「ミュージカル全振りの」アナと雪の女王2 てんもふさんの映画レビュー(感想・評価)
ミュージカル全振りの
クリスマスということで鑑賞。
期待を大にして観に行ったのですが、それを軽く越えるほどに感動しました。迫力のあるグラフィックで、何より川、海などの背景が超リアルで素晴らしい。ファンタジーとリアリティの融合で、ここに音楽とぴったりと連動して流れてくるこの世界観はやはりアナ雪独自のものだなと感嘆しました。
全体を通してミュージカル調で、楽曲も前作のポップスによせた感じとは違い、ストーリーに溶け込んでいるような感じでした。
神田沙也加が歌う「わたしにできること」には鳥肌がたちました。「すすめ、やろう」と自分を奮い立たせる曲ですが、アナの表情と、エッジを聞かせた2番の歌声が本当に拙くて、エモいシーンです。
ストーリーは安定です。分かりやすく伏線をばらまいて、一つ一つ丁寧に回収していく。前作では謎のままだった魔法の根源、両親の不幸な死が上手く連結して、取ってつけた感はあまり感じませんでした。
今年最後にとてもいい映画を見れました。もう一度、もっといい音響の映画館でみたいですね。
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