「あーこれはアメコミ映画なんだ。」ヴェノム トモ・メイサイさんの映画レビュー(感想・評価)
あーこれはアメコミ映画なんだ。
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正直ネタバレという形式にはしたものの、大してネタバレは書こうという気持ちはないんですよね。
ヴェノムは、
・基本、悪人のみを殺します(一般人は巻き添えにはなるけれど直接的な被害は無い、またSWATにも襲撃されるがヴェノムが殴り倒している程度なので気絶している印象)
・食べたいと思った人間は、残さず美味しくいただきます(これも悪人限定)
・何か判らないことはあれば宿主であるエディ・ブロック(トム・ハーディ)と必ず相談して訊きます。
・エディが正義感のある人間だったから、色々と影響を受けて少なからず善にはなります。
ポスターには『最悪』なんてフレーズが出てましたが、『最悪』というか、映画の終わりには『良い子』という印象が…まぁ『ダークヒーロー』という売り込みで映画デビューなので、そうなってしまうのも仕方ないけど、物足りないと感じる。
もう一つ物足りないという点はこの映画のレーティング、PG13指定では物足りない。
ヴェノムがあれだけ暴れて、出血も無ければ、千切れた腕や脚の断面図描写が無いのはやっぱりどこか物足りない。最初からR15指定にしても良かったとは思うが、そうしたらスパイダーマンとの共演が無くなったしまう危険もあるんだよなぁ…。
物足りなさは自分の中で『これはアメコミ映画なんだ、フィクションなんだ、だから仕方ない』と納得させて、落ち着かせるしかない点と、マーベル映画作品の『エンドクレジットを最後まで見てください』は、今回はヴェノム本編とは無関係だった点でマイナスの星3つ半で。
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