劇場公開日 2019年2月9日

  • 予告編を見る

洗骨のレビュー・感想・評価

全88件中、21~40件目を表示

4.0暗くなりがちなテーマをコミカルに描いた良作

2019年5月2日
スマートフォンから投稿

星🌟🌟🌟🌟あんまり期待せずに観たのですが…凄く面白かったです❗普通に描けば暗くなりがちなテーマをコミカルな演技を大島蓉子や鈴木Q太郎真面目な演技を奥田瑛二、筒井道隆をそれぞれ演じておりそれが上手く噛み合っていて面白く良い作品に仕上がってます❗ちょうど中間の潤滑剤の役割を娘役水崎綾女が演じており鈴木Q太郎とのやり取りは最高に笑えました❗またお墓での洗骨のシーンでのハプニングでも観客を笑わせてしまう監督ゴリのセンスは一流だと思う❗ちなみに一番印象に残ったのは妻役の筒井真理子さん❗そんなにシーンはなかったのですが意外と主役は彼女じゃないでしょうか⁉何はともあれ良い映画でした❗

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ミリン一番搾り

4.5不思議な感動を覚える

2019年4月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

 本作品のスケールの大きな世界観に驚いたというのが、鑑賞後の正直な感想である。
 映画の前半は、地方の島らしく未だに残る封建主義と家族主義の価値観が登場人物を支配していて、少し嫌悪感を覚えた。そういう閉じ込められたような価値観の中で進む物語なのかと思ってしまった。そして奥田瑛二演じる主人公新城信綱の魂の再生が主なテーマなのだろうと勝手に予想してしまう。前半は、ある意味退屈である。
 ところが後半になると、主人公は必ずしも信綱ではないと思いはじめる。そして登場人物たちのセリフが、封建主義や家族主義から逸脱して、本音で語りはじめる。それまで感情移入できなかった登場人物たちが俄然輝き出し、人間的な魅力に溢れてくる。そのきっかけは意外にもハイキングウォーキングのQ太郎の登場であった。
 島の風習を熟知し、島の考え方に染まっている人たちばかりのところに、考え方の異なる未知の人間が現れれば、それだけでダイナミズムが生じる。異世界であった島の出来事が身近なものとなり、洗骨という儀式が現実味を帯びてくる。それから先は怒涛の展開で、男たちによるプチ巻網漁での小魚獲りから洗骨に至る数々の場面は、息を呑むシーンの連続であった。あるときはほのぼのして、あるときは緊張感があり、あるときは厳かである。これほどのシーンを撮ることができた照屋監督は賞賛に値する。
 俳優陣はQ太郎も含めて好演。特に大島蓉子の迫力のある演技は、流石に舞台で鍛えられただけある。一瞬でその場の空気を決めてしまうほどである。水崎綾女は河瀨直美監督の「光」で永瀬正敏を相手に主演を務めた。そのときは目に力のある女優さんという感想だったが、本作品でも同様に目に力をためて、封建的な島のパラダイムや、ひとりで生きていく不安と闘う気持ちをそれなりに表現できていたと思う。
 島の風景は何処も美しい。植物も動物も全て包み込んで海に囲まれている様子は、静かに微笑む女性のようでもある。筒井道隆のモノローグに少し説明過多を感じたが、島と人、生と死をこれほどうまく、そして同時に表現した映画ははじめて観た。死ときちんと対峙し、生命ときちんと対峙する。その圧倒的なリアリティに、これまで経験したことのない不思議な感動を覚えた。傑作である。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
耶馬英彦

4.0丁寧で誠実な脚本に好感がもてる

2019年4月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

序盤の伏線を回収しながら物語が進んでいった。
島の日常風景や海岸から望む水平線に沈む夕日など登場人物の心情に寄り添うなタイミングで映っていた。
父親の壊れっぷりに心配になったけれど、まわりの人たちが心根のいい人ばかりだったので安心した。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
nia

4.0信子さんかっこいい

2019年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

沖縄の土地や人の温かさと
監督の優しさ・ユーモア・沖縄を愛する気持ちが
作品を通してあふれ出ていました。

人生は、出会いあり別れあり
思い通りにいかないけれど
折々に、心を寄せ合い
助け合って生きていくこと、
繋がることの幸せを感じました。

信子さんがかっこよすぎて、
この人に出会えただけでも
この映画を観てよかったなと思えました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
アツコ

3.5背伸びしない身の丈の脚本が大好き

2019年4月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

どんな理由で、どこの誰に期待されてるのか全く理解できない、ゴリ押し新人監督が多い中。特に小難しい話をするでも無く、偉ぶった講釈たれるのでもなく、ラリった頭で無理矢理捻り出した世界観を見せられるでもなく。身の丈で背伸びをしない話が、すごく良かった。

伝統を引き継いで、命を紡いで、血縁の温かさに救われて。

笑いを取るのに高尚なセンスなんか要らない。泣かす場面はシンプルで判りやすいほど入り込める。ゴリさん、二作目にも期待してます。

気になるところは、やっぱり画で。ちょっと子供っぽい感じがするところが目についてしまって。コップに人物を写してる所とか。それと、「人物ドアップ」が多過ぎると思う。肩から上で頭頂部は切れてるサイズの。で、人物だけで背景はボケてる。TV画面サイズなら、それでも良いと思うけど、劇場のスクリーンなら、もっといろんなものを同時に映し込めて、色んな表現ができるのに。「洗骨前夜」から、画の作りと表現が変わります。撮ってる人が変わったんじゃないかと思うくらい。洗骨前夜以降の画は好き。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
bloodtrail

3.5何らかのイニシエーション(通過儀礼)?!

2019年4月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
still_ontheroad

3.0強烈な風習

2019年3月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

沖縄栗国島の強烈な風習に驚き唖然とした。生死とは何か?命の源を改めて感じる事が出来る作品。
2019-61

コメントする (0件)
共感した! 5件)
隣組

3.0廃れゆく風習と家族を結びつけた良い映画

2019年3月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

正直沖縄にまだこの風習が残っているとは知らなかったので
興味が湧き、観に行きました。

ガレッジセールのゴリさんが本名名義で監督し、
以前公開した短編映画を元に作ったそうです。

家族に愛されていた母の死をきっかけに湧き上がる家族内の問題。
様々な場面でリアルな風習と沖縄あるあるが垣間見れつつ、コメディを盛り込み重くなりすぎない感じでよかったです。

なんですが、、
ちょっとコメディ部分を散りばめ過ぎてたかな…。
もうちょっと減らして、面白いとこだけを残す感じで良かったと思います。

この映画を観たことでゴリさん監督の「沖縄を変えた男」も
一度鑑賞しようと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
fiiiga1

4.0日常の中に生命は巡る

2019年3月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

沖縄の珍しい風習をストーリーの中心にして、都会と島、昔と今、それぞれの家族のあり方がユーモアのある優しい視点で描かれていると思いました。目が腫れるほど泣きました。沖縄の音楽や民族衣装はさりげなく日常の中に入っているけど、観光案内のビデオみたいにわざとらしくなく、かえって印象に残りました。これがデビュー作!?とは信じられない日本映画の王道。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
zita

4.0しみました

2019年3月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

死と誕生、家族が続いていく上で必ず訪れるイベント。
悲しみの緊張は、半歩ずれると、思わず笑ってしまうもの。(古くは伊丹十三の『お葬式』とか)それを笑いを織り込みながら、良い話に仕上げていました。恐るべし、ゴリ(笑)
色々としみるシチュエーションもあり…。
最近観た映画の中では、すごく良かった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kawauso

3.5家族の物語

2019年3月24日
iPhoneアプリから投稿

正直、この作品のこと知らなくて、映画館に行って、ストーリーを読んで、観てみようかな…って感じでした。粟国島が本当にある島だということも知りませんでした。きっと、この洗骨って儀式も、本当にあるんでしょうね。映画を観るまでは、「おくりびと」のように、その儀式が、ずーっと収められているのかと思っていましたが、違いました。洗骨の儀式を中心に描いてあるけど、家族の物語でした。それも、とてもいい感じの家族の物語。しかも、ゴリさんが監督だからでしょうか、ちょいちょい笑いの要素もありました。Q太郎が出てきたときは、可笑しくて、可笑しくて…。叔母さん役の大島蓉子さん、とても良かったですね。いかにもオバちゃんなんだけど、水崎綾女ちゃんのこと怒りながらも、他人に中傷されるとかばってくれたりして…。すごく強い味方でした。洗骨という儀式は、個人的には、二度も悲しい思いをするのは嫌だなぁと思いました。でも、映画の中でもありましたが、神秘的な儀式なのかもしれませんね。生と死に触れている作品なので、涙も出ましたが、悲しいばかりではなく、暖かい気持ちになれると思います。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
らぶにゃん

5.0来た。観た。ヒージャーもわんも泣いた。

2019年3月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

やっと長野県に上陸した「洗骨」。
たった2週間の上映に会社を休んで駆け込みました。

厨子甕に改葬するために肉親みんなで洗骨するんですよね。今はおもろ町に移転した県立博物館に厨子甕はたくさんありますね。

火葬が普通になっても、今でもやっぱりみんなで故人の話をしながら体の一つ一つを確かめながらお骨を拾うし、
子どもたち孫たちに骨を洗ってもらうって、こんなに幸せなことってあるだろうか。
だから、しっかり家族を守って生きたい!と強く思ったよ。

奥田瑛二、さすが。
安藤サクラや娘婿に負けてない。

ウチナーのおかーたちも大したもんだ。なりきった大島のおかーにもぶっ飛んだが、古謝美佐子ネーネーもいい歌を作ったね。あの長い髪には長野県の館内にもどよめきが起きました。

ゴリ、ありがとうね。
頑張ったね。

コメントする 3件)
共感した! 10件)
きりん

3.0お兄ちゃん、ありがとう

2019年3月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

難しい

神聖な儀式をのぞかせてもらえた、心が洗われる映画。
大島芳子さんが場を盛り上げてくれます。
しんみりすると、芸人さんがなごませてくれるんですが、私としてはしんみりしたまま進めて欲しかった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ふわり

4.0じっくりと考えさせられる作品でした

2019年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

もともとこの因習に興味があって見たのですが、文化風習の観点だけでなく、物語としてとても興味深く楽しむことができました。
見終わった後にじんわりと余韻が広がって。。家族や人との関係、先祖への思いなどをじっくりと考えさせられる作品でした。

役者さんは演技派と個性派がそろっていた中で、ひときわ主演の奥田さんが印象的で素敵でした。
格好いい・渋いといった印象の強い奥田さんがとてもなさけないダメ親父で、みっともなくてかわいくて、新しい一面を見ました。強い印象なのに物悲しくて優しい目がとても素敵でした。
思いがけない役者さんの魅力と素敵な映画に出会えてよかったです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ちいまめ

3.5知らなかった

2019年3月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

英学映画を見て思うこと。
今まで知らなかったことを体験できること。
今回の洗骨も然り。

タイトルだけを聞くと。
怖いとう言うか悍ましいと言うか。
でも人を失って、喪失の消化、再生する背景を垣間見ると必要に感じられる。

沖縄独特の笑いがあり、見終わった後にあったかい気持ちになれる。
ゴリ凄い。

監督伊達じゃないですね。
無性にナビィの恋が見たくなった。

粟国島、一緒だよね?

コメントする (0件)
共感した! 1件)
emp

3.0お笑い要素、いるかな?

2019年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
三遊亭ジャスミン

3.0ガレッジセールゴリさん監督 見やすい映画だった 奥田さんが流石の演...

2019年3月9日
iPhoneアプリから投稿

ガレッジセールゴリさん監督
見やすい映画だった
奥田さんが流石の演技力
家族、生と死を考えさせられる

コメントする (0件)
共感した! 1件)
おれ

4.0洗骨みた

2019年3月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

笑える

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
たこやきこ

5.0涙腺崩壊しました

2019年3月2日
iPhoneアプリから投稿

バラバラだった家族が母親の死後四年後に、家族としてまた集まるという。

情けなく見える父親、出世した兄、奔放だった妹。離れて暮らす家族が集まり母親の洗骨という死の儀式と生命の誕生の立会い。

ああ、家族って、お葬式や結婚式ってそんなだったなぁと思いました。
沖縄の優しい背景と時折笑えるところもあり、とてもよい映画でした。
みてよかったです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ネコ三昧