「亡くなった大谷さんが残してくれたチーズに何を思う。」そらのレストラン 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
亡くなった大谷さんが残してくれたチーズに何を思う。
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北の大地に、住むということは、雄大な自然に直接寄り添い語り合うこと。北の自然は、時に厳しく時に優しく北の大地に住むということは、自然と語らいや調和を大切にして生活していることがよく判る。
こと絵が「雑誌の切り抜き」をたよりに設楽牧場に、足が向かせたのは大地に魅せられらた雄大で厳寒の冬の寒さという自然の力ゆえのこと。
突然原因不明で亡くなった大谷の工房に残されたチーズ。大谷は受注生産でないと生産しないという。たった一片だけ残された製造日の記載されているチーズを見つけた亘理。10年前の思い出が、さっと脳裏に蘇る。大谷の設楽への温かい気持ちが涙を誘う。せたな町が、UFOなんかではなく、温かい人の気持ちに包まれた作品に仕上がっている。
なぜ「こと絵」がこの町に住みたくなったのか。等々。季節に沿って描かれてはいるが、話の展開は、もう少し深く丁寧に描いていれば、せたな町や住人の温かさが伝わったと思うのだが。
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