「苦々しい青春」芳華 Youth はとさんの映画レビュー(感想・評価)
苦々しい青春
1970年代の文芸工作団にいた若者達の青春群像劇。中国の変遷と共に彼らの運命も大きく動いていくので、人間ドラマと歴史が密接に絡んでうまく作用している。後半の戦闘描写が急に激しくリアリティがあるので、彼らの行きている時代を感じさせるが息が詰まった。日常のと対比が色濃い。画はとても美しいけれど、美しいだけではない残酷さが無邪気に散りばめられ、苦々しく観ていた。若気の至りと呼びたくはない。あと、同意を得るのは大事であるという教訓がタイムリーだった。
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