「ミュージカル映画として観るなら良いと感じる♪」メリー・ポピンズ リターンズ ハチミツ舐太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ミュージカル映画として観るなら良いと感じる♪
ロブ・マーシャル監督作品は。
シカゴ、NINE、イントゥ・ザ・ウッズ、SAYURI、
パイレーツ・オブ・カリビアンと観ている。
パイレーツ以外は、結構好きな作品。
そして、
メリー・ポピンズは、
1964年版と、ウォルト・ディズニーの約束
を観て今作を鑑賞。
どちらも好きな作品。
特にウォルト・ディズニーの約束
を観ると、1964年版の見方が変わり、より楽しめる。
さて、本題。
正直、
監督とメリー・ポピンズの相性悪そうだなと、懸念はしていた。
今までの作品と、メリー・ポピンズでは、世界観違うので。
なにより、この監督、割と毒っ気あるなぁと感じる事が多いので、
そこの食い合わせ悪そうと思ってた。
残念ながらその予感は、当たったけれど。
ミュージカル映画、として観るならば、
本は表紙じゃ分からない、小さな火を灯せ、
のパフォーマンスは流石だし、あれは最高だと思う。
また、
器の世界に入るシークエンスは、
描写が最高だったなぁ。
アニメと実写の融合。
今の技術じゃなきゃできないよね。
アニメの帽子を演者が被るとか、
衣装が、一部絵とか。
これこそメリー・ポピンズだよね。
ここは、すごーく力が入っていたなぁ。
いとことのシーンも、本当に良かった。
ただ、
1964年版をなぞるならば、
風向きが変わるとこから、
ちゃんとやって欲しかった。
鳩に餌をあげるおばあさんまで、
描写したり、ガラクタで過去のアイテムや、
更にあの凧を出すならば、
そこはなぁと。
指摘されている方多いけど、
曲がねぇ・・・。
どれもベターでベストがないんだよなぁ。
1曲だけでも良いので、
突き抜けて良い曲があれば、
それだけで評価変わるのになぁ。
すごくもったいない。
ヘアスプレーのマーク・シャイマンだから、
割と期待はしたのだが・・。
シャーマン兄弟と比べるのが、
間違いなのかもしれないけれど。
個人的には、
凧を一緒に直して、
エンディングで、Let's Go Fly a Kiteかけて、
凧あげれば良かったんじゃないの、とか思っちゃうけどね。
ただ、
コリン・ファースの悪役は珍しかったので、
そこは星1つプラスで。