「なるほどと思える婚活時代」美人が婚活してみたら ツアステ侍さんの映画レビュー(感想・評価)
なるほどと思える婚活時代
序盤、なんだこりゃこの映画。
と思っていたが、ある意味社会派映画に見えてきた。
観ながら調べると、なるほど!女性監督の作品か!
それなら、この演出は分かるぞ!
と思い返し引き込まれていく。
美人独身30過ぎ女を黒川芽以さん。
その親友に臼田あさ美さん。
見事💯
彼女達の叫びや独り言は、女性でないと分からない。
そうなのか。
適齢期に結婚出来ない女性ってこうなんだろうなぁとタカコは演じる。
友人のケイコも核心をつく。
このやり取りが、いかにも女子トークだが真実なのだろう。
迫力満点だ。
現代社会において、女性の人生に選択肢が増え、自由度が増した。(もちろん無かったわけではない)
その弊害とも言うべき晩婚化や未婚化が増加。
その選択が良いのか悪いのかでは無く、自分としてどう生きていきたいかを決めきれないと、タカコのように迷走する女性が溢れてしまうのだ。
それが自己満足にも自己嫌悪にもなり紙一重。
まさにこの境遇にいる女性が観ると身につまされることだろう。それが見事に映像化されていると思った。
また今の時代、パートナーを見つける事が難しい。
熱心にアプローチすればストーカーと言われる可能性もあったり、何度もメールをすれば迷惑行為と取られかねない。
出会い方に慎重すぎるぐらいでないといけない時代。
我々の頃とはエライ違いだ。
法は整備されても、弊害も事実として顕在する。
なんだか大そうな自論をレビューに書いてしまったが、🌟評価が平均を下回る作品では無いと思った。
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