「森見登美彦作品らしい不思議な世界観&超良質なアニメーション」ペンギン・ハイウェイ nankichiさんの映画レビュー(感想・評価)
森見登美彦作品らしい不思議な世界観&超良質なアニメーション
鑑賞直後で、うまくレビューには書けない気が…。
とにかく、すごく大好きな作品。
不思議で素敵で心地よい空気感の続く傑作といっていい作品ではないでしょうか。『カメラを止めるな!』を観た後はこの作品もオススメです!
宮崎駿のようなテーマ的な重さというか重厚さや多層性にはまだ及ばないですが、ポストジブリは細田監督や新海誠監督ではなく、石田監督に期待したいと強く思いました。
とりあえず、鑑賞して印象に残ったところをパラパラと。
石田監督の短編作品『フミコの告白』から一貫した絵に命が宿り躍動する、アニメーションの運動の喜び。
キャラクター達の魅力。
お姉さんの色気と魅力、主人公と仲間達の可愛らしさ、2人のお父さんのかっこよさ。
ペンギンの動きや猫、賢い子供たちの夏休みの研究、ディテールへの愛おしさ。
お父さんの教えのメモや蔵書による演出をもう一度観て確認したい。
赤瀬川原平の缶の中に閉じ込めた世界など、美大出身の監督だからか、直接質問したり聞いてみたいこともいくつかあった。
奈良県が舞台とのことだけど、常滑の焼酎瓶が並ぶ道があった。本当にある場所なのかな。
知多半島出身監督の石田さんと作画の柴山さんの遊び心か?
繋がりがわかりづらいところもあるけれど、原作を読んだり繰り返しみたらわかるかもしれないから、その点は保留。
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