「マルコヴィッチはいつも怪しい」アンロック 陰謀のコード kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
マルコヴィッチはいつも怪しい
ついついミスリーディングに引っかかったために、終盤は楽しく見ることができました。時間の短さもちょうどいい感じ。B級くさい邦題の割には有名俳優で固めてあるし、誰が内通者なんだ?という推理で頭を使う作品です。
テレビを盗むコソ泥として登場したオーランド・ブルーム。しかし、簡単に捕まり、改心して役に立つから手伝わせてくれ!と、こんな雰囲気だったから、ノオミ・ラパス同様、観てる者まで騙しちゃうんですね。
マルコヴィッチは絶対に怪しいと思わせておいて、通信TV画面で茶目っ気を見せたりする。後でよく考えたら、最初の警察が間違って突入して、直後に正しい場所を知るのもおかしかったよなぁと、すっかり騙されてしまってた。
内通者探しもアクションも楽しめる内容ではありますが、テロを中止することの潔さの裏腹にCIAがその中止を阻止するってのもあり得そうな話。アラブ人を悪くは描いてないのでかなり気を使ってる。まぁ結局、エージェント一人の目論見のように描かれてるけど、CIAやMI5が組織的にやってたらもっと凄い映画になったでしょうね。そっちの方が好みです。
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