「これはなかなか...」空母いぶき N Tさんの映画レビュー(感想・評価)
これはなかなか...
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これは色々ひどいぞ(笑)
原作漫画も読みましたが、ストーリー全然違うじゃん!
原作は中国の軍事侵攻に対して日本(自衛隊)がどう戦うかという話で、実際に起こりうる脅威を描いた作品だからこそリアリティと緊張感があるわけですよ。
でも、映画では中国様に気を使ったのか、架空の国家が敵役とは...この時点でリアリティ無しのファンタジー決定。一方で敵の装備は原作準拠なので最近できたばかりの新興国家が空母機動艦隊を保有しているという無理設定。極めつけは中国様(国連)の介入で戦闘が終結するっていうね。原作では敵やで?
物語も、敵は殺す気満々でミサイルばんばん撃ってきて死者まで出てるのに「自衛隊は人殺しはしない!」とかほざいて最後まで戦うのをためらう奴がいるし、救助した敵兵には思ったとおり味方撃ち殺されるし。あほかと。何のために毎日訓練してんのかと。観ててイライラします。
戦闘シーンには使いまわしが見られ、戦闘機による空中戦もパイロットの顔のアップが多用されており低予算なのが見て取れます。タイトルが「空母」なんだからせめてドッグファイトは迫力満点に描いてほしかった。せっかく動きがあって映像的に漫画に勝てる部分なのに。
でも、自衛隊がメインで活躍するアクション映画は貴重なんで、何だかんだ言いながら映画館とDVDとネトフリで3回観てそれなりに楽しんでます。
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