「人の生きづらさ。自分のわからなさ。」生きてるだけで、愛。 にっくねーむさんの映画レビュー(感想・評価)
人の生きづらさ。自分のわからなさ。
まず内容や表現、全体を通して嘘っぽくなく、難しい心理描写が多いにも関わらず、優れた演技も相まって心がずっと動かされる作品でした。
ただただ感想を。
共に生きる理由をブルーのスカートとして部分的に表現されていたけど、どうしようもない、裏表のない生き様を指しているのかなと感じてしまって、私の個人的な言語化できていなかった感情を代弁してくれたようで、ひとつ納得させられました。
どうして感情を露わにしてしまうのかわからないと語られたシーンについて、自己をひた隠ししてしまう場合にもそのわからなさを感じていて、同じ苦しさを持っているから心に馴染むのかなと気づきを得ました。
キャラクターへの愛おしさが残る作品でした。
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