「そうかSFだったのか!」ペンギン・ハイウェイ N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
そうかSFだったのか!
子供を抜け出し始める年頃の、だからして世界が自らへ門戸を開いてゆく転換期。その心の微妙な描写と、妙にリアリティのある級友たちとのやり取りがノスタルジックで心地よかった。
主役はアオヤマくんよりお姉さんで、自分だけの秘密を持てた時、子供は大きく成長するのかもしれないなとも思い返す。
SFを下敷きにしつつも、一辺倒と偏らないノンジャンルな物語は見ごたえありか。また清涼感ある映像とマッチした音楽も良く、クライマックスの疾走感には思わず息をのんでしまった。
原作未読につき、ぜひとも読んでみたいと思う一作。
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