プーと大人になった僕のレビュー・感想・評価
全65件中、1~20件目を表示
子供向け
................................................................................................
少年時代に熊のプーさんらと秘密の森で過ごした主人公。
大人になって旅行鞄メーカーに勤めるようになってた。
リストラする役でピリピリし、長年笑顔を忘れてた。
そんな所にプーが突然現れる。でも困る主人公。
秘密の森に送って行き、そこで他の仲間らとも出会う。
そしてそこに大事な書類を忘れてしまった。
でプーらが主人公の娘の前に現れ、一緒に届けに行く。
ただ書類はその途中で風に飛ばされてしまう。
でも一連の件で主人公は突然思いつく。
富裕層だけでなく庶民対象の安い鞄を作れば売れる!
この案は会社に受け入れられ、めでたしめでたし。
................................................................................................
内容が大味で、これは完全に子供用の作品やったな。
大体そんな大事な書類を忘れる主人公がバカ過ぎるし、
プーらもすっごい偶然が重なって会社にたどり着く。
しかも道中ですっごい偶然で嫁とも合流する。
でラストの主人公の雄姿を、みんなが会社にいて目撃。
しかも発案した内容が低次元過ぎ。今更かよw
まあ子供向けの作品やったら、分かりやすくそんなもんか。
「何もしないをする」ことの大切さ
2018年公開にして今日初めてみました。
プーさんが実写であるということと、毎日忙しなく過ぎている人に贈る物語、というような内容と話に聞いて観てみました。
観終わって、私は好きな映画でした。
なんだか心がふんわりとしました。
まず、実写のプーフレンズが可愛いこと、、。
ぬいぐるみみたいで、ティガーが少しでしゃばっていても許せます。
イーヨーあんなにネガティブなの、、😂
マデリーンと書類を届けに行ったプーフレンズの中では1番プーさんが落ち着いているのかも、、?
クリストファー・ロビンが大人になっていき、働いている様子は胸が締め付けられました。
プーさんの「風船は持っているだけで幸せになれるの」という言葉が心に残りました。小さい頃、そんな大切なものがみんなにもあったのではないでしょうか。
大人になって、自分の大切なもの、幸せになれるもの、そんなものをしっかりわかっている人ってどのくらいいるのかな。
毎日の生活で忘れてしまっている大切なものが自分にもあるんじゃないか、大切なものを大切だと言うことは簡単そうでできていないんじゃないかと思いました。
「幸せのハードルを低くしておくと、幸せを多く感じることができる」と昔聞いたことあります。
確かに正しいと思います。加えて、プーさんの言葉のように「何で自分は幸せになるのか」をきちんと分かっておくことも、幸せの第一歩かなと思いました。
何もしないって、最高の何かにつながることなんだ。
この言葉だけで、一息ついていいんだとなんだか安心できる気がします。みんなに知ってほしい言葉です。
クリストファーは堺雅人さんの声でした。
途中からそうなのかな?と思いましたが、優しく落ち着いた声で私は好きでした。
自分の生活を振り返りたい時、またプーさんたちに会いに来たいと思いました。
守るべき従業員のこともしっかりと描写してほしい
総合:40点 ( ストーリー:30点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
どんな作品が全く知らないままに鑑賞した。途中のクリストファーが鞄製造の人員削減回避の対策をするところまでは、大人でも観られる水準にあるように見えて悪くなかった。子供時代のことも回帰しながら大人として困難に立ち向かうのかと思った。
しかしその後は童話の世界に入り込んでしまって子供向け要素が強くなりすぎた。現実に晒されている大人には可愛らしすぎてきつい。
絶対に何かをしないといけない時に「何もしない」ことの大切さを作品中で強調する。もちろん映画だからこれでも最後にはどうにかなるであろうことはわかるが、突然現れたプーのことに気を取られて救済策が手遅れになり、今まで働いてくれた大切な従業員の雇用を守れなくなったらどうするのかという視点で心配をしてしまう。この映画では長年に渡り働いてくれた従業員のことは殆ど描写されない。彼らがどんな人なのか、どれだけ頑張ってきたのか、彼らにも生活があるのだということは視聴者には伝わらないようになっている。
映画では偶然の発見が起きてどうにかなっても、現実にそんなことは起きはしない。むしろクリストファーの時間的余裕が出来て家庭が良くなれば、従業員を助ける努力はしなくても済むのかと無責任に思えた。だから努力もしないまま映画の中でだけ偶然どうにかなってもすっきりとしなかった。この主題には賛成出来ない。
プーさん大好き
子供の頃からプーさんが大好きでVHSが擦り切れる程観てました。
映画公開時もすぐ映画館で鑑賞しました。
お正月休みということで、久しぶりにこの映画を鑑賞して、心に染みました。
純粋なプーの言葉が胸に刺さり、観終わった後の何とも言えない心境。
ストーリーの展開や最後の仕事に関する解決法など、多少雑な部分はありますが、とにかくロビンが大人になってプー達と再会し、子供の頃の思い出や気持ちを思い出す、これが描かれてるだけで、プーの大ファンの自分には大満足の映画です。
うーん、駄目!
説教臭い、プーさんにこんなの求めてない。
吹き替えで観たせいかもしれない、、
街中でプーさんを抱えて走り回ってるシーンは周りにバレたらどうしようと本気でヒヤヒヤしていましたが、最後奥さん達の前でも話し出すので呆気にとられましたw
え、みんな驚かないの?
100エーカーの森の仲間たちのビジュアルは想像していたよりもずっと可愛かったです。
けっこうよかった
映画館公開時はスルーしたのだけど、評判がいいので8月に1か月だけWOWOWに加入した際に録画した。すると、けっこう面白かった。クマや他のぬいぐるみ連中の知能が高くないところにリアリティを感じるし、そこがかわいらしくて間抜けで面白くて親しみを感じる。主人公のあの仕事は、別に家族と一緒に旅行に行っても出先でやれそうだった。家族をかえりみずに仕事しているというより、家族より仕事を好きになっていたのではないかと勘繰りたくなる。
キャラクターが可愛らしかった
キャラクターが優しい顔をしたぬいぐるみ達でとても可愛いらしかった。
主人公のプーへの態度が冷たくて、前半は悲しくなった。
家族のことが大事だとわかっていても、仕事と折り合いをつけることは難しい。家族にその状況を理解してもらうことも難しい。
会社が危機的な状況の時には特にそうだと思う。
プーの姿が見えたのは、精神的に追い込まれてたせいもあるのかなと思った。
ターゲットの働き方改革世代を見事に掴むプー作戦
働き方改革世代は子供の頃プーが身近だった世代。
映画のターゲット層を掴むためにプーはばっちりな戦略だなと思った。
ぬいぐるみ相手に怒鳴りつけるほど心の余裕を忘れてしまっているクリストファーロビン。
うわぁ、見たくない。でも現実は確かに、仕事に脂が乗ってきて挟まれ世代、子供も反抗期近くなる世代。非常にストレスフルで疲労困憊でも、働いて頭を使う生活を余儀なくされている。
ましてや幼いうちに父親をなくし戦場を経験していたら、より一層、プー達のゆる〜い生き方に今更戻れるはずはない。
だけど、せっかく生き延びて妻子にも恵まれた人生を、たかが仕事上のポジションの都合に振り回されて棒に振って良いものか。
あえて「何もしない時間」「家族との時間」を無理矢理にでも確保する。
そのためには、組織の仕組みとして強制的に休業日が必要。これがこの作品のテーマなのかな?
幼少のなーんにもしなくて良いプー達のような過ごし方は、相対社会に一度足を踏み入れると二度と戻れない貴重な時間だけれど、その時期に培う創造力発想力、更には子供の頃のような過ごし方を時折取り入れられる力が、社会を生き抜くのに一番必須だったりするよなぁと大人になってしみじみ思う作品。
ユアンマクレガーはスターウォーズといい挟まれ役がよく似合う。前半は顔の上半分に皺が集まりしかめっ面、プー達の敵ズオーを自作自演で退治し幼少期の気持ちを取り戻してからは、一気に顔の上半分が緩み、下半分がよく動く柔らかい表情。表情の演技がとても上手くて、すごかった。
え?それって、解決になってないのでは?
業績悪いからコストカットを命じられたクリストファーロビン。解決策として有給休暇を与えて、旅行カバンを利用する客層を広げる提案をしてたけど、それって根本的な解決にはなっていないのでは? と思う。
たしかに、旅行カバンを使う人は増えるかもしれないけど、そのために会社がお金を払って休みをあげていたのでは、支出の方が大きいのでは?と思う
旅行カバンの売上アップ < 有給休暇による損失
ま、そんなこと気にするような映画ではないけどね(笑)
プーさんメンバーはいつも楽しそうでイイね。
この映画をみてから、よく娘にイーヨーのモノマネをして遊んでいます。
大人になるってどういうことだい?
Blu-rayで鑑賞(吹替)。
原作は未読です。
幼い頃「くまのプーさん」のVHSを持っていて、親と観たことを覚えています。独特なキャラクターたちの騒動に癒されると共に、クリストファー・ロビンの優しさが好きでした。
あの頃から時は経ち、私もいつの間にか大人の仲間入りをしていました。だからこそ、描かれていたことが沁みました。
「くまのプーさん」の実写版ですが内容は大人向け。社会の荒波に揉まれている人に捧げられた作品だと思いました。
仕事に追われ、休みも無く、愛する家族との間に微妙な距離が出来てしまった大人のクリストファー・ロビン。そんな彼の前に子供の頃の親友プーが現れ、物語が始まりました。
100エーカーの森を離れた後、様々な経験を経た彼は、愛する家族を幸せにすることを目標に仕事に打ち込む日々を過ごしますが、次第に大切な何かを見失っていました。
プーの自由な行動や言動にイライラし、怒りをぶつけてしまうクリストファー・ロビン。それを観た時、「これが大人なのか」と…。私も余裕を失っていないかと悲しくなりました。
プーたちは実写になっても、いやはや癒される。
ぬいぐるみのモフモフ感が堪りませんでした。なので、ユルさ・かわいさが変わっていないだけに、余計辛かったです。
私が彼らへ注ぐ視線に、少しだけ世知辛いものの混じり、言動にイラッと来る自分を見出だしてしまったことが…
そんな中、クリストファー・ロビンが彼らを見つめる目が少年の頃に戻っていく様がイキイキしていて、変化に引き込まれました。この目線、この心持ちを忘れてはいけないと思いました。彼らへ温かい目を向けることが出来なければ、このままではいつの間にか人間が荒んでしまうかも、なんて…
プーの言葉には哲学的要素があり、ハッとさせられることしばしば。「大切なものが入っているそれは、風船よりも大事なものなの?」「何もしないをしているよ」―これかと思いました。なんて深いんだろう。立ち止まって、一息吐いてみる。すると今まで見えていなかったものが見えて来る。忘れていた想いも…。そこに幸福への近道があるのかもしれない。
邦題ですが、わざわざ「大人になった」をつけているのが切ない。忙しなく変わる世の中で様々なことに直面し、何かを落っことしてしまうのが大人だとしたら、あまりにも悲しい…
自分自身を見失わないように注意すれば、自然とどうすれば良いかが見えてくるのかもしれない。「何もしない」の精神を忘れないことが大事だな、と…。肝に命じます。
※修正(2023/04/03)
心疲れている人に見て欲しい
本当に大人になるってなんでしょうね。
映画として主人公目線で見れば、主人公が悪いのではなく上司がカスなだけだけど、現実的に割とある事なんですよね(笑)でももうこれが現実だと語っている時点で主人公と同じ、もうあの頃には戻れない様な寂しさは感じます。それでもプーと主人公が仲直りする瞬間は泣けました。ストーリーは流石ディズニーですね、誰が見ても分かりやすいとゆうか感動するんじゃないでしょうか。ただ個人的にはもう少しストーリーにヒネりとゆうか、深い要素があっても良かったかもです。
親子で見ました。
Pooh好きの私が赤ちゃん時代から仕込んだお陰で子供たちもPoohが大好き。
今ではもうティーンエイジャーになってPoohを見ることも減りましたが、久しぶりに家族で観賞しました。特にイーヨーの登場シーン(流されてくるところ)が大好きです。川は超浅いし(^^;
あちこちに色んなお話のシーンやセリフが散りばめられていて、Pooh好きにはたまりませんでした。
このPoohさんのぬいぐるみ欲しいなぁ。
かわいい仲間たち!
男は大変。家族を支える為に仕事を頑張って、仕事でも上司に仕事を押し付けられて、板挟みになって。
大切な時間を忘れて、プーがやってきた!
プーさんが友達やめていいよと言って、いなくなってからは切なくて
そこからラストまで感動が怒涛の展開になった!
自分の子供にもプーさん達のぬいぐるみとビデォを見せたい!
80点
実写ディズニーの中で
アリスインワンダーランドと
同じぐらい面白かった
吹き替えで見たほうが馴染みがあり
おもしろいと思えた!ただ堺雅人は
堺雅人が出てきすぎるw
普通に家族と子供の頃の純粋な気持ち
素敵な感性をいつまでも忘れないようにやね
最初は長々と
クリストファロビンが大人になった経緯や仕事に追われるシーンが淡々と流れる感じ。
その間、プーはクリストファロビンに会いに行ってるだけで全く展開が進まなかった。
中盤には、クリストファロビンがロンドンに来たプーを家に返すために森へ。
そこから、ズオウと戦ってプーと和解して少し子供時代を、大切なものを見つめ直す。
終盤は娘も奥さんも巻き込んで、会社に乱入!
何もしないことが何かに繋がる。
ぎゃふんと言わせてthe end.
ちょーっと序盤が長かったのと、最後のギャフンが弱めなのと、思うところはあったけど...面白かった!
ピグレット、イーヨー、タイガー、そしてプー!
ヌイグルミ感が凄かったww
でも、懐かしいし、キャラもそのままで楽しくみれた♫
これ観たらフックを観たくなってきちゃったww
誰の心の中にもある100エーカーの森と、友達
『くまのプーさん』が初めて実写映画に!
最初聞いた時、驚いたもんだ。
実写であの温かな雰囲気、世界観、愛さずにはいられない森の友達の魅力を表現出来るのか。
案の定、予告編が解禁された時、少々ドン引いてしまった。
プーたちはぬいぐるみ。ちゃんとぬいぐるみが動き、確かに間違ってはないんだけど…、う~ん…。
アニメのメルヘンさには程遠い。
なので、非常に気になりつつも、なかなか後一歩、足が劇場に赴かなかった。
賛否両論、ちょっと違う、ここがヘン…は仕方ない。
だって本作は、皆が知ってる『くまのプーさん』の数々のエピソードを実写化したのではない。
オリジナルの後日談。
大人になったクリストファー・ロビンの物語。
最初はショックで悲しい話。
クリストファー・ロビンとプーたちの別れ。
クリストファー・ロビンも子供時代にサヨナラを言う時が。
クリストファー・ロビンだっていつまでも子供で居られる訳じゃない。成長していく。それは当然の事なのだ。
が、寄宿学校に入り、父を亡くし、家族を支える事になり、辛い現実を目の当たりにする。
幸せな出来事も。妻との出会い。娘の誕生。
しかし、現実は辛い事の方が多い。
戦争へ。帰還後、就職する。
必死に働く。幸せの為に。責任あるポストにも就く。
いつの間にか、クリストファー・ロビンもありがちな大人になってしまっていた。
働き過ぎて、働き過ぎて、幸せを見失っていた。
家族を愛してはいるが、仕事を優先してしまい、ろくに相手をしてやれない。娘の意思より、高等教育を受けさせる。
笑顔も失い、あのクリストファー・ロビンが、全く面白味の無い大人に…。
そして、すっかり忘れてしまっていた。決して忘れないと誓った、あの森と友達の事を…。
そんなある日、クリストファー・ロビンの前に突然、あの森からこの世界へ、プーがやって来て…!
どれくらいの再会になるだろう。
楽しかった子供時代の思い出が瞬く間に思い出され…はしなかった。
変わらぬプーと、変わってしまったクリストファー・ロビン。
長い歳月、失ってしまったものは大きかった。
相変わらずのマイペースでおバカさんなプーに、イライラが募る。つい、辛辣な言葉も。
かつての親友を前にしても、仕事、仕事、仕事…。
「僕と再会出来て嬉しい?」と問われても、すぐに返答出来ず…。
嗚呼、こんな再会を見たくなかった…。
クリストファー・ロビンはプーを送り返す。再び、あの森へ。ところが…
100エーカーの森はこんな森だったか…?
霧が立ち込め、どんより薄暗い。
いつも迎えてくれた森の友達の姿も無い。
おそらく今の森の雰囲気は、楽しさを忘れた大人のクリストファー・ロビンの心情を表しているのだろう。子供の頃は、こんなんじゃなかった。
プーに頼まれ、森の友達探しを手伝う。
ピグレット、ラビット、ティガー、イーヨー、カンガ&ルー、オウル…皆と再会。
でも皆、大人になったクリストファー・ロビンを“ズオウ”と思っている。
でもこれは、あながち間違ってはいない。
彼らにとって、楽しさを忘れ、己の事しか考えない存在は、怖い怖い怪物なのだ。
皆を守る為、クリストファー・ロビンは“ズオウ”を追い払う。
まるで子供の頃のように。無邪気に。
少しずつ、子供の頃の楽しさを取り戻す。
やはり、クリストファー・ロビンはクリストファー・ロビンだった。
まだ、この森には自分の居場所がある。
まだ、森の友達は自分の事を迎えてくれる。
本当の“再会”に心が温かく満たされる。
森に会社の大事な書類を忘れてしまったクリストファー・ロビン。
これが無いと、クリストファー・ロビンは“ヒイタチ”に食べられてしまう…!
それを届ける為、後半はプーたちがまたまたこちらの世界へ。
そこで、クリストファー・ロビンの娘と出会って…。
プーたちの“ロン・ドン”での“トン・ケン”。
とんちんかんな言動のプーだが、時々その台詞が心に響く。
数十年振りの再会でも、「君は変わらない」。
人生の迷子と言うクリストファー・ロビンに対し、「僕が見つけた」。
仕事に忙殺されるクリストファー・ロビンに、「それって、風船より大切なもの?」。
でもやはり一番は、“何もしない”をする。
一見何言ってんだか分からないが、よくよく考えてみれば、深い台詞。
世の中、皆、何かをするのに必死。
ついつい、大切なものを忘れがちに。
時々でもいいから、ほんのひと時でもいいから、立ち止まって、何もしないをすれば、最高の何かに繋がり、大切なものを再発見出来る。
この台詞を最初に言ったのはプーじゃなく、クリストファー・ロビン。
大人になったクリストファー・ロビンは後にこの台詞を否定する台詞を言う事になるのが皮肉。
本作は本当に、クリストファー・ロビンが自分自身や今の自分の人生を見つめ直し、改めて大切なものに気付く物語なのだ。
最初は違和感あった実写プーたちだが、次第に違和感無くなってくる。
本当にぬいぐるみのプーたちが動くと、こんな感じなんだろうね。
ユアン・マクレガーも好演。
吹替で鑑賞。
プーたちはお馴染みの声。
でもユアンの声はあの人気俳優で、どうしても顔がちらつく。
話はディズニー印のハートフル・ファンタジー・ストーリーなので、予定調和と言ったら予定調和。
最後、クリストファー・ロビンは家族との関係を取り戻し、仕事も上手く行き、プーたちともずっと仲良し…と、何処までも都合いい。
前半の苦さと後半の温かさの差が激しく、ハッピーエンドも悪くないけど、出来れば後半も大人になってしまう事は仕方ないほろ苦さも少しあって良かったと思う。
それから、プーと100エーカーの森は、言ってしまえば、クリストファー・ロビンの子供の頃の空想上の世界と友達。それは誰にだってある筈。だから本音をぶちまけてしまうと、プーたちが現実世界に現れて欲しくなかった。夢が、大切な思い出が、急に現実になったようで…。娘が、父の子供の頃に触れ、新しく友達になるのは心温まっていいが。
最後、ズル賢い“ヒイタチ”をぎゃふんと言わせるのは胸がすく。
トータル的に、当初のイメージより、思ってた以上に良かった。
子供の頃、クリストファー・ロビンはプーたちと仲良く楽しく遊び、困った事があれば助けた。
そして大人になった今…、今度はプーたちがクリストファー・ロビンを助ける。
アニメだろうと実写だろうと、プーはプー。皆は皆。クリストファー・ロビンはクリストファー・ロビン。変わらない。
大人になり、大切なものを忘れ、失ってしまうのは仕方ないのない事。
でも、時々何もしないで、思い出してみて。
アナタの周りには大切な存在が居て、
あの森で、ずっといつまでも迎えてくれる。
何もしない事が忙しいのは難しいです。
公開されてからかなり経ちますが、公開終了ギリギリでやっと観賞。
字幕版がやってなかったので吹き替え版で観賞しました。
感想はと言うと、まあまあですが、ほっこり出来るし、観て良かったです。やっぱりディズニー作品は観ると幸せな気分になりますね。
ただ、割りとワーカーホリックには耳の痛い話ですw
100エーカーの森でプー達と遊んだ日々から数十年。大人になったクリストファー・ロビンは仕事に追われて、家族との交流もままならない日々を過ごす毎日。そんな時に突如プーが訪ねてきて、戸惑いを感じながらも忘れかけていた気持ちを取り戻していく…とは言っても、大人になれば、そんなもんだとある程度納得しているので、今更子供の頃の気持ちと理屈を出されても些か困る事ってある訳ですよw
純粋だったクリストファー・ロビンも寄宿舎に入り、競争やいじめ、いろんな現実との直面。あげくの果てには戦争に行って、厳しい会社で日々業務に追われる。
勿論家族の為なのに、家族とはすれ違い、苛立つ気持ちは分かります。
なので、突如やってきたプーに苛立ちを感じるのも十二分に分かる。
忙しいのに蜂蜜で周りを汚して、のほほんとしているw 純粋だけど、プーの言動と行動は手間がかかる感じ。
でも、100エーカーの森に帰って、プーがロビンに“僕も捨てたの?”“さよなら”と言った時は結構衝撃的で捨ててるつもりはないけど、そう見えるし、そう思われてるんだなぁと思うと、何の為に頑張ってるんだろう…となりますよね。
あのシーンはホント、キュンとなると言うか切なくなりました。
だから、会社と仕事に追われる事が決して良い訳ではないので、観賞中も“仕事やからしゃあないやん。大人なんやから”と思いながらも“ONとOFFの折り合いをつける事はやっぱり大事”と改めて思わせてくれます。
後半からの娘のマデリンとプーが出会ってからテンポが良くなって、急に面白くなります。
ただ、ラストのコストカットの辺りは取って付けた感じが多々ありとロビンの吹き替えを担当した堺雅人さんの吹き替えに終始違和感が拭えなかった。個性の強い役者さんが吹き替えを担当すると、どうしても個性が際立ってしまうので、最後までユアン・マクレガーのクリストファー・ロビンではなく、堺雅人さんのクリストファー・ロビンでしたw
大人の理屈で観ると“そんなに社会は甘くねえよ”と考えてしまいますが、仕事に翻弄されまくる人生に意味はやっぱり無いと思うので、仕事だけの人生ではなく、ONOFFをつける為に余暇を確りと入れる事を確りと考える事を改めて教えてくれます。
ただ、「何もしない事が忙しい」は禅問答みたいに思ってしまうので、それを実行するのはなかなか難しい。
公開終了ギリギリでしたが、観て良かったと思いました。
プーさんの動きが可愛すぎる
イブリンが言った言葉
『あなたの仕事と結婚したんじゃないわ、人生はあなたの目の前で起こっているのよ』
プーさんの言葉
『何もしない、は最高の何かに繋がっている』
『(クリストファーロビンを見て)少しシワがあるけど、何も変わってないよ』
なんとも癒され、キュンとする映画でした♪
最高でした(*´艸`*)
全65件中、1~20件目を表示