「テレビスペシャルっぽい」劇場版　ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか　オリオンの矢　コージィ日本犬さんの映画レビュー（感想・評価）

テレビシリーズの番外編。
LV.2リトル・ルーキーなベルくんが、女神アルテミスに見込まれて、強大な敵モンスターと戦うお話。

作画は劇場レベルながら、OVAやテレビスペシャルレベルの脚本。

キャラの関係性や能力、武器の特徴などがわかるような説明も、なんとなく察せるレベルの描写もなく、唐突に本編が始まる。
原作者自らが手がけたとはいえ、これからテレビの第2期を控えて、主要キャラの誰かが死ぬとかレベルアップするとか、突飛なことはできない。

女性キャラの入浴シーンや下着姿など、テレビでは難しかったサービスシーンが多いのは、劇場で流すメリットかもしれないけれども。

ベルくん& ヘスティア・ファミリア推しに向けた、ファンムービーに徹しているとも言える。
アルテミスとベルくんに感情移入出来れば、涙できるかも。

個人的には、この作品全体のビジネスとして無理矢理組み込まれた一本って感じで、痛々しく感じてしまいました。