍不明の武装集団"と矛先を逸らしてしまった。
弱いよ、キノフィルムズさん!でも、超保守的な日本の映画界で生きていくには仕方がないよね。
アンジェリーナ・ジョリー監督の「不屈の男 アンブロークン」(2014)に対する公開反対運動による縮小公開。韓国映画史上No.1の「バトル・オーシャン 海上決戦」(2014)は、超・反日映画で、ついに日本公開されていない(パッケージ版あり)。
日本の映画業界は反日映画を拒否し、日本人が一方的に被害者になる第二次世界大戦映画ばかり作る。ドイツ映画とは雲泥の差である。多様性の意味で偏っているのは、それまた問題である。
ただ日本は日本の主権や領土を堂々と主張すべきである(韓国映画のように)。国内の映画で、中国に気を使わなければならないなら、原作の意義の50%を捨ててしまっていると思う。そこが残念だ。
一方で本作の見どころは、自衛隊装備兵器の実使用を描いているところ。
数字で防衛費を見ることはあっても、よほどのミリタリーマニアでない限り、海上自衛隊や航空自衛隊の装備なんて知るよしもない。
本作は架空の空母とはいえ、搭載戦闘機や護衛艦、潜水艦なども出てくる。リアルな戦闘が何かなんてツッコミはできないが、対空ミサイルがどのような挙動をするのかが見られるのは興味深い。
首相官邸や内閣、外務省のバタバタぶりはどうでもよい。このへんも矛先を丸めすぎている。これなら「シン・ゴジラ」(2016)のほうが娯楽的には面白い。
中井貴一のシーンは、平和ボケのコントラストのつもりだろうけれど、だったら12月公開にしてほしかった。ツメが甘い。
(2019/5/24/ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ)
忖度しすぎ、これなら「出来ませんでした」の方がマシだった
すげぇや、攻めてくるはずの中国がホントに助けに来やがった。
なに?空母いぶきは中国に首根っこつかまれてるの?強い船だねぇ。
どんな悪い事したらこんなふうになるのさ。ここまでして実写化できて満足?
これなら公表しないほうがよかったよ。素直に、「空母いぶきは、各方面への配慮が大変困難で、実写化できませんでした」と言ってしまえば良かったんだ。
百歩譲って空母いぶきの同人創作ファンタジーとして観たさ。
スカッとした?誇らしかった?マジかよ絶賛してるレビュアーさん達、中国の人?
一番の平和ボケ重症患者は製作陣。
日本では珍しい軍事サスペンスだけど、なんか骨抜きと言うか腰砕けと言うか、しまらない作品でした。一番平和ボケを感じたのは、国際社会の協力を得るために相手をコテンパンにしちゃいけないと言う腰抜けメッセージ。こんなんじゃ、日本では戦争映画すらまともに作れないね。
酷い…
流石自衛隊の協力が無いだけある。
自衛隊も防衛法制も勉強せずに、「こんな感じだと思う。」で作ったのが目に見えて分かる。
空母(巨大な軍艦)なのに狭い区画だらけ、戦闘機も雑な配列、エレベーターどこいった(笑)、潜水艦特攻(爆笑)、魚雷直撃(爆死)
取材とか考察とかしたのだろうか…
ただただ、製作陣のアホさ加減が目立つ。これから見ようと思っている人にはこれだけは言いたい。
これは、素人の作った海戦モノの「何か」だよ!
と…
期待ハズレ
自分ならもっと面白い脚本書かけるのにという、反面教師的な想像力をかきたたせる映画でした。皆で寄ってたかってつまらなくした足跡ありありでした。仕方がないのでもう業界にたよらず独りで楽しみます。
同じ顔ぶれ見飽きましたね。日本映画も零細個人企業の集団ですね。
難病どころか自衛隊まで小馬鹿にしてないか
息子が自衛隊員です。
佐藤浩市のインタビューの件は事前に知った上で、観賞してきました。
原作は6巻まで読んだことがあります。
垂水首相の虚弱体質への改変(難病揶揄)の件は、インタビューの事前情報があってはじめて「ははぁ、なるほど、こりゃ確かにテレビで『安倍首相、腹痛を理由に逃亡』とか言われてた時期を意識してるな・・・」くらいの違和感が湧きました。
確かに体制側を原作通りに演じるなんてのは、佐藤浩市らの世代にとってはつまらないのでしょう。理解できなくはないです。
しかし、息子たちを指導する最高責任者は「首相」なのです。
原作の垂水首相は、もう少し指導者として立派です。
その指導者を、左派の社会風刺願望のために意図的に改変し、貶めた。それも難病の揶揄というもっとも非人間的な手法で。
これは同じ難病に苦しむ人々だけでなく、全ての自衛隊員の「上司」を小馬鹿にしたととっていいと思います。
目に付いてしまうと、心地良くはなかったですね。
その他、原作レイプの件はもう多くの皆様が寄せている通りです。
多分この作品は「劇場版みたよ!空母いぶきって面白いね!」って原作好きの人に話しかけたら、喧嘩になる可能性すら生み出しています。
気をつけて下さい。そのくらい別作品になってます。
総理!
庶民派?家を買う苦労を知っているとは、
そんな総理大臣が本当にいれば良いのに。
空母の艦長が空軍からなれるのは、奇想天外!
まあ、全てが奇想天外でフィクションならいっか。
フィクションであってほしい。
叩かれすぎ
佐藤浩市の発言に反発して公開前から低評価のレビューをしている人がいて、それはないと思いました。実際に映画を観てみると 佐藤浩市は安倍総理を揶揄している感じは全然無く、現実と理想の狭間で揺れる総理だった。
あのインタビューさえ無ければ、気にしなかったのに...
レビュー荒れてるねー。
この映画については様々な未熟な点や、原作改悪が指摘されてるけど、やっぱこの映画は「難病揶揄」が最大の汚点だ。
レビューは「原作を愛してる人&難病揶揄の件を許さないタイプ」VS「原作知らない&難病揶揄の件知らない、気にならないタイプ」の様相を呈しているように見える。
私は前者だ。
目に付いてしまったからには許せない。
後者だったら気楽~に見られたんだろうけどね。前情報として、「体制側をただ演じるのに抵抗があるからって、おなか弱い首相を演じた」となると、どーやっても佐藤氏の動きが目に付く。
佐藤氏の演じたのは垂水首相ではなく「情けないアベ」首相でした。
本人がその気で演じてるんだ。誰から観て「そうは見えない」とかじゃない。役者自ら告白してるんだから、汲み取ってやれよ。
彼は体制側が頼りなく見えるように、安倍首相の難病をバチクソ揶揄してるよ?
前情報をもってて、あれを気にしない人ってのは多分、様々なイジメや差別に対しても鈍感に見ない振りできるんでしょうね…
佐藤氏のインタビューはこの映画にとって不利益しか生み出さなかった。
「そんなの知らないで楽しく観られた」皆さんは幸せでしたね。
暗に込められた社会風刺を感じることもなく、それで傷つく難病の人間がいることにも良心を痛めないですむ。
純粋に羨ましい。
楽しかった映画の思い出に水を差すようで悪いけど、この映画には秘められた汚点がある。
よーく調べもしないで賞賛して、難病揶揄の件で映画を批判してる人に憤りを覚えてる人もいるようですが、その前に是非ご自身でも調べてから考えてやりなよ?
この映画を難病揶揄の件で批判してる人ってのは、劇場版がとても楽しみだったからこそ、インタビューまでチェックしてしまった人がほとんどだと思う。
作品を愛していたからこそ、大切な作品内で難病揶揄なんて暴挙が許せないんだ。
低評価の嵐!! 原作厨の皆様ご苦労様です_(._.)_
原作未読、予備知識なしで観てきました。
原作に思い入れもないですし、映画のあら探しをして悦に入る性癖もないですが、期待を上回り満足です!(*^ー゚)
日本が好きな外国の人にも楽しんでみてもらえる作品だと思います!d=(^o^)=b
空海の自衛官のカッコ良さ
前評判に反していい映画でした。
俳優さんも超豪華、演技も迫力がありすぎて感情移入してしまいました。原作見てないからかもしれないけど、佐藤浩市さんの演技の批判の意味がわからなかった。厳しい日々訓練を受けてる自衛官に感謝です。
日本の誇りだな…自衛隊
原作は見てません…
沈黙の艦隊は好きなので、今回見に行きました。
映像的にも、日本の映画のクオリティが高くなってると思います。
また、キャスト含めストーリーの展開も良くあっとゆうまに終わった感じです…
改めて感じました。
自衛隊は日本の誇りだなって
素人の感想ですが
レビューなんて関係ねえ!
素直に面白い映画です。これは一個人の意見として絶対に変わりません。
音を少なくして緊張感、臨場感をうまく演出していた。映像について決してチープなものではなく期待以上だった。
俳優陣の演技もなかなかに重厚。非難されるべき人は誰もいない。
原作ファンには許せない部分が多いのかもしれないし、好きな作品を改変されることへの嫌悪感は理解できる。ただ、実写化は原作をそのまま再現することが目的ではないやろ?その1点のみでこの映画を全否定するのはあまりに横暴じゃないか?
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