「結婚・オブ・ザ・デッド」嵐電 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
結婚・オブ・ザ・デッド
いまいち映画にのめり込めなかったのは、井浦新の妻役である安倍聡子が母親なんじゃないかと勘違いしてしまったため。実年齢でも10歳くらい上なので、キャスティングミスのような気がしてならない。
内容は3組の恋愛ストーリーではあるけど、その結末は観客に委ねられるという手法。嵐電・帷子ノ辻駅の様子はとても良くて、電車内の何気ない風景が乗ったことがなくても親しみを感じられる。狐と狸のエピソードも笑うに笑えない幻想的なカットだけど、この他にも幽体離脱みたいなシーンが多く、どことなく大林宜彦作品に似ていると感じました。
劇中劇でもある“結婚・オブ・ザ・デッド”はもっと見たくなるのですが、もしかして『カメラを止めるな!』を意識したのだろうか、序盤だけだったのが残念だった。結局、3組の恋愛劇も京都の嵐山地区に溶け込んでしまい、消え去りそうな雰囲気で気持ちよく終わるかと思ったら、あがた森魚の音楽がちょっと残念。まだ音楽やってたんですね・・・「赤色エレジー」だけでいいよ。
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masamiさんのコメント
2020年4月29日
kossy様いつもありがとうございます😊かぐや姫いいですよね。加茂の流れにはkeyもEmでシンプルで名曲です。
事態が収束したら阪急電車で四条河原町から歩いて四条大宮、嵐電で嵐山。
また行きたいなあ。