「自分がどれだけ愛されていたか」トラさん 僕が猫になったワケ ぽーちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
自分がどれだけ愛されていたか
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トラさん、ダメ夫が事故で亡くなって猫の姿で戻ってくる、という話よりまず先にあの北山宏光さんの猫の姿のインパクトの強さ。どうなるのか…下手したら…なんてことも思いましたが、全部吹っ飛びました。いつのまにか人間の変わり果てた姿ということも受け入れてたし、人間からは猫にしか見えてないんだなと。その上でスズオの気持ちが伝わらないもどかしさは切なかったです。スズオ自身もこの姿にならなければ愛してくれる家族の大切さに気づかなかっただろうなあ。スズオが「ダメ夫」なのに誰にも嫌われてない天才肌(?)なところも愛嬌があって好感が持てます。クライマックスから漫画を描くシーンはリアリティがあったし現実とファンタジーの配分も良かったです。上演時間の長さもちょうどいい!
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