劇場公開日 2018年11月30日

  • 予告編を見る

「バレエの舞台を知らない方がいい」くるみ割り人形と秘密の王国 奏枝さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0バレエの舞台を知らない方がいい

2018年12月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

映画としては、時期も重なりよく出来たものだったと思います。話もわかりやすいし、映像キレーだし、音楽いいナーってなります。

ただ、ほんとに、ストーリーは、あのくるみ割りではないです。ほんとに。
私がたまたまバレエやってたので、話知ってるんですが、ほとんどの人知らないと思うのでもう別作品だよって言いたいっちゃ言いたい。まぁこっちはこっちで好きです。っていう微妙な感じ。

なんで元の題材めちゃくちゃ美味しいのに変な設定もりもりにしちゃったの?もー、すっげーもったいねーと思う。
くるみ割り人形と少女の美しい一晩の夢じゃないですか。何で母親との絆にしちゃったの???鍵とかオルゴールとかそんな小道具出してこなくても、くるみ割り人形っていう超重要かつ超完璧な小道具あんじゃん…!
最初の壊れるくだり無かったらあの2人の絆は裏付けされないわけだし、そもそもくるみ割り人形クララのものじゃないじゃん。もう…!なんでっ、そこっ!!鍵とか出しちゃったのっ…!!!!(前々から予告映像見た時、は?何で鍵?って思ってたんですが)

という感じなので、結構序盤から別ものとして観てました。音楽映像最高ですし、舞台セット、衣装、演出も流石ディズニーです。

バレエの舞台は、そりゃあ映画と違うもんね。
それはある意味で映画の魅力としてアリだと思うんです。だからバレエの方知らなかったら絶対「うわ面白かった〜!」って思っただろうな。

奏枝