「これはひどい」空母いぶき Yukさんの映画レビュー(感想・評価)
これはひどい
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前評判どおり、これはひどい映画。星ゼロ。
自衛隊機が撃ち落とされ、ミサイルや魚雷をガンガン撃たれた状態にあって、反撃することを躊躇して言い争ってしまう士官たち....対艦ミサイルでは沈没させてしまうから主砲を使おう!それやってみよう!って何なんだ。
その後、優しい○○軍がわざわざ戦闘の真っ只中に割って入って来て仲裁してくれる。あー痛み分けでよかった、ってなんだこれ。
武力で領土侵略を受けた側が「痛み分けで良かったー」と安堵して終える。うーん、脚本を書いた人の戦争観、世界情勢感覚はこうなんだろう。
この絶望的に分かり合えないズレが気持ち悪さを漂わせ、全てを台無しにしている。専守防衛を貫く自衛隊の葛藤を描いたつもりだったとしても色々ズレている。
憲法、自衛権、専守防衛、この国の論点をちりばめて真っ当な映画にしたつもりなのかもしれないが、色々レベルが低すぎる。コンビニのシーンは心底白ける蛇足だった。ウクライナの人々にこの映画をみせられるのか、よく考えて欲しい。
こういうレベルの人たちが大金を使って映画を作れてしまうということに恐怖を覚えた。日本でこんな映画が作られとことは他の国に知られないよう祈るばかり。
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