ダンボのレビュー・感想・評価
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やり過ぎ勧善懲悪 Dがよく取れる映画
まあ、ダンボがお可愛いこと。
誰もが知ってるストーリーは前半まで。
え、もう終わりと思ったら、大胆過ぎる後半が始まりました。
かなり、頑張りましたね。
サーカスを飛び出し、なんと遊園地へ。
そこで、とーーーっても悪〜い社長の登場。
もう、ダンボのレベルじゃないじゃんと思いつつも、たくさん笑わせてもらいました。
それにしても、最後の大胆過ぎる復讐劇は笑ってしまいました。
ディズニーランド級の大きな遊園地をあそこまで壊滅させるダンボの力恐ろしや。
全体的な不思議な空気感、幻想的な映像、監督はティム・バートンと聞いて、納得しました。
だいぶオリジナリティ溢れる感じで、そりゃあ、賛否両論出ると思いましたが、ダンボという話の根底にあるジャンボとダンボの切ない親子感の部分は揺るぎなかったので、個人的にはとても面白かったです。
それにしても、メディチのサーカスファミリーが皆んないい人。
自分としてはあまり、動物を見世物にするサーカスは好きではないですが、最後檻に閉じ込めないという形をとったところに好感が持てました。
ウォルト・ディズニー・カンパニーの自虐か?
物語の始まりはディズニーのテイストだが、どんどんバートン流の毒気を感じさせる描き方になっていく。ウォルト・ディズニー存命中に作られたオリジナルの実にピュアな作風(これこそがウォルト・ディズニーの個性と私は評価したい)が、随分とシニカルな作りになっていることに驚かされる。それ以上に、悪役のマイケル・キートンがまるで「ウォルト・ディズニー」のようであり、彼が経営するテーマパークがまるで「ディズニーランド」のようであること。彼とそのテーマパークがボロボロになっていく描写は、アンチ・ディズニーの人々から「儲け主義」と批判されることに対し、自虐的に応答しているかのようである。このシナリオをウォルト・ディズニー・カンパニーが認めたことに驚きの念を禁じ得ない。ディズニー映画としてはかなりの異色作だが、ちゃんとバートン流に料理されていたところに好感が持てた。
「DREAM LAND」から「REAM LAND」 (懲らしめ ランド)へ
映画「ダンボ」(ティム・バートン監督)から。
アニメの古典的名作「ダンボ」を実写化したからか、
妙にリアルで、とても切ない作品に仕上がっている。
本来なら、自分の欠点を克服して、空に向かって飛び立つ、
そんな夢と希望に満ちた結末なのであるが、なぜか切ない。
私のメモは、英語で書かれた2つの看板に注がれた。
1つ目は、2行書きで「みんなの子ジャンボ」と書かれた看板、
「DEAR BABY
JUMBO」
それが、何かの拍子に1行目の「D」が、2行目にズレ落ち
「EAR BABY
DUMBO」、とスペルが変わり、「耳のダンボ」の意味になるシーン。
2つ目は、ラストシーン、ダンボを使って金儲けを企み、
サーカスではなく、遊園地仕立てにした「ドリームランド」を建設。
しかし、最後は施設が大火災になって、懲らしめられるシーン。
「DREAM LAND」、最初の「D」が、火災で焼け落ち、
「REAM LAND」 (懲らしめ ランド)となる演出。
日本語でもこういった手法は私のお気に入りだが、
英単語でのこういった、文字の遊びが私は好きだ。
「DREAM LAND」から「REAM LAND」 (懲らしめ ランド)へ、を
「気になる一言」に残しておきたい。
コンプレックスを強みに。一歩踏み出す勇気
ダンボがリアル象すぎて、若干怖かったが、
それでも小さい子象はとてもかわいい😍
子供達2人もとってもキュートで、子供とダンボの友情だけでほっこりできる。
大きい耳で、ニセモノだとか、象じゃないとか、
さんざんいじめられてたダンボが、
空を飛ぶことで一躍大スターへ。
弱味を武器に変えることで道が拓けること、
一歩踏み出す勇気は自分でだせる、
というメッセージが良かった。
キャリーはお母さんの形見の鍵があり、
その鍵でドアを開けるように未来に向かう勇気をもらっていたが、
ピンチの時にそれを捨てて「もうお守りに頼らない」と、
自分の道を自分で踏み出す勇気を出すところが良かった。
ダンボは、羽根がないと飛べなかったのに、それで飛べるように。
あと、些細なとこだけど、ピエロメイクのダンボが、泣き顔で、見てて切なくなってきた。
最後、サーカスの仲間たちで力を合わせて、お母さんとダンボは故郷の仲間の元に戻れて、幸せそうでよかったー。
やっぱりハッピーエンドが良いです
面白いけど
残念だったのが
アニメの本編までが前半で過ぎ去ってしまう事
ダンボが呆気なく空を飛んでしまう事
羽根無しで飛ぶシーンもサラリとやってしまう事
ダンボが割とキューキュー鳴く事
ピンクの象のシーンに毒っ気が無い事
アニメで好きだった
空を飛ぶまでに惨めな思いをする事
特に象達からの虐めのシーン
羽根無しでも空を飛ぶまでの葛藤のところ
主人公のダンボが一切喋らずに、鳴くのも少なく感情を表現するところ
ピンクの象のトラウマシーン
そこが削ぎ落とされて、母をたずねて三千里的になってたのは残念だった。
あと、なぜダンボ親子を自然にかえしたんだろう?
人間の子供たちとあれだけ心を通わせたのに
ダンボの耳が異形だから差別に遭ってたのに、自然界であの耳は邪魔だし群れに入れともらえるかわからない。
あのままサーカスじゃダメ?
ネズミの代わりに子供達と
友情努力勝利が盛り込まれてて、映画としては面白かった。
王道にして、100年前の懐かしさと目新しさは世代を問わず楽しめる
昔観た原作のアニメを忘れてしまったので、原作との比較はできずに単純にエンターテイメントとして観ました。
お母さんと離ればなれになったダンボに、きっと自分たちを重ね合わせていたであろう姉弟たちの純粋さと一生懸命なところ。
外見や生まれ育ちなど、大人が壁を作ってしまいそうな所をひょいと乗り越え、フラットな視点で何でも捉えることができる点で、子供の視点で描くのは良かったと思うし、何となく今これが映画化されることが、現代の風潮にも少し合っていたような気がする。
姉のミリーちゃんは少し大人びていて、大人たちの現実も見えてきているからの葛藤もあるし、最後彼女が母の形見の鍵を投げてダンボが飛び立つところはベタだけど、こういうの悪くないなあと思うのです。
また、冒頭でホルトが帰還した際に「最も良い旅路は家への帰路である」というような言葉を投げかけられていたと思うのですが、
そっくりそのままこの映画がダンボの故郷への帰路につくまでの物語でもあって、あーディズニーは大人もちゃんと楽しめるように作ってますね?と思いました。
あとはティム・バートンらしい鮮やかな衣装や当時のヘアメイクの再現、特に戦間期の豊かさとアール・デコの時代を上手く表すドリームランドの建築物と、古ぼけたサーカスの懐かしさと色鮮やかな色彩の対比がすごく目にも楽しめました。
冒頭の方のサーカス団員たちが奏でるBaby of Mineが素敵でした。物悲しくて、でも美しくて。
コレットさんがめちゃくちゃ美女でびっくり…お化粧してない時の方が綺麗…メディチ・ファミリー・サーカスは今どこで公演やってますか…
個人的な話にはなりますが、幼少の頃ディズニーランドで何回も乗り続けたダンボのくるくる回るアトラクションとか、バレエ教室の発表会で踊ったケーシー・ジュニアのメロディーとか、ダンボに対してはそういったイメージが強く、若干過去への懐古・回顧という視点で観ていたかなあと。
最近『私の20世紀』という映画を観て、本作も設定が1919年と丁度100年前で、20世紀前半(20年開きはあるけども…)の物語を立て続けに観たせいか、
この時代の人たちにとっての「未来」というものに思いを馳せてしまうのです。
とりわけ未来を担う子どもであるミリーちゃんが科学者を夢見ることと、電気という"パワー"を持って偽りの夢を追いかけて破滅するヴァンデヴァーが対照的な存在でわかりやすいでしょう。
彼女は最後にコレットを乗せたダンボが飛ぶ様子を映写して楽しませています。トーキー映画の登場まであと少しのところ、シネマトグラフのような映写機での上映は、未来=技術の進歩だった時代の、正しく明るい未来の姿のように思えてなりませんでした。
終盤で"DREAM LAND"の頭文字Dが焼け落ち、Dの文字の入った衣装を身に纏ったダンボが火の海の遊園地から飛び立っていくシーンのように、技術を私利私欲や犯罪や戦争に使う人というのはいつの時代も絶えないけれど、それを見事に皮肉りながらも新しい未来を表す素晴らしいシーンでした。
そういえばダンボだってCGだもんね、最新技術の賜物。でも愛らしい顔の表情は私は好きだった。
ティムバートン節が足りないとか批判もあるようですが、やっぱりディズニーは誰もが楽しめてきちんと作り込まれた物語を作ってくれて、素晴らしいなあと思わずにはいられませんでした。
ディズニーランドのダンボの乗り物に無性に乗りたくなってきた。かつて少女だった私も、小さいお友達に混ざって乗ってこようかな…
こころにじんわり
ティムバートン監督が描くダンボ。
オープニングは まさにティムバートンの描く世界から
始まり、、どんどん引き込まれて。。
ダンボの可愛さ、純粋さ
母のジャンボの大きな愛。。
ダンボやママを失った子供たちが本当に愛らしくて
とても優しく強くて。
サーカスでわっさわっさと飛び立つシーンは
なぜか涙がこぼれて。。
自分らしく生きてくってなんだろうとか
本当に大切なものはなんだろうとかいろいろ考えて。
サーカス団のみんなも本当に最高にかっこいい大人たち。
心を動かすダンボと子供たちにも 本当に素敵なものを感じました。
観終わった後、素晴らしい温かな幸福感がじんわり。。
たくさんの優しく深いメッセージを受け取りました。
小さな頃読んだダンボの絵本。
実写版のダンボ。
どちらも大好きです。ありがとう。ティムバートン監督。
ぜひ劇場で観てほしい映画です。
ちょっと無理がある実写
家族の絆を描いていて作品的には
見応えがあり、感動も人によってはする
ただ、どうしてもダンボとジャンボの
実写の姿に抵抗がかなりあって
受け入れがたかった
まぁストーリーはそんなに悪くなかったから星2つ
飛ぶには荷物が多過ぎる
あのディズニーアニメの名作を実写映画化!と
書いてはみたものの、自分は原作アニメ版未見。
「たしか耳パタパタさせて飛ぶ子ゾウの話?」
程度の知識しかない観客としてのレビュー。
...
しがないサーカス団で生まれた子ゾウのダンボ。
生まれつき並外れて大きな耳を持つ彼は周りから
“怪物”呼ばわりされるが、彼にはその大きな耳で
空を飛べるという大きな才能が備わっていた……。
というあらすじは今さら書くまでもないか。
この映画で語られるのは――
・大きな耳を笑われ、母からも離れ離れにされ怯える
ダンボが、友達との出会いで隠れた才能に目覚め、
母を救う為にその力と勇気をふり絞る物語。
・あるいは、家業に縛られず自分の道を志したい少女
が、"母を失う悲しみ"をダンボと共有する内、疎遠
だった父と理解し合い、悲しみを乗り越えて前進する物語。
・もしくは、戦争で腕を失い、妻も亡くし、子ども達
との接し方も分からず悩む父が、頑なな生き方や
考え方を捨てて子ども達の為に再起する物語。
・くわえて、イマイチ冴えないサーカス団の人々が
その個性を駆使して助け合う物語だったりするし、
・はたまた、「不可能を可能に」という甘い理想を
語りながら、夢よりも利益を優先するあこぎな
経営者が罰を受けるまでの物語だったりもする。
……ひとつのレビューで一体何回"物語"という単語を
使う気なのかという所だが、実際これらすべてが
100分という決して長くはない上映時間で語られる。
個性や背景の面白そうなキャラクターはわんさか。
ダイナミックな見せ場も用意してある。なので、
エンタメ性十分で感動的な映画となりそうな
要素はひととおり取り揃えてあると思う。
...
なのに。
なんでこんなに感動が薄いのか?と首を傾げる出来。
主軸であるはずのダンボの成長ドラマ以外にも色々
キャラクターやドラマを盛り込んだ結果、どれも
深堀りできずに終わったという印象が非常に強い。
単純に盛り込みすぎだと感じるし、なにより主人公
であるはずのダンボの存在感が薄まり、彼を中心に
話が回っている感じがあまりしなかったのが不満点。
よちよち歩きでパオパオ鳴くダンボはフォトリアル
なのに可愛らしいし、ちょっぴりイタズラ好きで
愛嬌もある。最後、母親に促されるように独りで
友達を助けに向かう場面も良かったと思う。
だけど、周囲の人間のキャラクターたちもヘビーな
事情を抱え、そして言葉でその心情を吐露するのに
対し、彼には観客に直接感情をぶつける"声"が無い。
そりゃゾウなんだから当たり前だが、彼の感情や
成長を伝えるにはどうしたって不利になる訳で、
結果"存在感が薄い"と感じたのかなと考えている。
細かな違和感や不満点も多い。
フツーに愛らしいダンボを人間があれだけ"化け物"
呼ばわりする流れがまずピンと来ない。オリジナル版
は大人のゾウたちが”化け物”と呼ぶ流れらしいですね。
序盤でダンボを虐め、姉弟の父にも何かと突っかかって
いた男。自分の食いぶちでもあるサーカスの興業を、
普通あんな風に潰そうとするかしら?
エヴァ・グリーン演じるコレット。高飛車に見えて
繊細な彼女は素敵だが、冷酷なヴァンデバーに
拾われた背景が曖昧で、もうひとつ物足りない。
それと終盤のミリー。いくらダンボを勇気づけるため
でも、お母さんの形見を投げ捨てることは無かったんじゃ……。
...
団員たちが一致団結して母ゾウを救出する場面も、
メディチ団長や怪力秘書ロンゴを除いてほぼ
存在感の無かった人々がイマイチ爆発力の無い
アクションを披露するだけで盛り上がらない。
実はここは個人的に結構大きな不満点でもある。
きっと、サーカス団で奇妙な芸を披露する彼らは、
ダンボと同じように世間から奇異の目で見られて
生きてきたはぐれもので、だからこそダンボを
救いたいと親身になれたんだと思う。
だが、団員たちがダンボを助けようと必死になる背景
が十分に語られていないから、せっかくの彼らの
活躍にも、直前に皆でダンボを心配する場面にも、
あんまり感情が動かない。
科学に憧れる少女、腕を失った男、そして彼ら。
ハンディキャップや異質な才能を持つゆえに世間から
のけ者にされてきた人々が、ハンディキャップを才能
に変えたダンボの登場をきっかけに結ばれていく。
それこそがこの映画の主題だったのではないかと
思うし、実にティム・バートン的と思えるのだが、
そこが薄い。残念である。
...
うーむ、過去のティム・バートン監督作って、
彼の奇妙でエキセントリックなイマジネーションが
キャラクターにも世界観にも物語にもまとめて炸裂
していて、そこから世の”異質”な人々への愛情が
滲み出てくる映画という印象なのだが、今作のような、
どちらかと言えば大作に近い作品を頻繁に手掛ける
ようになってから、彼のイマジネーションがかなり
薄く感じられる作品が増えている気がして寂しい。
今作でも、未来館のヘンな人形とか渦巻き模様とか、
彼らしい奇天烈さを感じるビジュアルは散見される
のだけど……それらもせいぜい「料理を引き立てる
スパイス」くらいの分量に抑えられちゃってる。
イマジネーション自体が映画を引っ張っている
という印象ではなく、ステレオタイプな物語に
ちょっとだけ彼らしさを利かせた程度なんである。
次回作では是非また小/中規模で好き勝手に映画を
撮ってほしいもんです。
以上、イマイチの2.5判定で。
<2019.03.29鑑賞>
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余談:
マイケル・キートン&ダニー・デヴィート!
バートン版バットマンvsペンギンが今再び!
まあ今回はキートンが悪役だし最後は電流バリバリで
クリストファー・ウォーケン市長みたいだったけど。
かわいい
ティムバートン好きにとっては凄く良いキャスト。マイケル・キートンは初代バッドマンにも出ているバートン作品の常連だし、ホームカミングでも感じたけど悪役がホント上手い。
前作のミス・ペレグリンで主演だったエバ・グリーンも美人だった
そしてミリー役の女の子がナイトメアのサリーに何となく似てて可愛かった、お人形さんみたい。
何よりダンボ!尋常じゃない可愛さ!!
ディズニーとのコラボ作品なのにランドをパロってんのが笑えた
原作アニメもいつか見たい
元ネタのアニメもストーリー違うやん
ダンボの元ネタは「ダンボが主人公で、相棒のしろねずみと共にサーカスで生きていき、ある日飛ぶ事が出来ると発見し、サーカスで実演し人気者に!そして母と再会!」ってことなんですが、まずこの作品、主人公が退役軍人になっとるんです。サポートの白ネズミはモブ以下。関わりなし。退役軍人の子供2人が代わりにサポートするけどダンボ人語理解しすぎでしょ。ってなる。
退役軍人とヒロインとなるラスボス的な男の女もビッチ感があるし、ラスボスの大サーカス団長も過去が明かされないからよくわからんし、ようするに
人間邪魔。
主人公はダンボなんです。そしてその相棒のネズミや手助けとなるカラスなんです。
それが人間ドラマに巻き込まれてこんなことに·····。ティム・バートン監督は作品を見ればわかりますが動物に焦点を向けられないのです。だから最終的にゾウの群れの居る森にダンボ親子を追いやりハッピーエンドかのようにした。
彼の中で動物とは「人間に飼われるか、自然で生きるか」で人間との共生ではないのです。
空を飛ぶことはくしゃみをすることではない
アニメ版の『ダンボ』って、他者と違う特徴を持った者への差別や蔑みを批判し、自分を信じる力によってそれらを乗り越え、本来不可能であるはずの「空を飛ぶ」ということは「己を信じる力」によって不可能を可能に変えるその象徴だったような気がする。『ダンボ』には『グレイテスト・ショーマン』が本来描こうとして描き切れなかったことがあると思っていたのだけれど、この実写版には残念ながらそれは存在しなかった。ダンボにとって「空を飛ぶ」ということは、くしゃみをすることとは意味が違うはずなのだが・・・。
それならそれでいい。また別の面白さがあればいい。ただ私にはこの映画は極めて退屈で凡庸なものでしかなかった。まず話としての筋が通っておらず、とても散漫なのだ。
行き別れてしまった母ゾウのジャンボとの再会の物語なのか、サーカス団の復興の物語なのか、コリン・ファレル演じる男の再起の物語なのか、もしくは心が離れてしまった家族の再生の物語なのか。
とりあえず思いつくだけでもこれだけの要素を盛り込みながら、すべてが中途半端な描写しかなされておらず、クライマックスで漫然と感動を演出していても、まったく釈然としなかった。
母ゾウと生き別れたダンボと、母を亡くし孤独を感じている娘との境遇が重なるのは一目瞭然ながら、それを他の登場人物が一向に理解しない愚かしさ。そして作り手さえもそこをまったく効果的に機能させない愚鈍さ。そしてマイケル・キートンが登場するあたりからはダンボも子どもたちも置き去りで、すっかり3人のおじさんたちの話に変貌してしまう。なんともはや。
「ジャングル・ブック」の実写を観た時にも思ったことなのだけれど、動物の擬人化をどこまでやるか問題というのは、なかなか難しいところがあるなぁと改めて感じた。ダンボやジャンボに施された擬人化の所々がどうしてもやりすぎに思えて違和感を覚えてしまった。「ジャングル・ブック」と違い、動物にまで台詞を喋らせなかったのは賢明だとしても、アニメーションなら気にならないところも、限りなく実写に近いCGIになると、それが過度な擬人化に見えてしまうことが度々あった。
ダンボかわいい♥️
幼いころ持っていたダンボの絵本。水色のゾウが空を飛ぶ話…しか記憶になし。
CMや予告を見て、興味があったので観てきました。
最後は幸せに終われてよかった‼️と思う反面、人間って残酷だよなぁ…と考えさせられました。サーカス=見世物小屋という風潮は、たぶんどこの国にもあるんだろうなと。こどもたちは単純に楽しいのかもしれないけれど、人と違うことに対しての冷やかしの目はやっぱり素直に楽しめないというのを痛感した映画でした(映画の構成がどうこうということではないです)。そういうことも率直に描いた映画だったし、そんな中で、こどもたちとコレットとダンボの交流がとても温かくて、救われた感じでした。
賛否あると思いますが、映画として素直に感動できました。
なによりダンボがかわいい〰️♥️
職人芸を見よ
悪の権化は遊園地王。
原作のピンクの象はドラッグの幻覚がモチーフ説。
Disneyは懐広いなあとニヤニヤ。
「ピンクの象?」「悪いか?」
このセリフのやりとりで笑える人はこの映画楽しめます。。
美術は本当にすごい。
ダンボも可愛いです。
ストーリーは王道中の王道です。
なのでそこをとやかく言うのはどうかなw
子供向け映画のていで、ティムバートンがすきあらばてめえの趣味をぶちこんでくる、あるいはメジャー枠の中でマニアなところを狙ってきたように見えます。
てな見方ができる人にオススメです。
サーカス好きの私は楽しめましたし、映画館で見てこそ楽しい作品です。
ダンボがかわいい!
実写と聞いてどんなもんかと斜に構えていましたが、これは、いい具合で、本当に実在しそうな姿のダンボが、とっても愛らしかったです。ストーリーはディズニーの王道と行った感じで、途中はダンボがかわいそうになって心苦しくなるシーンもあり、それを乗り越えてのエンディングなので、最後は良かったぁ、という暖かい気持ちになれます。
火事になって激しく燃えたり、ダンボが空を飛ぶシーンは、映画館だからこそ楽しめたと思います。
ダンボはかわいい
ティムバートン✖️ディズニー、期待しすぎたかも。。ストーリーはよくある流れ、子役やコリンファレルにも感情移入しきれず、人物描写が細やかでないという印象。敵役の彼も最後アホすぎる。
ただダンボの造形はリアルだし、かつめちゃかわいいという、これはほんと素晴らしい。でもそれだけかなぁ。
エヴァグリーンとダンボを愛でる映画。ダンボグッズは今後買ってしまいそうだな◎
全29件中、1~20件目を表示