「ディズニーの傑作」くるみ割り人形と秘密の王国 ガバチョさんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニーの傑作
ディズニーが作ると「くるみ割り人形」はこんなにも壮大なファンタジーになるのか。バレエ作品では、音楽と踊りは素晴らしいが話の内容はそれほど感動的なものでもない。それがディズニー作品になると、想像上の「秘密の王国」を現実に変えてしまう。それを実現するのが、圧倒的な映像美であり、息をのむ展開のドラマ仕立てである。「秘密の王国」の情景や登場人物を作り込むイマジネーションと技術には驚くばかりだ。亡くなった母が作った想像の王国を娘のクララが救うという展開も面白い。クララは仲間を信じ、真実を見極め、本当に大切なことを守るために行動する。母がクララに託した卵型の入れ物の謎や、すべてを知ってクララを暖かく見守る謎の男ドロッセルマイヤーの存在などの仕掛けも面白い。
見どころ満載のディズニーの新しい傑作です。
コメントする