「しょうがないかな」アナと雪の女王2 釜焼きプリンさんの映画レビュー(感想・評価)
しょうがないかな
アナ雪の長編で続編、としたら、もうエルサの魔法でんでんの話になるのは致し方ないのかな?
にしても、これは後付け感満載。故に少し置いてけぼりをくらいましたね。
全体としては好きです。映像も綺麗で、話も好きなんです。起承転結にはなってる。
ただ、前作を観た人には分かりますよね。
路線変更が、キャラの成長とかそんなの超えて、世界線も変わってきてる。
元々ファンタジー路線でしたが、なんでしょうね、今回は。突然いろいろ前情報なしにぶん殴られたような。
ラプンツェルの続編も、後付けだろうな、世界線変わったなと思いましたが、ショートアニメシリーズなら納得でした。子供向け番組用ならかわいいし楽しいですよ。
ただ今回は、一部の視聴者は置いてけぼりになってしまったんじゃ無いでしょうか。
特に、前作とOVA全部見た人達には。
なんだろうこの設定。なんだこの過去。
炎?風?精霊?水に記憶?なんの前置きも無く。
ただ今回の映画でそれらの説明が怒涛のように流れ込んできて。ナルニアの世界にアナ雪が飛んできたような感覚になりました(極端な例です)
両親の死も、雑に思えて後味が悪くなってしまいました。
後付けは上手いことストーリーに絡めないと、序盤から視聴者とキャラに距離が出来てしまうんですよね。
エルサが残った理由、もう少しなんとかしてほしかったですね。最近のディズニーは大団円にしないエンドを迎えています。仲良しハッピーエンドが全てじゃ無い別れもありき、というメッセージ性を強めたいのかな?
ならキャラの心情をもっと掘り下げて欲しいのです。
実は精霊だった、母の故郷だった、以外に何かエルサがそこに残るエルサの気持ちの描写がイマイチで。
わたしには伝わりませんでした。
あと、アレンデールが危機なのにプロポーズかまそうとするのはいかんせん笑
個人的には変なモヤモヤが残るけど、見て損は無いかなという感想です。
全体通せば楽しめました。
深く考えず見ることをオススメします!