「この冬最大の感動作」トラさん 僕が猫になったワケ 樹さんの映画レビュー(感想・評価)
この冬最大の感動作
猫の着ぐるみを着た男の話。一見コメディー映画だと思うかもしれないが、この映画は言ってしまえばシリアス映画である。事故で死んだ男が、猫となり現世に戻って家族の愛を知る。自分が残せるものは何か、家族とはどういうものなのか、着ぐるみの男が家族の大切さを身をもって教えてくれたような気がする。実際は着ぐるみなのではなく、猫スーツなのだという。確かに、見るにつれてどんどん猫スーツに違和感がなくなる。それは俳優北山宏光の演技の賜物なのかもしれない。私はこの映画を見て「この冬最大の感動作」と言っても過言ではないほど泣いた。もし見ようと思っている方は必ずハンカチかティッシュを持参することをオススメする。良い映画に出会うと気分も良くなるような気がする。笑えて泣けて最後にはどこか心がほっこりするような映画をぜひ劇場で見て欲しい。
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