「この疑似体験は俺にとって価値があっただろうか」ウトヤ島、7月22日 CBさんの映画レビュー(感想・評価)
この疑似体験は俺にとって価値があっただろうか
ベルギーで実際に起きたテロを題材に、登場人物はフィクションとして撮った話。実際の事件の時間である72分間をワンカットで撮った映画。
他人の体験を疑似体験できることは、映画のひとつの価値と、これまで何度か書いてきた。
しかし今回の疑似体験は、果たして価値と言えるのだろうか?
複数のテロリストに襲われたキャンプ場で、72分間、生きた心地がしないまま、逃げ惑い、友人達の死を目の当たりにする、という体験。
知らねばいけない気もするし、だからこその72分間ワンカットなのだろう。
しかし、果たしてその体験が俺にとって価値だったかは、今もって疑問だ。
とはいえ、皆さまにも、一見はお勧めします。
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