ペンギン・ハイウェイのレビュー・感想・評価
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少年時代の、身近なお姉さんに対する憧れを思い出させてくれるアニメ映画
主人公は周りの同学年とは少し違い、知的で自分なりの研究を日常的にしている少年で、近所の歯医者で働いているお姉さんに淡い恋心を抱いている少年。
お姉さんは歯に衣着せぬ性格で、主人公の少年はその性格、また、おっぱいに対してとても惹かれている。映画タイトルとして「ペンギンハイウェイ」とあるものの、実はお姉さんが今作のキーパーソンである。
エンディングはとても切ないものであるが、その分、記憶に残る映画だった。
アニメ映画ということもあり、万人に受ける映画では無いのかもしれないが、是非とも鑑賞し、感想を連ねてもらいたい作品である。
大切なことを思い出す映画
2020年 4本目
ずっと観たいと思ってたため迷わずNetflixでクリック。
小学校の時、友達と川辺を遡り、上流がどうなっているのか見に行こうとしたことがあった。そこにはフェンスがあって、先に進めなかった気がする。思えば子供の頃は林の道をそれた藪の中にも躊躇なく突っ込んで行っていた。知りたいことを知るには、自分の目で見ること。それがいちばんの解決策だと思っていた。
今は川が流れる仕組みは学校で習ってしまって、疑問に思った事は手元の端末で調べることも覚えた。誰も知らない新しいことに関わっていきたいという好奇心だって湧きもしない。でも本当に知りたいことが誰に聞いても答えが出ない時、そんな無気力に見舞われそうになったら、この映画の主人公アオヤマ君を思い出したい。
問題を分けて小さくする。
問題を見る角度を変える。
似ている問題を探す。
アオヤマ君のお父さんの言葉は、これから先、問題にぶち当たった時に立ち返る基点になると思う。
それでもわからない時は、とりあえずおっぱいの事について30分ほど考える事にする。
問題にぶち当たるというのはどんな人にもある悩みだからこそ、多くの人にオススメできる、さわやかなアニメだった。
良作
【少年の、一夏の不思議な経験を描くファンタジー作品だが、本格的なSFアニメ作品でもある。】
ー キャラクター造形が良い。明らかに理系の探求心旺盛なアオヤマ君(小学4年生)、そして胸が豊かな少しお茶目でミステリアスなお姉さん、アオヤマ君の様々な気質の個性豊かな友人たち、そしてペンギン。ー
□彼らが織りなす不可思議な物語に、あっという間に引き込まれる。
・アオヤマ君が”お姉さん”と”街の随所に現れる”ペンギン”の生態を精緻に記すノートの内容の面白さ。
・青い夏空に舞い上がるピンク色のコーラ缶。
・ペンギンたちの不思議で独特な出現シーン、消滅シーン。
・森を越えると出現する広大な草原・・・。
・実に素敵なファンタジーアニメであり、本格的なSF作品でもある。
<勿論、森見登美彦原作 -日本SF大賞受賞作ー が素晴らしいからではあるのだが、その不思議な世界観を見事に映像化した、スタジオコロリドも素晴らしい。
優れたアニメーション作品であると思います。>
<2018年8月19日 酷暑日の夕刻に鑑賞>
どの層に向けた映画なのか?
素直な感情を観て懐かしく感じました。
トレーラームービーを観た時にはあまり興味はそそられず、取り敢えず観ておくか、程度の入りでした。
序盤はおマセさんの主人公に少しイライラしつつ、中盤から後半にかけて、とても楽しく観ることが出来ました。
子供向けかと思いきや、大人の方が楽しめる作品だと思います。しっかりした子供達なんだけれど、お父さんや謎のお姉さんなど、周りの素敵な大人達に見守られて、一生懸命に問題に取り組む姿が観ていてほっとします。小学生くらいの子達特有の素直な感情も、観ていて懐かしく感じます。あとペンギンが可愛いです。癖になります。
メインの設定については、はてな?が出る部分もありましたが、最初に挫けずに最後まで観て良かったと思いました。親子関係、夢、好きという気持ち、子供の成長、色々と考えさせられる作品でした。
おっぱいばかり見てる賢い小四男子の研究
小5て感じ
ペンギンの群れにうちの猫が反応
怒りを抑えるにはおっぱいを考える
コーラがペンギンに
ペンギンがコーラに
町の中だけ
ジャヴァウォック
チェスの駒がコウモリに
仮説を証明
コーラに限らず投げればペンギンに
海と名付けた球体
お姉さんはやはり町を離れると具合が悪くなる
顔色わるい
食べてないから具合悪いのか
大人の声が全員誰か分かってしまうのが残念
子供の声は皆いい
エウレカの方法
夏って感じ
ペンギンの大群で世界がへんてこになるところはスクリーンで観たかった
海の中
世界の果て
神様が遊んでる感じ
外国の街みたい
ペンギンが垂直に!
町に海が流れ出しペンギンがつついてまわる
コーヒーは大人の味
僕は立派な大人になって人類代表に
なんて高い志し
個人的には好き。男の子だもの
小さい男の子が、自分自身で
「どれ程立派な大人になるか分からない」
と言う。
その大人とは、少年の考えでは「20才」
20才なんてまだまだ大人じゃないのに。
それでも確かにこの子が20才になったらというのは興味がある。
20才までの日数を計算して日々の自分と研究成果を日誌に残して「昨日の僕を超える」なんて立派な思想。
こんな男の子なのに、おっぱいにも興味津々なのがいい。一気に年相応の子供っぽくなるし。
途中でいきなりクレヨンしんちゃんみたいな喋り方しないかなと思って一人でニヤニヤしてました。
蒼井優の声優っぷりはホント好きです。あんなおっぱいお姉さんと仲良くなれるなんて羨ましい。
「ペンギンハイウェイ」
この言葉も素敵。自分もどこかで使いたい。
観ててスゥーと入ってくる、自分の少年時代を思い出しつつすごくスッキリと観終われるいい映画。
個人的には好きです。ほのぼのと。また観たい。
ペンギンはジャバ・ザ・ハットに食われる!
ジャバウォックだかジャバ・ザ・ハットだったか、考えてるうちにお姉さんのオッパイばかりが気になってしまった。そのお姉さんの声が蒼井優だとわかると、世界の果ても山の里へと消えていくような妄想に駆られてしまいます。不思議ワールド、アマゾン研究は川の源泉を探ろうとすると元の川にたどり着いてしまうトリックアートの世界。この検証が行われないまま、巨大な“海”なる存在がすべての研究までをも飲み込んでしまったかのよう。
ペンギンは可愛いけど、あの目がロボット、もしくは宇宙人のような雰囲気を持っていて、消えたペンタのようにお姉さん自身も消え去ってしまいそうな予感がする駅のホーム。おじさん目線で見ると、貴重な夏休みはお姉さんのオッパイ研究に費やしてもらいたかったと思うのだが、これじゃノーベル賞は取れそうもないか・・・
小4なのに相対性理論をも勉強する浜本さんもイカしている。海は世界の果て、ブラックホール、はたまた超ひも理論におけるマルチバースなのか。近くにいるだけじゃ重力を感じてなさそうだし、空間の歪みもない。いや、海の裏側にはお姉さんのオッパイがあるはずだ!
などと、空想、妄想、これらを1枚の絵にまとめて、何度も眺める。そして考えをやめると、繋がった!こ、これはおじさんのスケベ度チェック映画だったんだ・・・そうして“エウレカの方法”だったのだと理解すれば良いのか。
あぁ、童心に帰りたい。
最高の夏
少年は答えを探し始める。
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