ブリグズビー・ベアのレビュー・感想・評価
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最高に素晴らしかった
何よりよかったのが、誘拐犯の両親と、実の両親、どちらにも悪い感情を抱いていなくて、それは誘拐犯の両親の教育がよかったからに違いない。そしてそこには『グリズグビー・ベア』が伝えるメッセージが素晴らしかったのだろう。
オレ自身血縁のない子どもを育てていて、どこか誘拐犯のようなズルをしている感じや、ロールプレイをしているような感覚がある。そして今の立場を失うことが無いよう懸命に親の振りをしている感覚もある。親として世間に認めてもらえないと不審者として扱われるのではないかという恐怖心もある。そんなオレに対して、この素晴らしい教育は見事な成功例であった。
欲を言えばもうちょっと撮影の困難さを見たかった。お友達がナイスガイだった。妹がとても美人でかわいらしいのに、野暮ったいめがねをしているところがよかった。ウェイトレスをしていた彼女がしれっと作品に参加しているところも最高だった。
(追記)
イラストを描くように見返したらやっぱり最高だった。ジェームスが素直に育ってはいるものの、やっぱり変な育てられ方なためちょっと変で、でも決して曲がってはいないというような感じが見事。妹が「お兄ちゃん意地悪してごめんね」と謝る場面がすごく好き。ダイナーで働くアリエルを訪ねる場面もよかった。刑務所の場面もずっこける感じが最高だ。
全ての映画ヲタに捧ぐ映画
ポジティブ
たまたま時間と場所が都合良くて観たのだけど、本当に観れてよかった。公開されたばかりだし、話題になってるのをあんまり目にしてないけど、本当に良作。口コミでヒットするといいですね。
私はあのポスターのビジュアルと数件のレビューをみて、いい映画な予感しかしなくて、見にいきましたが、泣き笑いしながら、あったかくて切なくてポジティブな空気に包まれ、涙を拭きながらあったかい気持ちで席を立ちました。エンドロール字が小さくて何も見えなかったけど、その時間、シートに身をうずめて、余韻に浸りました。御都合主義もご愛嬌なのがコメディのいいところ。是枝監督の万引家族も素晴らしかったけど、本作品はまた別の角度から素晴らしい。
一緒に誘拐されてたらきっと楽しかったって妹に言うブラックな台詞も、いろんな事情がありながらも人が人と心を通わせてく瞬間が美しく切り取られているように見えて泣けた。ほかにも、クスッと笑いながらも涙も出ちゃう名シーンがいっぱいだった。
幸せな気持ちが溢れて来る秀作!
ステキな時間
誘拐キッド
小品にして良品
映画を作るって楽しい!って想いがたくさん詰まっている話。
シリアスなシチュエーションから始まるが、基本的には悪人がいないタイプの話、俺はこういうのが好き。
生まれてからずっと大人二人としか話していなかった割には、同世代と打ち解けるの早いなあとか、あんなムービーが流行るのかといった、ご都合主義と感じる部分もあれど、そこはコメディ映画だからね。ゆったりと構えて見ましょう。
おかげで、ハートウォーミングな部分も自分にはばっちりで、温かい涙さえ浮かべました。
観ていて楽しかった。損しないと思うよ。
キネ旬からの引用ですが、
自分でSFを撮ってみたい!という思いが、誘拐犯〜主人公と、つまり誰もが思ったことがあるはず、って思い出させる作品だったのか!
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