ロミー・シュナイダー その光と影のレビュー・感想・評価
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美しくも暖かみのあるモノクロ映画
自分の意に反した人生を送って心身共にボロボロになった女性が、多種多様な人たちと不器用にも関係を築きながら、自らの居場所を取り戻す物語。
自分の経歴を否定したいけれど、結局はその生き方しか知らないから、執着して泥沼にはまっていく様は観ていて辛かった。
でも、その経歴のお陰もあって助けてくれたり寄り添ってくれる人たちが現れる。
まるで人生万事塞翁が馬のごとく、幸福の原因が不幸、不幸の原因が幸福の連鎖が数珠みたいにラストまでつながっているのが、ある種の救いに感じられた。
決して重くなり過ぎずに、ユーモアも交えた、楽しい場面も多かった。
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