「結局のところお父さんと娘の話」アントマン&ワスプ よねさんの映画レビュー(感想・評価)
結局のところお父さんと娘の話
アントマンことスコットは2年前のアベンジャーズの内戦に参加したことからFBIの監視下で自宅軟禁中。あと3日で自由の身となる日にアントマンスーツの開発者ハンク博士と娘のホープから極秘の計画への協力を求められ渋々引き受けたスコットはハンクらと行動を共にするが、彼らの前に姿を自在に消すことが出来る謎の女が現れる。
前作同様今回もギャグの絨毯爆撃。アリンコ大から円谷スケールまで船酔いするくらいにスケール感が切り替わる映像は見事に計算され尽くした3D効果によって研ぎ澄まされていて『ミクロの決死圏』、『ブリット』、ウルトラセブンの『ウルトラ警備隊、西へ』という全く共通項のない60'sオマージュも目一杯ぶち込んだジャンクでデタラメで痛快な作品に仕上がっています。
エンドクレジットの映像もアントマンの世界観をガッツリアンプリファイしたオマケで構成されていてもう眼福以外の何物でもないです。それでいて実に奥行きのある父と娘の物語にもなっているので少なくとも年頃の娘を持つお父さんは全員観るべきです。
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